初任給が支払われるのはいつ?もらえる時期や手取り額を解説!

新社会人としてはたらき始めると、「初任給はいつ振り込まれるの?」「求人票に書かれていた金額がそのままもらえるの?」と気になる人は多いでしょう。初任給の時期や金額は、会社ごとの給与ルールによって変わります。特に重要なのが「締め日」と「支払日」です。これを理解していないと、想定より振込が遅かったり、手取り額が少なく感じたりすることもあります。
この記事では、初任給の意味から、いつもらえるのか、手取り額の考え方、入社前後に確認しておきたいポイントまでわかりやすく解説します。初任給前の資金繰りに不安がある人向けに、すぐはたらける選択肢についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
初任給とは?

初任給の意味|最初に支払われる給与のこと
初任給とは、入社後に会社から最初に支払われる給与のことです。新卒入社でも中途入社でも、その会社で最初に受け取る給与を指します。一般的には「社会人になって初めて受け取るお給料」というイメージで使われることが多く、節目として特別感を持つ人も少なくありません。
ただし、初任給は単に「初めての月給」という意味だけではなく、実際には勤務日数や会社の給与計算ルールによって金額が変わることがあります。そのため、求人票に書かれていた月給をそのまま受け取れるとは限りません。
「基本給」と「初回の振込額」は同じとは限らない
初任給を考えるときに注意したいのが、「基本給」と「実際に最初に振り込まれる額」は別物だという点です。基本給は、各種手当や控除を反映する前の土台となる賃金です。一方で、初回の振込額には欠勤控除、日割り計算、保険料、税金などが影響します。
たとえば月の途中で入社した場合、最初の給与は満額ではなく日割りになることがあります。また、通勤手当は支給されても、残業代は翌月にまとめて支給されるケースもあります。初任給の金額を正しく理解するには、基本給だけでなく給与全体の仕組みを見ることが大切です。
初任給がもらえるのはいつ?
4月にもらえる場合
4月入社の新卒社員でも、会社の給与制度によっては4月中に初任給を受け取れる場合があります。これは「当月払い」の会社に多く見られるパターンです。たとえば「毎月末締め・当月25日払い」のような仕組みなら、4月にはたらく分の一部または見込み分が4月中に支払われることがあります。
ただし、この場合は満額ではなく、所定の計算方法によって調整されることもあります。会社によっては、先払いに近い形で支給し、後で精算するケースもあります。
5月にもらえる場合
新卒の初任給が5月になるケースも非常に一般的です。これは「翌月払い」の会社で多く、4月にはたらいた分を5月の給料日に支払う流れです。たとえば「月末締め・翌月25日払い」であれば、4月1日から4月30日までの勤務分が5月25日に支給されます。
この仕組みだと、4月中は勤務していても給与の振込はまだありません。入社直後はスーツ代や交通費、生活費などの出費が重なりやすいため、初任給が5月になるとわかっているなら、事前の資金計画が重要です。
当月払い・翌月払いで初任給の時期は変わる
初任給の時期を左右する最大のポイントは、「当月払い」か「翌月払い」かです。当月払いは、その月にはたらく分を同じ月の支払日に受け取る方式です。翌月払いは、その月にはたらいた分を翌月の支払日に受け取る方式です。
どちらの方式でも違法ではなく、会社ごとの給与規定によって決まります。そのため、「初任給は必ず4月にもらえる」「新卒の初任給は5月が普通」と一概には言えません。入社前に支払い方式を把握しておくことが大切です。
初任給の支給日が決まるしくみ|締め日と支払日

締め日=給与計算の対象となる期間の最終日
締め日とは、その月の給与計算の対象期間を区切る最終日のことです。たとえば「15日締め」であれば、前月16日から当月15日までの勤務実績を集計して給与を計算します。出勤日数、欠勤、遅刻早退、残業時間などは、この期間をもとに計算されます。
初任給を理解するうえでは、この締め日がいつかを知ることが重要です。入社日が締め日の直後か直前かによって、初回の給与額や支給タイミングが変わるためです。
支払日=実際に振り込まれる日
支払日とは、計算された給与が実際に銀行口座へ振り込まれる日のことです。会社によって「毎月15日払い」「25日払い」「月末払い」などさまざまです。もし支払日が土日祝にあたる場合は、前営業日または翌営業日にずれることもあります。
初任給の「いつもらえるか」は、この支払日を基準に考えます。つまり、締め日で勤務期間が確定し、その後の支払日に振り込まれるという流れです。
よくある締め日と支払日の日程例
よくある給与スケジュールとしては、「月末締め・翌月25日払い」「15日締め・当月25日払い」「20日締め・当月末払い」などがあります。
たとえば4月1日入社で「月末締め・翌月25日払い」なら初任給は5月25日です。一方で「15日締め・当月25日払い」なら、4月1日から4月15日までの分が4月25日に支払われる場合があります。こうした違いがあるため、支給日の目安は会社の書類で確認するのが確実です。
入社日別にわかる|初任給が支払われるケース例

4月1日入社の場合
4月1日入社は新卒で最も多いケースです。この場合、会社が翌月払いなら初任給は5月、当月払いなら4月にもらえる可能性があります。月給制で満額支給されるように見えても、初回だけは会社独自の計算になることもあるため注意が必要です。
また、研修期間中でも給与が発生するのが一般的ですが、研修手当とする会社もあります。雇用形態や規定も確認しておきましょう。
月の途中で入社した場合
中途入社やアルバイトからの切り替えなどで月の途中に入社した場合、初任給は日割り計算になることが多いです。たとえば4月15日入社なら、4月後半の勤務分だけが対象になるため、1か月分の満額支給にはなりません。
さらに、締め日との兼ね合いによっては勤務日数が少なく、初回の給与がかなり少なく見えることもあります。想定より少なくても異常とは限らないため、内訳を明細で確認することが大切です。
月給・日給・時給で初任給の出方の違い
月給制では、所定勤務を前提に毎月一定額が支払われるのが基本です。ただし初月は日割りとなる場合があります。日給制なら実際にはたらいた日数分、時給制なら勤務時間分がそのまま給与に反映されます。
そのため、同じ入社日でも雇用形態によって初任給の出方は大きく異なります。月給制は見通しを立てやすい一方で、日給制や時給制はシフトや勤務時間によって初回の金額差が出やすいのが特徴です。
初任給の金額はどう決まる?額面と手取りの差に注意
求人票や雇用契約書の「金額」は額面が基本
求人票や雇用契約書に書かれている月給は、基本的に額面です。額面とは、税金や保険料が差し引かれる前の総支給額を指します。通勤手当や住宅手当などが含まれる場合もありますが、手取り額ではありません。
そのため、「月給22万円と書いてあったのに、振込額はもっと少ない」と感じても、通常は不自然ではありません。
手取りは社会保険料・雇用保険料・税金が引かれた後の金額
手取り額とは、額面から健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税などを差し引いた後、実際に受け取る金額のことです。会社によっては社宅費や財形貯蓄などが控除されることもあります。
初任給の手取りは、額面の8割前後が一つの目安として語られることがありますが、実際は手当の有無や控除項目で変わります。給与明細を見て、何が差し引かれているか把握しておくことが大切です。
残業代や各種手当は「翌月支給」になりやすい
初任給で見落としやすいのが、残業代や一部手当の支給タイミングです。残業時間は締め日後に集計されるため、初回給与には反映されず、翌月支給になることが少なくありません。
そのため、「はたらいた分が足りない」と感じても、翌月に加算されるケースがあります。特に時間外労働が発生しやすい職場では、給与規定の確認が重要です。
新社会人の手取りが多くなりやすい理由
新社会人の初任給は、2年目以降より手取りが多くなることがあります。代表的な理由は、住民税が原則として前年の所得に対して課税されるためです。新卒1年目は前年の給与所得が少ない、またはないケースが多く、住民税の天引きが始まらないことがあります。
その結果、同じ額面でも1年目のほうが手取りがやや多く感じられることがあります。逆に、途中入社で前年収入がある人は住民税が差し引かれる可能性もあります。
入社前後に確認したいこと|困らないためのチェック
労働条件通知書・雇用契約書で「支払い」の条件を見る
入社前後にまず確認したいのが、労働条件通知書や雇用契約書です。ここには賃金、締め日、支払日、支払い方法などが記載されています。初任給のタイミングを知るには最重要の書類です。
給与規定と就業規則を確認
より詳しいルールは給与規定や就業規則に書かれています。日割り計算の方法、残業代の扱い、欠勤控除、手当の支給条件などはここで確認できます。不明点があれば人事や総務に早めに聞いておくと安心です。
給与明細で見るべきポイント
初任給を受け取ったら、金額だけでなく給与明細も必ず見ましょう。総支給額、控除額、差引支給額、勤怠、残業時間、手当の有無を確認すると、翌月以降の給与も理解しやすくなります。
初任給までのやりくり|お金が入る前にできる工夫

生活費の見直し
初任給が翌月になる場合は、家賃、食費、通信費、交通費などの固定費を見直しておくことが大切です。新生活のスタート時は出費が増えやすいため、必要以上の支出を避けるだけでも資金繰りが楽になります。
支給が翌月になる場合の資金計画
給与が入るまでの1か月をどう過ごすか、事前に資金計画を立てておきましょう。親からの援助、貯金の取り崩し、交通費の立替精算時期なども含めて考えると安心です。また、クレジットカードの使いすぎには注意が必要です。
初任給前にすぐはたらきたいなら単発バイトも選択肢
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仕事選びで確認したいポイント
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初任給に関してよくある質問(Q&A)
Q1:初任給が「翌月」だと、入社月は収入ゼロになりますか?
給与の振込という意味では、入社月中に支払いがなければゼロになることがあります。ただし、はたらいた分の賃金が消えるわけではなく、翌月の支払日にまとめて受け取る形です。
Q2:当月払いで先にもらえた分は、退職前に差し引かれますか?
会社の給与制度によります。当月払いで概算支給している場合、不足や過不足が後の給与で精算されることがあります。詳細は給与規定を確認しましょう。
Q3:初任給だけ手取りが多い/少ないのはなぜですか?
住民税の有無、日割り計算、社会保険の加入タイミング、各種手当の反映時期などが理由として考えられます。明細を見ると違いがわかりやすいです。
Q4:残業したのに初任給に残業代が入っていないのは普通ですか?
珍しくありません。残業代は勤怠の集計後に計算されるため、翌月支給になるケースが多いです。未払いかどうかは給与規定と明細で確認してください。
Q5:初任給で住民税が引かれていないのはなぜですか?
住民税は前年の所得をもとに課税されるため、新卒1年目は原則として天引きが始まらないことが多いです。翌年以降に控除が始まるのが一般的です。
まとめ|初任給は「締め日×支払日」で決まるため、入社前に書類で確認しよう
初任給がいつもらえるかは、入社時期だけでなく、会社の締め日と支払日の組み合わせによって決まります。4月にもらえることもあれば、5月になることもあります。また、求人票の月給は額面であり、実際の手取り額とは差が出るのが普通です。
大切なのは、入社前後に労働条件通知書、雇用契約書、給与規定、就業規則を確認し、自分の初任給がいつ・いくらになるのかを把握しておくことです。初任給までの生活費に不安がある場合は、支出を見直したり、短期ではたらける仕事を活用したりするのも一つの方法です。社会人生活のスタートを安心して切るために、給与の仕組みを事前に理解しておきましょう。






