ダブルワーク・掛け持ちにおすすめのバイト25選!シフトに柔軟なバイトも紹介

「今の収入に少し上乗せしたい」「空いている休日だけ別の仕事をしたい」と考え、ダブルワークを検討している人もいるでしょう。
ダブルワークを無理なく続けるには、時給の高さだけでなく、本業と勤務時間が重ならないか、シフトを調整しやすいか、移動や準備に負担がかからないかを確認することが大切です。収入を増やせても、休息時間が足りず、本業や生活に支障が出てしまっては長く続けられません。
この記事では、単発バイトや接客・販売、夜勤、在宅ワークなど、ダブルワーク先の候補となる25の仕事を紹介します。自分に合う仕事の選び方や、税金・確定申告に関する疑問も解説します。
- ダブルワーク先の候補となる25の仕事と、それぞれの特徴
- 本業と無理なく両立できるダブルワークの選び方
- ダブルワークを始める前に確認したい勤務先のルールや税金
そもそもダブルワークとは?

ダブルワークに興味があっても、「どのようなはたらき方を指すのか」「副業や兼業とは何が違うのか」と疑問に感じる人もいるでしょう。ダブルワークは、2つの仕事を並行して行うはたらき方で、本業の収入を補ったり、空いた時間を有効活用したりする目的で選ばれています。ここでは、ダブルワークの基本的な意味と、選ぶ人が増えている背景を解説します。
2つの仕事を掛け持ちするはたらき方
総務省「就業構造基本調査」の数値を掲載した財務省の資料によると、副業者数は2012年の234万人から2022年には332万人へ増え、10年間で4割強増加しました。就業者に占める副業者の比率も、3.6%から5.0%へ1.4ポイント上昇しています。
一方で、副業にはアルバイトやフリーランス、短時間のスポットワークなど、統計で捉えにくい多様なはたらき方があります。財務省の資料では、調査によって異なる傾向が示されていることも踏まえ、副業者数の全体的な動向を「横ばい」または「緩やかな増加」と整理しています。
出典:副業の実態把握|財務省
また、シェアフルユーザーを対象とした賃上げ実態調査(有効回答数28,892件)では、78.8%が「生活費を補うために副収入が必要」と回答しました。スキマバイトをする理由としては「生活費補填」が38.5%で最も多く、本業の収入を補う現実的な手段として、ダブルワークやスキマバイトを選ぶ人がいることがうかがえます。
勤務日や時間を選びやすい仕事であれば、本業や家庭生活とのバランスを取りながら収入を増やしやすいでしょう。
出典:【2026年】賃上げ実態調査『シェアフル』スキマバイトリサーチ
ダブルワークと副業・兼業の違い
ダブルワーク・副業・兼業には、法律上統一された明確な使い分けがあるわけではなく、近い意味で使われることがあります。
一般的には、ダブルワークは、2つの仕事を並行して掛け持ちするはたらき方を指す言葉です。パートとパート、アルバイトと単発バイトなど、どちらが本業か明確に分けにくい場合にも使われます。
副業は、主となる本業があり、その仕事とは別に収入を得る仕事を指すことが一般的です。たとえば、会社員が休日にアルバイトをしたり、Webライターとして業務委託の仕事を受けたりするケースが該当します。
兼業は、複数の仕事や事業を並行して行う意味で使われます。厚生労働省などの公的機関では、「副業・兼業」とまとめて表記されることがあります。
呼び方よりも重要なのは、それぞれの仕事が雇用契約なのか、業務委託契約なのかを確認することです。契約形態によって、労働時間の管理方法や税金の計算、社会保険の取り扱いなどが異なります。
ダブルワークの主なはたらき方
ダブルワークには、次のような組み合わせがあります。
正社員+アルバイト
平日は正社員として勤務し、仕事が終わった後や休日にアルバイトをするはたらき方です。本業の勤務時間が固定されている場合は、夜間や土日だけ募集している仕事を選びやすいでしょう。
パート+パート
午前と午後、平日と週末など、勤務時間や曜日を分けて2つのパート先ではたらきます。両方の勤務先でシフトが変動する場合は、勤務希望を提出する時期も確認する必要があります。
アルバイト+単発・スキマバイト
定期的なアルバイトを続けながら、予定が空いた日だけ単発・スキマバイトを入れる方法です。収入を増やしたい月だけ勤務日を追加するなど、予定に合わせて調整しやすい組み合わせです。
会社員+フリーランス・業務委託
会社員として勤務しながら、Webライターや動画編集、デザインなどの案件を受けるはたらき方です。作業時間を自分で決めやすい一方、報酬や納期の管理、確定申告などを自分で行う必要があります。
このほかにも、早朝の新聞配達と日中の仕事、夜勤と在宅ワークなど、勤務時間が重ならない仕事を組み合わせる方法があります。ただし、収入だけを基準にせず、睡眠や休息を確保できる組み合わせかどうかも考えましょう。
おすすめのダブルワーク先候補25選
ダブルワーク先を選ぶ際は、仕事内容だけでなく、勤務できる曜日や時間、シフトの提出方法、通勤時間を確認することが大切です。
ここでは、単発で応募しやすい仕事から、接客・販売、夜勤、在宅ワークまで、ダブルワーク先の候補となる25の仕事を紹介します。
好きな日・週1ではたらきやすい単発のバイト
単発バイトは、1日単位や短期間で勤務できるため、本業の休日や予定のない日だけはたらきたい人に向いています。
ただし、毎回希望する日に求人があるとは限りません。安定した収入が必要な場合は、定期的なアルバイトと組み合わせる方法も検討しましょう。
軽作業・ピッキング
軽作業・ピッキングは、倉庫内で商品を集めたり、配送先ごとに仕分けたり、梱包したりする仕事です。
単発・短期の募集があり、接客が少ない求人も見つかります。作業手順が決められている職場では、未経験から始めやすいでしょう。
一方で、広い倉庫内を歩き続けたり、重い荷物を運んだりする場合があります。商品の重さや空調の有無、作業時間を確認して選びましょう。
イベントスタッフ
イベントスタッフは、ライブやスポーツイベント、展示会などの会場で、設営・撤去、受付、案内、グッズ販売などを行います。
土日や祝日に開催されるイベントが多く、本業が平日勤務の人でも予定を合わせやすい仕事です。イベントごとに勤務地や業務が変わるため、さまざまな現場を経験できます。
ただし、勤務時間が長くなったり、屋外で作業したりする場合があります。終了時刻が予定より遅れる可能性も考え、本業の前日には入れないなどの調整が必要です。
試験監督
試験監督は、試験会場の設営や受験者の受付、問題用紙の配布・回収、会場内の巡回などを行う仕事です。
試験日に合わせた単発募集が多く、土日だけはたらきたい人にも向いています。業務中は決められた手順に従うため、落ち着いて正確に行動できる人に適しています。
集合時間に遅れると試験運営に影響するため、時間管理が重要です。会場によっては長時間立ったまま監督することもあります。
塾講師
塾講師は、小学生から高校生までの生徒に、個別または集団で教科を指導する仕事です。
授業は夕方以降に行われることが多いため、日中の仕事と組み合わせられる場合があります。得意な教科や受験経験を活かしたい人にも向いています。
一方で、毎週同じ曜日に授業を担当する求人も多く、急なシフト変更が難しい場合があります。授業時間だけでなく、準備や報告書作成にかかる時間も確認しましょう。
引っ越しスタッフ
引っ越しスタッフは、家具や家電、段ボールなどを運び、トラックへの積み込みや搬入を行う仕事です。
繁忙期や土日を中心に単発募集があり、空いている日に収入を増やしたい人に向いています。体を動かすことが得意な人であれば、経験がなくても挑戦しやすいでしょう。
荷物を持って階段を上り下りするなど、体力を使う仕事です。翌日の本業に疲労を残さないよう、勤務時間や担当する作業を確認しましょう。
品出し・商品カウント
品出しは、店舗の棚へ商品を補充し、売り場を整える仕事です。商品カウントは、専用の端末などを使って店舗や倉庫の在庫数を確認します。
開店前の早朝や閉店後の夜間、棚卸しを行う特定の日だけ募集されることがあり、本業と時間を分けやすい仕事です。接客が少なく、黙々と作業できる求人もあります。
早朝・深夜の勤務では生活リズムが崩れやすいため、本業の始業時刻や帰宅後の睡眠時間も考えて応募しましょう。
シフトの融通が利きやすい接客・販売バイト
ただし、店舗によっては曜日や時間を固定したシフトが求められます。応募前に、週の勤務日数やシフト変更の期限を確認しましょう。
コンビニ
コンビニでは、レジ、品出し、清掃、商品の発注、宅配便や公共料金の受付などを行います。
24時間営業の店舗では、早朝や深夜など、本業と重ならない時間帯を選べることがあります。店舗数が多いため、自宅や勤務先の近くで探しやすい点もメリットです。
一方で、短い時間に複数の業務を進める必要があります。忙しい時間帯や一緒にはたらく人数、研修体制を確認しておくと安心です。
スーパー
スーパーでは、レジ、品出し、総菜の調理補助、商品の加工、清掃などを担当します。
早朝の品出しや夕方以降のレジなど、部門ごとに勤務時間が分かれている場合があります。担当業務が限定されていれば、本業後の短時間勤務にも合わせやすいでしょう。
生鮮食品や総菜部門では、衛生管理や身だしなみのルールが設けられています。勤務時間だけでなく、担当部門の仕事内容も確認しましょう。
ドラッグストア
ドラッグストアでは、レジ、品出し、清掃、商品の案内などを行います。
店舗によっては夜まで営業しており、平日の夕方や土日に勤務できる求人があります。日用品や化粧品に関する知識を身につけられる点も特徴です。
医薬品に関する案内は資格を持つスタッフが担当するなど、業務範囲が分かれている場合があります。資格の有無にかかわらず応募できる仕事か確認しましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは、給油の案内、会計、洗車、清掃、車両の誘導などを行います。
営業時間が長い店舗では、早朝や夜間、土日を中心に勤務できることがあります。セルフサービス式の店舗では、給油操作の監視や利用者への案内が中心となる場合もあります。
屋外での業務が多いため、暑さや寒さへの対応が必要です。車に関係する資格を取得すると、担当できる業務や手当が増える可能性もあります。
漫画喫茶・ネットカフェ
漫画喫茶・ネットカフェでは、受付、会計、店内清掃、飲食物の補充、個室の片付けなどを行います。
深夜や早朝のシフトがあり、日中の本業と組み合わせられる場合があります。混雑が落ち着いている時間帯は、清掃や備品管理を中心に進める店舗もあります。
ただし、利用者からの問い合わせや機器トラブルへの対応が必要です。深夜勤務の場合は、翌日の本業まで十分に休めるか確認しましょう。
カフェ
カフェでは、注文受付、会計、ドリンクや軽食の調理、食器の片付け、店内清掃などを行います。
早朝営業の店舗や土日に混雑する店舗では、本業の前や休日に勤務できる場合があります。接客や飲食店の経験を身につけたい人にも向いています。
朝や昼の混雑時間には、スタッフ同士で声を掛け合いながら作業する必要があります。短時間勤務が可能か、固定シフトかどうかを確認しましょう。
ファミレス
ファミレスでは、客席を担当するホールスタッフと、調理を担当するキッチンスタッフに分かれていることが一般的です。
営業時間が長く、夕方以降や土日のシフトを選べる求人があります。接客を少なくしたい場合は、キッチンを希望する方法もあります。
ランチや夕食の時間帯は忙しく、複数の注文を同時に進める必要があります。本業後に勤務する場合は、無理のない勤務時間に抑えることが大切です。
夜や土日にはたらきやすい飲食バイト
飲食店は、会社員や学生が来店する夕方以降や土日に人手を必要とすることがあります。日中の本業と勤務時間を分けやすく、まかないなどの制度が設けられている店舗もあります。
一方で、閉店作業によって退勤時刻が遅くなることがあります。翌日に本業がある場合は、終電や睡眠時間まで確認しましょう。
居酒屋
居酒屋では、注文受付、料理や飲み物の提供、調理補助、食器洗い、閉店後の清掃などを行います。
夕方から深夜にかけて営業する店舗が多く、本業の勤務終了後にはたらける場合があります。週末を中心に人手を募集する店舗もあるため、平日に本業がある人にも選択肢となります。
ただし、金曜日や土曜日の夜は忙しく、複数の業務を同時に進める場面があります。ホールとキッチンのどちらを担当するのか、終了時刻が前後する可能性があるかを確認しましょう。
ラーメン店
ラーメン店では、注文受付、料理の提供、簡単な調理補助、食器洗い、店内清掃などを行います。
メニューや作業手順が比較的絞られている店舗では、仕事を覚えやすい場合があります。夜間や土日に営業する店舗も多く、本業後や休日に勤務しやすいでしょう。
一方で、店内が暑くなりやすく、立ち仕事が続きます。混雑時は注文から提供までのスピードも求められるため、体力面を含めて検討しましょう。
高時給で効率よく稼げるバイト
専門的な対応が必要な仕事や、夜間・土日に人手を必要とする仕事には、比較的高い時給が設定される求人もあります。
ただし、高時給でも、勤務時間が長い、精神的・身体的な負担が大きい、研修や資格が必要といった場合があります。時給だけでなく、実際の業務内容を確認しましょう。
コールセンター
コールセンターでは、利用者からの問い合わせに答える受信業務や、商品・サービスを案内する発信業務などを行います。
短時間シフトや土日勤務を募集している職場があり、本業と予定を合わせられる場合があります。マニュアルや研修が用意されている求人では、未経験から始めやすいでしょう。
一方で、相手の話を聞きながら内容を記録し、適切に案内する必要があります。発信・受信のどちらなのか、販売目標があるか、クレーム対応を含むかを確認しましょう。
警備員
警備員は、施設内の巡回や出入口の確認、工事現場や駐車場での誘導、イベント会場の安全管理などを行います。
夜間や土日、単発の募集があり、本業の休日に合わせられる場合があります。夜勤や長時間勤務の求人では、日中の仕事より高い収入を得られる可能性もあります。
仕事内容によって、屋外で長時間立つ場合や、緊急時の対応が必要な場合があります。勤務地、勤務時間、休憩の取り方、研修日程を確認しましょう。
夜間受付
夜間受付は、ホテルや病院、オフィスビルなどで、来訪者の受付、電話対応、鍵の管理、館内の確認などを行う仕事です。
来訪者が少ない時間帯は、受付や待機を中心に進める職場もあります。日中の本業と勤務時間を分けやすい点が特徴です。
ただし、急な来訪や設備トラブルなどがあった場合には、落ち着いて対応しなければなりません。仮眠の有無や一人体制かどうか、緊急時の連絡方法を確認しましょう。
パチンコ店
パチンコ店では、店内の案内、遊技台の清掃、景品交換、店内の見回りなどを行います。
遅い時間まで営業している店舗があり、夕方以降や土日を中心に勤務できる場合があります。接客業のなかでは、比較的高い時給が設定されている求人も見つかります。
一方で、店内の音が大きく、立ったまま移動する時間が長くなります。担当業務や店内環境を確認したうえで応募しましょう。
介護スタッフ
介護スタッフは、高齢者施設などで、食事や移動の補助、見守り、清掃、レクリエーションの準備などを行います。
早朝・夜間・土日を含む複数のシフトがある施設では、本業と重ならない時間帯を選べる場合があります。資格や経験を活かせる求人のほか、介護補助など未経験者向けの仕事もあります。
ただし、利用者の安全に関わる仕事であり、体力や注意力が必要です。資格によって担当できる業務が異なるため、仕事内容と研修体制を確認しましょう。
自宅で自分のペースでできる在宅ワーク
ただし、アルバイトではなく業務委託契約となる案件もあります。業務委託では労働時間に応じて賃金が支払われるとは限らないため、作業量、納期、報酬、修正範囲を事前に確認しましょう。
Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事や商品説明などを作成する仕事です。情報収集、構成作成、執筆、修正などを行います。
納期までに作業を終えればよい案件では、本業の予定に合わせて作業時間を決められます。文章を書くことが好きで、自分でスケジュールを管理できる人に向いています。
報酬は文字数や記事数、作業範囲によって異なります。執筆だけでなく、画像選定や入稿まで含まれていないか確認しましょう。
データ入力
データ入力は、申込書やアンケート、商品情報などを、指定されたシステムや表計算ソフトへ入力する仕事です。
業務の指示が明確であれば、自宅で一人で進められる案件もあります。タイピングが得意で、数字や文字を正確に確認できる人に向いています。
「データ入力」と記載されていても、電話対応や資料作成が含まれる求人があります。仕事内容に加え、貸与端末の有無や個人情報の取り扱いルールも確認しましょう。
動画編集
動画編集は、撮影済みの映像をつなぎ、不要な部分を削除したり、テロップや音楽を加えたりする仕事です。
データの受け渡しから納品までオンラインで完結する案件もあり、本業後や休日に自宅で作業できます。編集ソフトを扱える人や、細かな調整を続けられる人に向いています。
動画の長さや編集内容によっては、想定以上の作業時間がかかる場合があります。納期、修正回数、素材の状態を確認してから受注しましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトや広告用バナー、ランディングページなどのデザインを制作する仕事です。
制作中は一人で作業する時間が長く、在宅で対応できる案件もあります。本業で身につけたデザインや制作ツールのスキルを活かせるでしょう。
クライアントとの打ち合わせや修正対応は必要です。制作物の用途、サイズ、納期、修正範囲、制作実績として公開できるかどうかを確認しましょう。
アンケートモニター
アンケートモニターは、スマートフォンやパソコンを使って、商品やサービスに関するアンケートへ回答する仕事です。
移動中や休憩時間など、短い空き時間を活用できます。勤務日時が固定されていないため、予定に合わせやすい点が特徴です。
一方で、1件当たりの報酬が少額の案件も多く、毎月安定した金額を得られるとは限りません。ダブルワークの中心にするより、空き時間で少額の収入を得る方法として考えるとよいでしょう。
自分に合うダブルワークを選ぶには?

本業の繁忙期や残業の有無、通勤時間、家庭の予定も踏まえ、無理なく継続できる仕事を選びましょう。
シフトに柔軟性があるか確認する
ダブルワーク先を探す際は、勤務できる曜日や時間だけでなく、シフトをいつまでに提出するのか、提出後に変更できるのかも確認しましょう。
本業の勤務時間が毎月変わる場合、曜日固定のアルバイトでは予定を合わせにくくなります。シフト希望を短い間隔で提出できる仕事や、勤務日を自分で選べる単発・スキマバイトであれば調整しやすいでしょう。
本業とダブルワーク先の両方で雇用契約を結んでいる場合は、複数の勤務先における労働時間を通算して管理する考え方があります。厚生労働省も、副業・兼業によって長時間労働にならないよう、労働時間や健康状態を管理する必要性を示しています。
出典:副業・兼業|厚生労働省
両立を重視するなら、短時間・週1勤務が可能か面接で確認する
求人に「週1日から」「短時間勤務可」と記載されていても、すべての曜日や時間帯で希望が通るとは限りません。
応募時や面接では、次の内容を具体的に伝えましょう。
- 本業の勤務曜日と時間
- ダブルワーク先で勤務できる曜日と時間
- 月に勤務できる日数
- 残業やシフト変更への対応範囲
採用された後に勤務条件が合わないと判明すると、双方の負担になります。本業があることを前提に、継続できる勤務条件を事前にすり合わせることが大切です。
希望収入からはたらく時間を逆算する
ダブルワークで毎月いくら増やしたいのかを決め、必要な勤務時間を逆算しましょう。
必要な勤務時間の目安は、次の考え方で求められます。
希望する月収÷時給=1か月に必要な勤務時間
ただし、給与から所得税や社会保険料などが差し引かれる場合があるため、計算した金額がそのまま手取りになるとは限りません。
また、扶養に入っている人は、本人の税金だけでなく、家族の控除や社会保険の被扶養者認定、勤務先の家族手当などに影響する可能性があります。年間の収入見込みも確認しながら勤務時間を決めましょう。
時給だけでなく移動や準備の負担も見る
時給が高くても、勤務地までの移動時間が長い場合や、交通費が支給されない場合は、実質的な負担が大きくなります。
たとえば、短時間勤務のために往復で長時間移動すると、自由に使える時間が減ってしまいます。在宅ワークでも、事前の打ち合わせや修正対応に報酬が含まれない場合があります。
仕事を比較する際は、次の時間や費用も含めて考えましょう。
- 往復の通勤時間
- 着替えや業務準備にかかる時間
- 交通費や駐車料金
- 在宅勤務に必要な通信費やソフト代
- 業務時間外の研修や報告作業
受け取れる報酬だけでなく、その仕事のために拘束される時間全体を見ることが重要です。
ダブルワークが合いやすい人の特徴
ダブルワークは、収入を増やしたい人だけでなく、新しい仕事や分野に挑戦したい人にも適したはたらき方です。ただし、本業や生活に支障が出ないよう、自分の目的や使える時間に合った仕事を選ぶ必要があります。ここでは、ダブルワークが合いやすい人の特徴を紹介します。
空いた時間で収入を少し増やしたい人
ダブルワークは、毎月の生活費や貯蓄、趣味に使うお金などを少し増やしたい人に向いています。
特に、休日や本業後の数時間など、定期的に空いている時間がある人は、その時間に合わせて仕事を選びやすいでしょう。
ただし、最初から多くの勤務日を入れると、疲労によって続けにくくなる可能性があります。まずは月に数回や週1日など、負担の少ないペースから始めることが大切です。
新しい経験を今の仕事にも活かしたい人
本業とは異なる仕事を経験すると、新しい知識やスキルが身につく可能性があります。
たとえば、接客業では利用者への伝え方、Webライターでは情報収集や文章作成、イベントスタッフでは周囲と連携して仕事を進める力を学べます。
将来の転職や独立を考えている場合は、興味のある分野をダブルワークで経験し、自分に合うか確かめる方法もあります。ただし、本業で知り得た顧客情報や社内情報を副業で使用してはいけません。
予定管理が得意で休みを確保できる人
ダブルワークでは、本業と掛け持ち先の勤務日だけでなく、移動時間や家事、睡眠時間も管理する必要があります。
予定を入れられる日があっても、毎週休みなくはたらくと、心身の疲労が蓄積する可能性があります。勤務予定を立てる際は、何も仕事を入れない日を先に確保することも大切です。
また、本業が繁忙期に入ったときはダブルワークの勤務日を減らすなど、状況に応じて調整できる人ほど続けやすいでしょう。
ダブルワークについて、よくある質問(Q&A)

- Q1:ダブルワーク先の面接で掛け持ち予定は伝えるべき?
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ダブルワーク先から現在の勤務状況を尋ねられた場合は、正直に伝えましょう。
掛け持ちしていることを伝えれば、勤務時間の重複を避けたり、無理のないシフトを相談したりできます。面接では、本業の詳しい業務内容まで話す必要はありませんが、勤務できる曜日や時間、残業の可能性などを伝えることが大切です。
また、本業先の就業規則で、副業に関する届出や許可の手続きが設けられている場合があります。ダブルワーク先へ応募する前に、本業先のルールを確認しましょう。
厚生労働省のガイドラインでも、企業と労働者が副業・兼業の内容や労働時間を確認し、長時間労働や秘密情報の漏えいなどを防ぐことが示されています。
出典:副業・兼業|厚生労働省
- Q2:ダブルワークをすると税金や確定申告は必要になる?
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ダブルワークをしたからといって、すべての人に確定申告が必要になるわけではありません。給与を2か所から受け取る場合と、業務委託などで報酬を受け取る場合では判定方法が異なります。
給与を2か所以上から受け取っている人は、原則として1か所の勤務先で年末調整を受けます。給与の全部が源泉徴収の対象である場合、年末調整されなかった給与の収入金額と、給与・退職所得以外の所得金額との合計が20万円を超える人は、一定の例外を除き、所得税の確定申告が必要です。
出典:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人|国税庁
Webライターや動画編集などの業務委託で報酬を得た場合は、売上から必要経費を差し引いた「所得」で判断します。「収入が20万円」ではなく、必要経費を差し引いた所得金額である点に注意しましょう。
出典:No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合|国税庁
所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要になる場合があります。住民税の取り扱いや申告方法については、住んでいる自治体へ確認してください。
税金や申告の要否は、収入の種類や金額、控除の状況によって変わります。判断が難しい場合は、税務署や自治体の窓口、税理士などへ相談しましょう。
- Q3:在宅の仕事と外での勤務は組み合わせられる?
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在宅の仕事と外での勤務を組み合わせることは可能です。
たとえば、平日は会社へ出勤し、休日に自宅でWebライターや動画編集を行う方法があります。また、接客業の勤務日以外にデータ入力などを行う組み合わせも考えられます。
在宅ワークは通勤時間を減らせる一方、納期が近づくと作業時間が増える可能性があります。外での勤務日と在宅作業の締め切りが重ならないよう、作業予定を管理しましょう。
また、業務委託の在宅ワークでは、報酬の支払条件や著作権、秘密情報の取り扱いなどを契約前に確認することが大切です。
- Q4:週1日・週2日の勤務だけで、採用される?
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週1日・週2日の勤務でも採用される可能性はあります。
単発・スキマバイト、イベントスタッフ、試験監督、早朝の品出し、夜間の飲食店などは、限られた日数でも応募できる求人が見つかることがあります。
ただし、「週1日から」と記載されていても、土日のどちらかに勤務できる人や、特定の時間帯にはたらける人を優先している場合があります。
応募時には、単に「週1日希望」と伝えるだけでなく、毎週何曜日の何時から勤務できるのかを具体的に示すと、採用後の勤務イメージを持ってもらいやすくなります。
まとめ|ダブルワークは無理なく続けられる仕事から選ぼう
ダブルワーク先には、単発の軽作業やイベントスタッフ、夜間の飲食店、シフトを組みやすい販売職、自宅でできるWebライターや動画編集など、さまざまな選択肢があります。
自分に合う仕事を選ぶには、時給だけでなく、勤務時間、シフトの変更しやすさ、通勤や準備の負担、本業への影響を確認することが大切です。
また、本業先の就業規則や副業の届出方法、2つの勤務先を合わせた労働時間、税金・確定申告についても確認する必要があります。
最初から多くの勤務日を入れるのではなく、週1日や月に数回など、休息を確保できる範囲から始めましょう。無理なく続けられる仕事を選ぶことが、収入と生活の両方を安定させるポイントです。







