主婦におすすめの資格は?独学で取得できるもの・稼げるものを紹介
近年では共働きの家庭が増え、専業主婦の割合が減ってきています。
しかし育児に手がかからなくなり、職場復帰を考えている人の中には「キャリアがないから給料の低いバイトしかない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、資格を取得してキャリアに活かすことです。勤務経験なし・独学でも取得できる資格は多数あるため、資格を持つことで即戦力として就職することもできます。
そこで今回は、主婦におすすめの独学で取得できて稼げる資格やスキルについて紹介します。
主婦におすすめの資格5つ
ここからは、主婦におすすめの資格を5つ紹介します。労働や経験に関する条件が必要ないものをピックアップしたので、誰でも勉強すれば取得可能です。
- ファイナンシャルプランナー
- ITパスポート(iパス)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- CAD利用技術者
- 登録販売者
順番に解説していきます。
ファイナンシャルプランナー(FP)
- 資格の種類:民間資格・国家資格
- 取得難易度:★★★☆☆
- 受験資格:なし
- 活かせる仕事:金融・不動産・保険
ファイナンシャルプランナーとは、いわばお金の専門家。家計だけでなく住宅・教育・老後などお金に関するあらゆる知識を持ち、相談に乗ったりアドバイスができる資格です。
業務をするにはファナンシャルプランナーの資格が必要なわけではありません。しかし、実際には資格を取得したうえで依頼を受けるケースがほとんどです。
個人向けだけでなく法人向けのアドバイスもできるので、非常に需要が高いものとなっています。相談をしないにしても、豊富なお金の知識があれば生活にも大きく役立てることが可能です。
国家資格としてのファイナンシャルプランナーには1級FP技能士〜3級FP技能士があります。3級が最も易しく、1級が最も難しいです。
また民間資格としてのファイナンシャルプランナーの資格には、「AFP」「CFP」があり、AFPのほうが難易度は低いです。なおAFPの難易度は2級FP技能士と同じくらいです。
最も易しい3級FP資格を取得するには、80時間〜150時間程度、期間で表すと2ヶ月〜半年程度は勉強する必要があるとされています。
ITパスポート(iパス)
資格の種類:国家資格
取得難易度:★★☆☆☆
受験資格:なし
活かせる仕事:ITにまつわる全職種
ITパスポートとは、通称「iパス」と呼ばれるITに関わる基礎的な知識があることを示す資格です。AIやIoTのような新しい技術をはじめ、セキュリティやネットワーク、経営戦略やマーケティングなど幅広い分野の知識を必要とします。
その幅広さから、ITが関わるあらゆる職種において重要があり、就職にも役立てることが可能です。ただし、iパスがあるから必ず採用されるわけではありません。
現代ではITと関わりがない業種のほうが珍しいため、ほぼ全ての業種でメリットがあります。また、累計応募者数が77万人いることからもその人気が伺えます。
資格取得のための試験では、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野で正答率60%以上を出せれば合格可能なラインです。
合格率も低くなく、50.7%が合格していることからしっかり勉強すれば決して難しくありません。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
資格の種類:国家資格
取得難易度:★☆☆☆☆
受験資格:なし
活かせる仕事:事務
マイクロソフトが提供するオフィス(Word・Excelなど)を使いこなせることを証明する資格がマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)です。
いまやオフィスはどの企業でも使われており、MOSを取得していることは事務の仕事において強みになります。
MOSには「スペシャリスト」と「エキスパート」の2レベルに分けられ、スペシャリストのほうが難易度が低いです。
スペシャリストではWordやExcelのほかに、Powerpoint、Access、Outlookの試験も含まれます。
またエキスパートはWordとExcelのみの試験ですが、難易度は高いです。
他の資格と比べて難易度は低く、スペシャリストは1ヶ月程度勉強すれば合格可能とされています。
登録販売者
資格の種類:国家資格に準ずる資格
取得難易度:★★☆☆☆
受験資格:なし
活かせる仕事:薬局・ドラッグストア
登録販売者とは、風邪薬や解熱剤のような「一般用医薬品」の販売が許可された、医薬品販売のための資格です。
2009年に誕生した比較的新しい資格で、2015年からは実務経験なしでも取得できるようになっています。
登録販売者を取得すると、ドラッグストアや薬局などで医薬品の販売ができるようになるため、薬を扱う業種において需要が高いです。
ただし、登録販売者として働くには資格取得後2年以上の実務経験が必要で、それまでは研修扱いになります。
業務上での薬剤師との違いは2つで、薬の調剤ができないことと、第二類・第三類の医薬品のみ販売できることです。
とはいえ、第一類医薬品は一般医薬品のうち1割なので、登録販売者を取得していればほとんどの薬を販売できます。
また薬剤師になるためには薬学部で6年間の薬剤師養成課程を修了する必要があります。しかし登録販売者は試験に合格すれば誰でも取得可能です。
難易度はそれほど高くなく、2019年の全国平均では43.4%が合格しています。ただし薬に関する内容なので、4ヶ月〜半年は勉強が必要でしょう。
なお、試験は年に1回だけしかありません。
CAD利用技術者
資格の種類:民間資格
取得難易度:★★☆☆☆
受験資格:なし
活かせる仕事:建築・機械・土木・電気・インテリアなど
CAD(キャド)とは、設計図を製作できるシステムやソフトのこと。CADを扱う「CADオペレーター」の仕事に就くためにPRの材料として使えるのが「CAD利用技術者」です。
CADは建築・機械・インテリアなど設計が必要なさまざまな業界で使われるため、幅広く需要があります。
CAD利用技術者試験には3つの種類があり、初めてCADについて学ぶ人は「2次元CAD利用技術者試験基礎」の合格を目指しましょう。基礎が取得できたら2級・1級と進み、さらに3次元の2級・1級の試験もあります。
2次元CAD利用技術者基礎の合格率は65%程度で、勉強すれば十分に合格可能です。しかし実務レベルであれば2級以上に合格する必要があり、上の級になるほど難易度は高くなります。
受験資格は特にありませんが、CADを独学で学にはパソコンとCADソフトが必要です。ソフトは無料のものでも受験には十分です。
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主婦が使えるとメリットが多いスキル
また資格ではありませんが、主婦の方が使えると仕事においてメリットが多いものは次の2つです。
- Adobe Photoshop・Adobe Illustratorのようなデザインソフト
- Final Cut Proや Adobe Premire Proのような動画編集ソフト
詳しく解説していきます。
Adobe Photoshop・Adobe Illustratorのようなデザインソフト
Adobe社が提供するPhotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)は、会社でも実務レベルで使われるデザイン用のソフトです。
Photoshopは画像や写真の加工に、Illustratorはイラスト作成やデザインをするのに向いているソフトで、それぞれ用途は異なります。
Webデザイナーやイラストレーターとして働きたい人は、この2つを使えると就職でアピール可能です。
Final Cut Proや Adobe Premire Proのような動画編集ソフト
Final Cut ProとAdobe Premire Proは両方とも動画編集ソフトです。両者で多少機能は異なりますが、動画を扱うならこの2つが多機能で最も人気です。
近年は企業もYoutube運用や動画制作をすることが多く、動画編集ソフトが使えると重宝される可能性があります。
主婦が資格やスキルを取得することのメリット
最後に、主婦が資格やスキルを取得することのメリットを2つご紹介します。
- 手に職が付けられる
- 生活に役立てられる
それぞれ解説していきます。
手に職が付けられる
まず、資格やスキルがあると手に職が付けられます。上述のように資格やスキルがあると特定の業種において採用されやすくなるため、仕事に困ることが少なくなります。
今後、給料の減少により共働きはさらに増えると予想されるため、主婦でも手に職があると家計を支えることが可能です。
生活に役立てられる
また資格やスキルの一部は、生活にも役立てることが可能です。
例えばファイナンシャルプランナーの資格があれば、家計のバランスを見てどのように改善するべきかが分かるようになります。
またITパスポートを取得していれば、ネット犯罪のようなトラブルに巻き込まれる可能性も低くなるでしょう。
このように、資格やスキルが生活に恩恵をもたらす可能性もあるのです。そのため何かを学ぶときには、どのように生活へ還元されるかも考慮することをおすすめします。
まとめ
今回は、主婦におすすめの独学で取得できて稼げる資格やスキルについて紹介しました。
これから再就職を考えている主婦の方は、ぜひ記事の内容をもとに資格勉強にチャレンジしてみましょう。