バイトを辞めるときのLINEの正しい書き方と例文

2025年6月4日

アルバイトを辞めるとき、最近ではLINEで連絡を取る人も増えてきました。しかし、「LINEで辞めるって非常識？」「どんな文面なら失礼にならない？」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、最近ではLINE_バイトを辞める人も増えており、特に学生や若年層では主流になりつつあります。ただし、送るタイミングや文面を間違えると、トラブルの原因になることも。

本記事では、LINEでバイトを辞める際のマナーや例文、NG行動、さらに辞めた後の不安を解消する方法まで、わかりやすく解説します。

バイトをLINEで辞めるのってアリ？基本のマナーと注意点

LINEで辞めるのは非常識？今どきの事情

かつては退職の連絡といえば、対面や電話が常識でしたが、今ではLINEで連絡を取るケースも一般的になりつつあります。特に学生アルバイトや若年層の職場では、最初からLINEで連絡を取り合っていたケースも多く、自然な流れでLINEを使うこともあります。

とはいえ、「LINEだけで辞めるのは無責任」と感じる上司も一定数存在します。特に年配の店長や社員が多い職場では、LINEでの退職連絡が好まれない傾向もあります。

一方で、普段からLINE_シフトのやりとりをしているような職場であれば、自然な流れで受け入れられることも多くあります。

まずは、普段どのように連絡を取っているかを思い出し、LINEが主な連絡手段として使用しても問題ないか確認してみましょう。

バイトをLINEで辞めるなら何日前に連絡すべき？事前準備と注意点

バイトを辞めるときは、最低でも2週間前には伝えるのがマナーです。契約内容によっては1か月前とされていることもあるため、事前に確認しておきましょう。

LINEで連絡する際には、以下のポイントに注意しましょう：

・いきなり送らず、まず「ご相談したいことがあります」と切り出す
・感情的にならず、冷静かつ丁寧な文面にする
・シフトの引き継ぎや業務の整理なども考慮する

バイトを辞めるLINEの例文集【コピペOK・丁寧＆簡潔】

一般的な例文（大学生・社会人）

お疲れさまです。突然のご連絡で失礼します。
一身上の都合により、◯月◯日をもってアルバイトを辞めさせていただきたいと思っております。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

高校生向けの例文【少しカジュアルOK】

お疲れさまです。
家庭の事情で続けることが難しくなってしまったため、◯月◯日で辞めさせていただきたいです。
ご迷惑をおかけしてすみません。今までありがとうございました！

グループLINEで辞めるときの文例とマナー

お疲れさまです。
突然ですが、◯月◯日をもってバイトを辞めることになりました。
一緒にしごとできて楽しかったです！本当にありがとうございました！
※店長などには個別で丁寧に連絡をするのがマナーです。

お礼や感謝を伝える文例もセットで送ろう

これまで多くのことを学ばせていただき、本当にありがとうございました。
皆さんと一緒にはたらけて、とても良い経験になりました！

店長に送るときのLINE文例

お疲れさまです。突然のご連絡失礼します。
このたび、家庭の事情によりアルバイトを辞めさせていただきたくご連絡いたしました。
最後まで責任をもってはたらかせていただきますので、よろしくお願いいたします。

LINEで辞める時のNGマナー・非常識な行動は？

「突然辞める」「既読スルー」は信頼を損なう

急に「今日辞めます」と一方的に連絡を入れたり、返信を放置するのはNGです。人材不足の職場では、特に迷惑がかかるため、最低限のマナーを守りましょう。

また、店長や上司からの返信や確認に「既読スルー」するのもNGです。LINEは手軽に連絡できるツールですが、ビジネス上のやりとりでは、最低限のやりとりの完結（例：「承知しました」などの返信）はマナーです。感情的にならず、丁寧なやり取りを心がけましょう。

タイミングに注意（忙しい時間帯・深夜は避ける）

LINEを送るタイミングにも気を配りましょう。例えば、開店準備中の早朝やランチ・ディナータイムなどの忙しい時間帯、深夜や早朝といった非常識な時間帯に連絡を入れるのは避けるべきです。

店長や責任者は多忙で、LINEをすぐ確認できないこともあります。そのため、開店準備中や接客のピーク時間にLINEを送るのは避け、なるべく落ち着いた時間帯（午前10時〜午後4時ごろ）に送りましょう。

相手の状況や立場に配慮することで、不要な摩擦や誤解を防ぐことができます。

辞める理由の伝え方に注意（嘘をつかない）

「体調不良」や「家庭の事情」など、つい無難な理由を言いたくなりますが、必要以上に取り繕ったり、嘘の理由を伝えるのは避けましょう。仮に後から事実と異なることがわかった場合、信頼を大きく損なうだけでなく、次のバイト探しに悪影響が出ることもあります。

正直に「学業との両立が難しくなった」「他の仕事を優先したい」など、率直な理由を伝えるほうが、相手にも誠意が伝わります。

ポイントは、“辞めることを一方的に正当化する”のではなく、“感謝の気持ちと迷惑をかけることへの配慮”を添えること。たとえば、「急なお願いで申し訳ないのですが、学業との両立が難しくなったため、〇月〇日をもって辞めさせていただければと思います」といった文面が望ましいです。

どうしても辞めにくいときの対処法【バイト辞めづらい人向け】

辞めさせてもらえない／脅されるケースの対応

「辞めさせない」「損害賠償を請求するぞ」などと、脅しのような言葉をかけられるケースもありますが、労働者には退職の自由があります。法律上、バイト（パート・アルバイト）の場合でも、原則として退職の意思を伝えてから2週間経過すれば辞めることが可能です。辞めさせてもらえない、脅しのような対応をされた場合は、LINEの履歴を残しておき、保護者や信頼できる大人に早めに相談しましょう。