不採用通知を電話で行う際の流れと注意点|企業担当者向けに例文・ケース別対応を解説

採用活動において、応募者に不採用を伝える場面は避けて通れません。特に電話での不採用通知は、メールや書面よりも相手に直接伝わるため、言葉選び / 時間帯 / 伝える順番 / 応募書類の取り扱いまで慎重な対応が必要です。
対応を誤ると、応募者に不安や不信感を与え、企業イメージや今後の採用活動に影響する可能性があります。この記事では、企業の採用担当者に向けて、不採用通知を電話で行うべきケース、基本的な流れ、注意点、ケース別の例文、理由を聞かれた場合の対応まで解説します。
- 不採用通知を電話で行う場合は、応募者本人に簡潔かつ丁寧に結果を伝えること
- 電話 / メール / 書面は、選考段階や応募者との接点に応じて使い分ける必要があること
- 面接後や最終面接後は、電話での連絡によって誠意や配慮を伝えやすいこと
- 不採用理由を聞かれた場合は、評価の詳細や他応募者との比較を避け、総合的な判断として伝えること
- 採用担当者の負担を抑えるには、スクリプト(台本)や社内ルールを整えておくこと
不採用の電話は、応募者への配慮と企業イメージを守るために慎重な対応が必要

不採用通知を電話で行う場合は、結論を簡潔に伝えつつ、応募や面接に時間を割いてくれたことへの感謝を示すことが重要です。電話は相手の反応を確認しながら伝えられる一方で、言葉の選び方やタイミングを間違えると失礼な印象を与える恐れがあります。
企業担当者は、事前にスクリプト(台本)を準備し、本人確認 / 結果通知 / 感謝 / 応募書類の取り扱い説明まで整理しておきましょう。特に面接後の不採用連絡では、応募者が選考結果を待っているため、連絡の遅れや曖昧な表現は避ける必要があります。
不採用を伝える主な方法
不採用通知の手段には、電話 / メール / 書面(郵送 / 手渡し)などがあります。どの方法が適切かは、選考段階、応募者との関係性、採用活動の規模、伝達すべき内容の有無によって異なります。
電話だけが正解ではありませんが、面接後や最終面接後など、応募者との接点が深いケースでは、誠実な対応として電話連絡が有効な場面もあります。一方で、書類選考段階で応募者数が多い場合は、メールでの通知が効率的なケースもあるため、自社の採用フローに合わせて判断しましょう。
不採用通知は、採用活動全体の印象を左右する重要な対応です。合格者への連絡だけでなく、不採用となった応募者への対応まで整えることで、企業イメージを守りやすくなります。採用連絡の基本的な考え方は、以下の記事も参考になります。

電話で連絡する方法
電話での不採用通知は、採用担当者が直接言葉で結果を伝える方法です。応募者の反応に合わせて補足できるため、誤解を防ぎやすく、丁寧な印象を残しやすい点がメリットです。
メールで連絡する方法
メールは、複数の応募者に対して効率的に不採用通知を送信できる手段です。文面を残せるため、合否連絡の内容や応募書類の取り扱いを明確に伝えやすい特徴があります。

書面(郵送 / 手渡し)で連絡する方法
書面は、応募書類の返却を伴う場合や、正式な通知として記録を残したい場合に活用されます。特に履歴書や職務経歴書などの応募書類を返却する企業では、書類の取り扱いとあわせて通知できる点がメリットです。
不採用通知を電話で行うのが適切なケース
不採用通知を電話で行うべきかは、応募者数や選考段階、企業として伝えるべき内容の有無によって判断します。すべての不採用連絡を電話にする必要はありませんが、応募者との関係性を大切にしたい場面や、今後の採用につなげたい場面では有効です。
面接後で応募者との接点があるケース
面接を実施した応募者には、電話で結果を伝えることで、選考に参加してくれたことへの感謝を直接伝えられます。特に店舗責任者や採用担当者が面接で長く会話した場合、メールだけでは事務的な印象になりやすいため、電話による連絡が丁寧な対応として受け止められることがあります。
最終面接後など企業への印象を残したいケース
最終面接まで進んだ応募者は、自社への入社意欲が高い可能性があります。不採用であっても誠実に電話連絡を行うことで、企業への印象を損ないにくく、今後別の求人で再応募してもらえる可能性を残せます。
不採用通知以外に説明が必要なケース
応募書類の返却方法、別求人への案内、人材紹介会社経由での対応など、不採用通知以外にも説明が必要な場合は電話が適しています。メールだけでは伝わりにくい内容も、電話であれば相手の理解を確認しながら説明できます。
アルバイト・パート採用で早く結果を伝えたいケース
アルバイトやパート採用では、応募者が複数の求人に並行して応募しているケースも少なくありません。選考結果の連絡が遅れると、企業への印象が悪くなるだけでなく、採用活動全体の効率も下がります。
電話で不採用通知をする基本的な流れ

電話で不採用通知を行う際は、場当たり的に話すのではなく、基本的な流れを決めておくことが重要です。採用担当者ごとに伝え方が異なると、応募者が受ける印象にばらつきが出る可能性があります。
本人確認から結果通知、感謝、応募書類の取り扱い説明まで、社内で標準的な対応手順を整えておきましょう。流れを決めておくことで、言い間違いや伝達漏れを防ぎやすくなり、採用担当者の心理的な負担も軽減できます。
事前に伝える内容を整理する
電話をかける前に、応募者名、応募職種、選考段階、不採用の伝え方、応募書類の取り扱い、質問された場合の回答方針を整理します。スクリプト(台本)を用意しておくと、緊張や言い間違いを防ぎやすくなります。
応募者本人につながっているか確認する
電話がつながったら、まず本人確認を行います。不採用通知は個人情報に関わる内容のため、家族や第三者に結果を伝えるのは避けるべきです。「〇〇様ご本人でいらっしゃいますか」と確認したうえで、選考結果について連絡している旨を伝えましょう。
電話をして問題ない時間か確認する
本人確認の後は、会話できる状況か確認します。応募者が移動中や仕事中の場合、落ち着いて話を聞けない可能性があります。「ただいま数分ほどお時間よろしいでしょうか」と確認し、難しい場合は都合のよい時間帯を聞いてかけ直しましょう。
選考結果を簡潔に伝える
不採用通知では、回りくどい表現を避け、結論を簡潔に伝えることが大切です。「慎重に選考を進めた結果、今回は採用を見送らせていただくこととなりました」のように、丁寧かつ明確な言葉を使いましょう。
応募・面接への感謝を伝える
不採用の結果を伝えた後は、応募や面接に時間を割いてくれたことへの感謝を必ず伝えます。採用に至らなかった場合でも、応募者は求人を見つけ、書類を準備し、面接に参加しています。
応募書類の取り扱いを説明する
履歴書や職務経歴書などの応募書類を受け取っている場合は、返却するのか、企業側で責任を持って破棄するのかを説明します。個人情報を含む書類の取り扱いは、応募者が不安を感じやすい部分です。
必要に応じて内容を文章として残す
電話で伝えた内容は、社内の採用管理表やメール履歴などに記録しておくと安心です。いつ、誰が、どの応募者に、どのような内容を伝えたかを残しておけば、後日問い合わせがあった場合も対応しやすくなります。
電話で不採用通知を伝える際の例文

電話で不採用通知を伝える際は、言葉に迷わないよう事前に例文を用意しておくと安心です。大切なのは、結論を簡潔に伝え、応募や面接への感謝を添え、必要事項を補足することです。
ここでは、書類選考後、面接後、最終面接後、アルバイト・パート採用、留守電につながった場合など、ケース別に使える表現を整理します。自社の言葉遣いや採用フローに合わせて調整しながら活用しましょう。
書類選考後に不採用を伝える場合の例文
「株式会社〇〇の採用担当〇〇でございます。この度は弊社求人にご応募いただき、誠にありがとうございました。慎重に書類選考を行った結果、今回はご希望に沿えない結果となりました。応募書類につきましては、弊社にて責任を持って破棄いたします。この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」
面接後に不採用を伝える場合の例文
「株式会社〇〇の採用担当〇〇でございます。先日は面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。社内で慎重に選考を進めた結果、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。せっかくお時間をいただいたにもかかわらず、ご希望に沿えず申し訳ございません。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」
最終面接後に不採用を伝える場合の例文
「株式会社〇〇の採用担当〇〇でございます。この度は複数回にわたり選考へご参加いただき、誠にありがとうございました。最終面接後、社内で慎重に検討いたしましたが、今回は採用を見送らせていただく判断となりました。長くお時間をいただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。選考にご参加いただいたことに、改めて御礼申し上げます。」
アルバイト・パート採用で不採用を伝える場合の例文
「株式会社〇〇の採用担当〇〇でございます。先日は面接にお越しいただき、ありがとうございました。慎重に選考した結果、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。せっかくご応募いただいたにもかかわらず、ご希望に沿えず申し訳ございません。今後のご活躍をお祈りしております。」
留守電につながった場合のメッセージ例文
「株式会社〇〇の採用担当〇〇でございます。選考結果の件でご連絡いたしました。恐れ入りますが、お手すきの際に折り返しご連絡いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。」
SMSやメールで折り返しを依頼する場合の文面例
電話がつながらない場合は、SMSやメールで折り返し依頼を送る方法もあります。文面例としては、「株式会社〇〇採用担当です。選考結果についてご連絡したく、お電話いたしました。お手すきの際に折り返し、またはご都合のよい時間帯をご返信いただけますと幸いです。」のように伝えます。
応募者から不採用理由を聞かれた場合の対応
不採用理由を聞かれた場合は、応募者の気持ちに配慮しつつ、具体的な評価内容や他応募者との比較は避けるのが基本です。理由を伝えすぎると、相手が納得できず会話が長引く可能性があります。
企業としては、誠実な姿勢を示しながらも、選考基準の詳細までは開示しない方針を持っておきましょう。具体的な評価項目や判断基準を伝えすぎると、自社の選考基準を外部に公開することになり、応募者がその基準に合わせて回答を準備しやすくなる可能性があります。結果として、面接で応募者の本来の経験や適性を見極めにくくなり、適切な選考判断が難しくなる恐れがあります。
不採用理由への回答は、担当者個人の判断に任せず、社内で共通の表現を決めておくと安心です。「総合的に判断した結果」「今回の求人条件との兼ね合い」など、応募者を否定せず、かつ選考基準の詳細に踏み込みすぎない表現を用意しておきましょう。
「総合的な判断」として簡潔に伝える
不採用理由を聞かれた場合は、「経験やご希望条件、今回の求人内容を総合的に判断した結果です」といった表現が適しています。相手を否定する言葉や、能力不足と受け取られる表現は避けましょう。
他の応募者との比較は伝えない
「他の応募者の方が優れていた」「年齢や経験が合わなかった」など、他者との比較や、特定の条件不足を指摘するような説明は避けるべきです。応募者に不快感を与えるだけでなく、誤解やクレームにつながる可能性があります。
年齢・性別・家庭事情などに触れる説明は避ける
年齢、性別、家族構成、健康状態、思想信条など、採用判断と関係のない内容に触れないよう注意しましょう。応募者本人の能力や適性ではなく、本人の責任ではない属性に関わる説明は、誤解やトラブルにつながる可能性があります。
[出典]厚生労働省「公正な採用選考について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/newpage_57093.html
会話が長引く場合は丁寧に切り上げる
応募者が納得できず質問を続ける場合でも、採用担当者は冷静に対応する必要があります。「大変恐縮ですが、選考基準の詳細についてはお答えいたしかねます」と伝え、感謝の言葉を添えて会話を締めましょう。
電話で不採用通知を行うメリット

電話での不採用通知は、採用担当者に一定の負担がかかる一方で、応募者に誠意や配慮を伝えやすい方法です。特に面接後や最終面接後など、応募者との接点が深い場合は、電話対応によって企業イメージを維持しやすくなります。
今後の採用活動や再応募の可能性を考えるうえでも、丁寧な連絡は有効です。メールや書面だけでは伝わりにくい温度感を補えるため、自社への印象を大切にしたい場面では電話連絡を検討するとよいでしょう。
応募者に誠意が伝わりやすい
誤解や不安をその場で補足しやすい
再応募や別求人への関係を残しやすい
電話で不採用通知を行うデメリット・注意点

電話での不採用通知は、応募者に誠意を伝えやすい一方で、採用担当者の心理的負担や連絡工数が大きくなりやすい点に注意が必要です。また、電話はその場で会話が発生するため、不採用理由を聞かれた場合の回答方針も事前に整理しておく必要があります。
電話で伝えるべき場面と、メールや書面で対応する場面を使い分けることが大切です。すべての不採用通知を電話で行うのではなく、選考段階や応募者との接点に応じて対応方法を決めておくと、応募者への配慮と採用業務の効率を両立しやすくなります。
採用担当者の心理的負担が大きい
不採用理由を深く聞かれる可能性がある
応募者数が多い場合は連絡工数が大きくなる
不採用の電話に関する社内ルールを整えるポイント
不採用の電話は、担当者個人の判断に任せすぎると、伝え方や対応品質に差が出やすくなります。企業として応募者対応の基準を決めておくことで、失礼な対応や伝達漏れを防ぎやすくなります。
採用活動を安定させるためには、スクリプト(台本)、記録方法、連絡期限、例外対応まで整理しておきましょう。特に複数の店舗や部署で採用を行っている企業では、担当者ごとの対応差が企業イメージに影響しやすくなります。
連絡期限と対応手段を決めておく
書類選考後はメール、面接後は電話、最終面接後は電話とメールを併用するなど、選考段階ごとに通知手段を決めておくと対応がスムーズです。あわせて「選考結果は原則〇営業日以内に連絡する」といった期限を設定しておけば、連絡漏れや遅延を防ぎやすくなります。
連絡期限が曖昧だと、担当者の判断によって対応が遅れる可能性があります。応募者にとっては、採用か不採用かに関わらず、結果がいつ届くかが重要です。社内で期限を決め、応募者にも事前に伝えておくと、双方にとって安心できる採用フローになります。
スクリプト(台本)とNG表現を共有する
採用担当者が複数いる場合は、電話で使うスクリプト(台本)と避けるべき表現を共有しておきましょう。「能力が足りない」「他の方の方が良かった」などの表現は、応募者を傷つけたり誤解を招いたりする可能性があります。
感謝、結果、補足、締めの言葉を標準化することで、対応品質を安定させられます。スクリプト(台本)はそのまま読むためだけのものではなく、採用担当者が落ち着いて話すための準備資料としても役立ちます。表現に迷う場面を減らすことで、担当者の心理的負担も軽減できます。
応募書類・個人情報の取り扱いを明確にする
応募書類を返却するのか、一定期間保管後に破棄するのか、企業としてのルールを明確にしておく必要があります。個人情報を含むため、担当者ごとに対応が異なるとトラブルにつながりかねません。
不採用通知時に説明できるよう、応募時点の案内文や採用管理フローも整えておきましょう。応募書類の取り扱いを明確にしておけば、応募者から質問された場合もスムーズに回答できます。企業として責任を持って個人情報を管理している姿勢を示すことが大切です。
不採用通知を電話で行う場合によくある質問

不採用の電話では、通知のタイミング、電話で伝える理由、珍しい対応なのか、面接後の連絡方法、アルバイト・パート採用での例文など、企業担当者が迷いやすい点があります。応募者に失礼な印象を与えないためにも、事前に回答方針と連絡フローを整理しておきましょう。
ここでは、採用担当者や店舗責任者が確認しておきたい質問をまとめます。自社の採用ルールを整える際の参考にしてください。
面接後に不採用を連絡する方法は?
面接後に不採用を連絡する場合は、できるだけ早く、遅くとも1週間以内を目安に伝えることが望ましいです。電話では、まず応募者本人であることを確認し、今話して問題ないかを尋ねたうえで、選考結果を簡潔に伝えます。
その後、面接に参加してくれたことへの感謝を述べ、必要に応じて応募書類の取り扱いを説明しましょう。不採用理由を詳しく聞かれた場合でも、評価の詳細や他応募者との比較は避け、「総合的に判断した結果」といった表現で丁寧に対応することが重要です。
不採用の電話の例文は?
不採用の電話では、結論を簡潔に伝えたうえで、応募や面接への感謝を添えることが基本です。例文としては「先日は面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。社内で慎重に選考を進めた結果、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。せっかくお時間をいただいたにもかかわらず、ご希望に沿えず申し訳ございません。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」のような伝え方が適しています。
応募書類の返却や破棄について説明が必要な場合は、最後に補足しましょう。例文はそのまま使うのではなく、自社の採用フローや応募者との関係性に合わせて調整すると、より自然な伝え方になります。
不採用になった応募者に電話するのはなぜですか?
不採用になった応募者へ電話する主な理由は、応募や面接に時間を割いてくれたことへの感謝を直接伝え、企業として誠実な印象を残すためです。特に面接後や最終面接後は、応募者との接点が深く、メールだけでは事務的な印象になりやすい場面があります。
電話であれば、選考結果を早く伝えられるだけでなく、応募書類の取り扱いや今後の案内についても補足しやすくなります。一方で、応募者数が多い場合は採用業務の負担も大きくなるため、選考段階に応じて電話 / メール / 書面を使い分けることが大切です。
電話で不採用を伝えるのは珍しいですか?
電話で不採用を伝えること自体は、珍しい対応ではありません。ただし、すべての不採用通知を電話で行う企業ばかりではなく、書類選考段階ではメール、面接後や最終面接後は電話というように使い分けるケースが一般的です。
電話は応募者に誠意を伝えやすい一方、採用担当者の心理的負担や会話が長引くリスクもあります。そのため、自社の応募数や採用フローに合わせて、どの段階で電話連絡を行うかをあらかじめ決めておくとよいでしょう。
アルバイト・パートの不採用の連絡の例文は?
アルバイト・パート採用でも、不採用の連絡では丁寧さと簡潔さが重要です。例文としては「〇〇様、株式会社〇〇の採用担当〇〇です。ただいまお時間よろしいでしょうか。先日は面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。慎重に選考した結果、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。せっかくご応募いただいたにもかかわらず、ご希望に沿えず申し訳ございません。今後のご活躍をお祈りしております。」のように伝えるとよいでしょう。
店舗採用では、応募者が今後顧客や再応募者になる可能性もあります。短い電話であっても、相手の時間に配慮し、最後まで失礼のない対応を心がけることが大切です。
不採用通知は電話とメールのどちらがよいですか?
不採用通知は、選考段階や応募者との関係性によって電話とメールを使い分けるのが基本です。書類選考段階ではメールでも問題ないケースが多い一方、面接後や最終面接後は電話の方が丁寧な印象を与えやすくなります。
ただし、応募者数が多い求人ですべて電話連絡にすると、採用業務が圧迫される可能性があります。自社の採用フローに合わせて、書類選考はメール、面接後は電話など、社内ルールを決めておきましょう。重要なのは、どの手段を使うかだけでなく、応募者に配慮した内容で確実に通知することです。
不採用通知は何日以内に連絡すべきですか?
不採用通知に明確な法定期限があるわけではありませんが、選考結果が決まり次第、できるだけ早く連絡することが望ましいです。目安としては、面接後から遅くとも1週間以内に通知するとよいでしょう。
事前に「〇日以内に結果を連絡します」と伝えている場合は、その期限を守ることが企業への信頼につながります。連絡が遅れると、応募者は結果を待ち続けることになり、企業への不安や不信感が高まりやすくなります。採用する場合だけでなく、不採用の場合も期限内に対応することが大切です。
留守電に不採用結果を残してもよいですか?
留守電に不採用結果を直接残すのは避けましょう。本人以外が聞く可能性があり、選考結果や個人情報の取り扱いとして不適切な印象を与える恐れがあります。
留守電では「選考結果についてご連絡しました。お手すきの際に折り返しをお願いいたします」といった内容にとどめ、結果は本人と直接話せるタイミングで伝えるのが基本です。電話が何度もつながらない場合は、メールやSMSで連絡し、確実に通知できる方法へ切り替えましょう。
不採用理由を聞かれたら答える必要がありますか?
不採用理由を詳細に答える義務は基本的にありません。応募者から理由を聞かれた場合は、「今回の求人内容や選考基準を踏まえ、総合的に判断しました」といった表現で簡潔に伝えるのが安全です。
評価内容や他応募者との比較を具体的に説明すると、応募者に誤解や不満を与える可能性があります。また、選考基準の詳細を外部に公開してしまうと、今後の応募者が基準に合わせて回答を準備しやすくなり、面接で本来の経験や適性を見極めにくくなる恐れがあります。そのため、必要以上に踏み込んだ説明は控えましょう。
まとめ┃不採用の電話は、感謝・簡潔さ・配慮を意識して企業イメージを守ることが重要
不採用通知を電話で行う場合は、応募者本人に連絡し、選考結果を簡潔に伝えたうえで、応募や面接への感謝を示すことが大切です。留守電で結果を伝えない、理由を具体的に話しすぎない、応募書類の取り扱いを説明するなど、基本的な注意点を押さえることで、誤解やトラブルを防ぎやすくなります。
採用活動では、選考を進んでいる応募者への対応だけでなく、不採用となった応募者への対応も企業イメージに影響します。電話 / メール / 書面を適切に使い分け、応募者に配慮した採用フローを整えておきましょう。
応募者数が多い場合や、アルバイト・パート採用で短期間に連絡が集中する場合は、採用管理ツールや求人サイトの機能を活用し、連絡漏れを防ぐ仕組みを整えることも有効です。丁寧な不採用通知は、今後の採用活動や再応募の可能性を残すための大切な対応といえます。






