仕事にやる気が出ない7つの原因とその対処法を解説

「仕事にやる気が出ない…」と思ったことはありませんか?働いていれば誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
それでは、仕事にやる気が出ない明確な原因はあるのでしょうか。
この記事では、仕事にやる気が出ない原因とその対処法についてご紹介します。ぜひ、最後まで読んでみてください。
仕事のやる気が出ないと悩む人は多い

社会人は「仕事にやる気が出ない」と悩んだことがある人がほとんどです。
株式会社Biz Hitsが実施した30代の働く男女を対象にしたアンケートの結果、94.4%の人が「仕事のやる気がでないときがある」と回答しています(参考:【30代 仕事のやる気がでないときランキング&やる気を出す方法】500人アンケート調査)。
つまり、ほとんどの社会人が仕事にやる気が出ない状態で出勤しています。
やる気がでないのはあなただけではありません。しかし、その状態を放置することはよくないのです。
やる気が出ない原因をしっかり把握して、対処することが重要です。
仕事のやる気が出ない7つの原因

仕事のやる気が出ない具体的な理由を7つご紹介します。
- 疲れが残っている
- 仕事に興味がない
- 仕事に達成感がない
- 職場の人間関係が悪い
- ミスをたくさんしてしまう
- プライベートが充実していない
- 適切な評価を受けられていない
上記の原因によって、仕事がつまらなく感じたり会社に行きたくないと感じます。
それでは、以下で詳しく見ていきましょう。
1.疲れが残っている
心身ともに疲れが溜まっていると、仕事にやる気が出ません。
疲れが取れないのは、以下の理由が挙げられます。
- 睡眠時間が少ない
- 生活リズムが崩れている
- 精神的ストレスを受けている
厳しいノルマに追われていると、つい寝る時間を削って仕事をしてしまいますよね。さらに、休日にも仕事を持ち込むと精神的ストレスを感じる原因に。
心身ともに疲弊してくると、仕事へのモチベーションを保つことは難しいです。その結果、仕事へのやる気がなくなります。
2.仕事に興味がない
そもそも自分の仕事に興味がなければ、やる気はでません。好きじゃないことをやらされるのは苦痛ですよね。
仕事に興味を持てないのには、以下の理由が考えられます。
- 自社サービスに魅力を感じない
- 就活に失敗して妥協して入社した
- 嫌いな人がいて一緒に仕事をしたくない
会社やサービスに対して魅力を持てなければ、仕事へのモチベーションは上がりません。
また、サービスに興味をもつ努力をしても、嫌いな人と同じ環境で仕事をしていると会社に行きたくなくなります。
3.仕事に達成感がない
ルーティンワークのような達成感のない仕事を続けていると、仕事にやる気がでにくくなることもあります。
なぜなら、「また今日もこの仕事か」という気持ちを持ちながら働くことになるからです。
達成感を得られにくい単調な仕事の例は、以下のとおりです。
- 事務作業
- コンビニのレジ打ち
- 工場などのライン作業
本来、仕事の達成感ややりがいは、課題を乗り越えたときや成長したときに感じます。しかし、ルーティンワークのように淡々と同じことを繰り返す仕事では、なかなか成長しません。
単調な毎日が続くと、仕事に対するやる気はどんどんなくなります。
4.職場の人間関係が悪い
仕事をするうえで、上司や同僚とのコミュニケーションは不可欠です。しかし、そんな職場の人たちとの人間関係が悪いと、仕事へのやる気を失ってしまいます。
「こんな人達と一緒に仕事をしたくない」と思ってしまうからです。
職場でよくある人間関係の悩みは、以下のものがあります。
- 飲み会への強制参加
- 自分にだけあたりが強い
- パワハラ・セクハラがある
- 上司が気分屋で機嫌を取るのが面倒
「この上司のようになりたい」「チームの役に立つ働きをしたい」という気持ちがあれば、そのまま仕事へのモチベーションに変わります。
そう思える人が会社にいなければ、あなたの仕事に対するやる気がなくなってしまう可能性は高いです。
5.ミスをたくさんしてしまう
仕事でミスが多発すると「自分には向いていない」と、やる気がなくなってしまいます。
ミスをすると落ち込みますし、次も同じ失敗をしたくないと思うのは皆同じです。しかし、その気持ちが強すぎると「ミスをしたくないから何もしない」という気持ちに変わってしまいます。
とくに、すぐ怒る上司がいるとなおさら「行動したくない」という気持ちが強くなります。
本来、失敗は成長するために必要な学びです。しかし、失敗を恐れるようになると落ち込んでやる気がなくなってしまいます。
自分に向いている仕事がわからなければ、以下の記事を参考にしてください。

6.プライベートが充実していない
プライベートがうまくいっていないと、仕事でもうまくいきません。あなたはひとりの人間なので、仕事とプライベートで気持ちを切り替えることは簡単ではないからです。
例えば以下の悩みがあると、仕事中にも考えてしまいますよね。
- 子どもが事故にあった
- 恋人とケンカをしている
- 友人とお金のトラブルがある
仕事中も悩みごとが頭をよぎって集中できないはずです。
プライベートが趣味や希望にあふれていないと、仕事に集中して成果をあげることはできません。
7.適切な評価を受けられていない
仕事をどれだけ頑張っても会社から評価されないと、やる気がなくなります。なんのために頑張っているのかわからなくなるからです。
例えばあなたが、ひとつのプロジェクトで以下の頑張りをしたとしましょう。
- ほかの人のミスも埋め合わせをした
- 無理な仕事量でも残業して間に合わせた
- いままでにない成果を挙げた
どう考えてもほかの人より頑張ったのに周りの人と同じ評価しか得られないと「無理して頑張る必要はないんだな」と思ってしまいますよね。
会社への不信感にも繋がり、適当に仕事をしていても同じ評価の人が羨ましく感じます。
仕事のやる気をだすための5つの対処法

仕事のモチベーションを取り戻すためには、以下の5つの対処法を実践しましょう。
- 目標を決める
- オンオフの切り替えをする
- 休職する
- 異動願いをだす
- 転職して新しい環境で働く
やる気がなくなったら上記の行動を試してみましょう。かんたんそうな方法から試してみるのがおすすめです。
それでは以下で詳しくご紹介します。
1.目標を決める
仕事のやる気をだすためには、目標を決めることが重要です。
目標を達成することで、以下の感情を得られます。
- 達成感
- 仕事のやりがい
- 成長している実感
目標を達成すると自己肯定感もあがります。自己肯定感が上がるとポジティブな思考ができるようになります。
目標の設定をするときは、できるだけ小さな目標から決めて達成するようにしましょう。大きすぎる目標を設定すると、いつまでも達成できずに逆にやる気がなくなる可能性があるからです。
まずはかんたんな目標を作って達成していきましょう。
2.オンオフの切り替えをする
仕事と休みをきっちり分けることで、仕事中の集中力が増します。休日にしっかり休むことでメリハリがつき、心身ともに休まるからです。
オフでしっかり休むためには、休日は以下の行動をとりましょう。
- 運動をする
- 新しい趣味を始める
- 睡眠時間をきっちりとる
仕事が溜まっていても休日はしっかり休みましょう。仕事用携帯の通知も切って、会社のことは一切忘れるのがおすすめです。
脳もスッキリして、平日の仕事がいつもより捗ります。
3.休職する
どうしても仕事のやる気が出ない場合は、思い切って休職しましょう。
病気や家庭の事情以外であまり休職するべきではありませんが、どうしても無気力状態が続くのであれば休んだ方が良いです。
一度仕事から離れれば、気持ちを整理してから仕事に戻れます。
休みをもらえそうなら、一週間くらいまとまった休みをもらいましょう。中途半端に休むより一気に休む方が、気持ちは回復しやすいです。
4.異動願いをだす
仕事のやる気が出ない場合は異動願いを出すのもおすすめです。
やる気が出ない理由として、以下の可能性があります。
- 業務内容が合わない
- 人間関係で悩みがある
- 業務内容に慣れてしまった
人や仕事内容によって、仕事へのモチベーションは左右されている場合、部署異動をすることで、これらのすべてが一気に変わります。
異動願いを出せば必ずいい部署に移動できる訳ではありませんが、行動を起こすことが重要です。
5.転職して新しい環境で働く
どうしてもやる気が出ないなら、転職して新しい環境に身をおきましょう。いまの会社ではやる気がでないなら仕方ありません。
仕事でやる気が出ない理由に以下の項目が当てはまる人は、転職を検討しましょう。
- 残業が多くて疲れている
- 作業が単調で仕事がつまらない
- 人間関係に悩んでいる
- 適切に評価されている気がしない
- プライベートの時間が取れない
上記に当てはまる人は、その会社で仕事を続けていても将来はありません。最悪の場合、この先ずっと「つまらない」と思いながら心をすり減らしていくだけになってしまいます。
転職をすればあなたに相性のいい仕事がみつかり、楽しいと思いながら働ける可能性が高くなります。また仕事仲間や環境が新しくなるため、新鮮な気持ちで働けます。
仕事のやる気がでなければ転職をして、モチベーションに繋げましょう。
やる気が出ないことを転職理由にしても大丈夫?

結論からいうと、仕事のやる気が出ないことを転職理由にしても大丈夫です。
しかし、やる気がでなかった理由は明確にしましょう。なんとなくやる気が出ないだけだと「うちの会社もなんとなく辞められてしまうかも?」と思われるからです。
転職の理由としてやる気がでないことを言う場合は、以下の例を参考にしてください。
- 仕事内容に興味がなかった
- 職場でパワハラを受けていた
- 本当に就きたい仕事が別にあった
あなた自身もやる気が出ない理由をはっきりさせておかないと、安定した職場に就けません。
お互いのためにも、会社を選ぶ前にやる気が出なかった理由をはっきりさせましょう。
まとめ
この記事では、仕事のやる気が出ない原因とその対処法についてご紹介しました。
仕事自体に興味がない人や人間関係で悩んでいる人は、やる気が出ません。また、忙しすぎて疲弊している人も、仕事へのモチベーションがなくなります。
疲れすぎている人は、しっかり休んでリフレッシュしましょう。そもそも仕事の環境を変えたい方は、いっそ転職するのがおすすめです。