バイトの応募電話はどうかける?印象の良いかけ方や折り返しのコツを解説

バイトに応募したいけど、「電話ってどうかければいいの?」と不安に感じていませんか?バイトの応募に慣れていない場合、応募の流れやマナーがわからず不安になるものでしょう。
応募先に好印象を与える電話対応のポイントを押さえておけば、緊張を和らげて、自信を持ってやり取りできます。
この記事では、バイト応募の電話をかける前の事前準備や、そのまま使えるトーク例、困ったときの対処法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
バイト応募の電話をかける前準備

電話でバイトに応募する際は、いきなり電話をかけるのではなく、事前に準備を整えておきましょう。
焦らずスムーズに応募を進めるために、以下を準備しておくと安心です。
- 話す内容を整理してメモを準備する
- 面接希望日を準備しておく
- 求人票と筆記用具、スケジュール帳を準備する
- 電話のかけ方を練習する
ここでは、それぞれの準備について詳しく解説します。
話す内容を整理してメモを準備する
電話でバイトに応募するときは、事前に話す内容を整理し、メモを用意しておくと安心です。具体的には、以下の内容をまとめておきます。
名前や年齢(学年)どこで求人を見たかバイトに応募したい旨どの職種に応募したいか質問事項(場所や持ち物) |
また、採用担当者につないでもらう際のフレーズや、求人を見たうえでの質問内容も考えておくと、慌てずに対応できます。
メモが長すぎるとわかりづらくなるため、簡潔に要点をまとめたメモを手元に置いておきましょう。
面接希望日を準備しておく
電話でバイトに応募すると、面接希望日時を聞かれるか、いくつかの候補日からどの日時なら都合がよいかを聞かれます。あらかじめ都合の良い日を考えておくとスムーズです。
面接に行ける日時を、最低でも第3希望まで用意しておきましょう。バイト先の営業日や営業時間に合わせた候補日を考えるのがポイントです。
予定が詰まっている場合は、スケジュール帳を見ながら「何時以降なら可能」など、柔軟に対応できるよう準備しておくとスムーズです。
求人票と筆記用具、スケジュール帳を準備する
電話をかける際は、求人票の内容を確認できる状態にしておくと安心です。
勤務地や勤務時間、応募条件などの詳細をすぐに確認できるようにしておくことで、電話中に焦ることなく対応できます。
また、面接日程を調整するためにスケジュール帳や、質問事項をメモできるように筆記用具を準備しましょう。
電話のかけ方を練習する
電話が苦手な場合は、事前に練習しておくと安心です。
家族や友人に協力してもらい、採用担当者との会話を想定してロールプレイをすると、本番でも落ち着いて話せるでしょう。
一人で練習する場合は、声に出して読むだけでも効果があります。また、スマートフォンの録音機能を使い、自分の話し方を確認するのもおすすめです。
適切な声の大きさや話すスピードを意識しながら練習し、自信をつけておきましょう。
バイト応募の電話をかける際の注意点

電話でバイトに応募するときは、いくつかの点に注意が必要です。
- 静かで電波の良い場所で電話する
- 応募先が忙しくない時間帯に電話する
- ゆっくり、はっきりと話す
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
静かな電波の良い場所で電話する
電話をかけるときは、周囲の雑音が少ない静かな環境を選びましょう。特に屋外や人混みの多い場所では、声が相手に聞こえづらくなります。
また、電波の弱い場所で通話すると、途中で音声が途切れたり、聞き返されたりする原因になります。事前に電波状況を確認し、電波の強い場所でかけると安心です。
自宅でかける場合は、テレビや家族の会話などの音が入らないよう注意しましょう。
応募先が忙しくない時間帯に電話する
電話をかける時間帯にも配慮することが大切です。
飲食店ならランチやディナーの時間帯、コンビニやスーパーなら朝の品出しやレジが混雑する時間帯を避けるのが基本です。
一般的には、午後のアイドルタイム(14時〜16時頃)が比較的落ち着いていることが多いため、応募先の業種を考慮してタイミングを選びましょう。
ゆっくり、はっきりと話す
電話では表情やジェスチャーが伝わらないため、はっきりと聞き取りやすい話し方を意識しましょう。緊張すると早口になりやすいので、落ち着いてゆっくり話すことが大切です。
また、語尾が聞こえにくいと伝わりづらくなるため、一つひとつの言葉を丁寧に発音しましょう。
もし相手に聞き返された場合は、慌てずにもう一度ゆっくり伝えましょう。
バイトの応募電話の会話の流れ

電話でバイトに応募するときは、以下のような流れで会話を進めます。
- 名前と用件を伝え、採用担当者につないでもらう
- バイト募集を行っているか確認する
- 応募したい旨を伝える
- 面接の日程調整を行う
- 面接日、面接場所、面接担当者、服装、持ち物を確認する
- 電話を切る
ここでは、トーク例を交えて会話の流れを解説します。
名前と用件を伝え、採用担当者につないでもらう
求人票に記載されている電話番号に電話をかけます。まずは店名や会社名を確認し、自分の名前と用件を伝えましょう。アルバイトの応募であることを明確にし、採用担当者に取り次いでもらいます。
トーク例
自分「お忙しいところ失礼します。(自分の名前)と申します。アルバイトの募集を拝見し、お電話いたしました。採用担当の○○様はいらっしゃいますか?」応募先「担当者に確認を取りますので、少々お待ちください」自分「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」 |
バイト募集を行っているか確認する
採用担当者につながったら、まずは現在もアルバイトを募集しているか確認しましょう。
求人情報が更新されていない場合や、すでに募集が終了していることもあるため、事前に確かめることが大切です。募集を続けている場合は、そのまま応募の意志を伝えます。
トーク例
担当者「お電話代わりました。○○です」自分「お忙しいところ失礼します。(自分の名前)と申します。現在、アルバイトの募集をされていますでしょうか?」担当者「はい、現在も募集しています」 |
応募したい旨を伝える
募集を行っていることが確認できたら、アルバイトに応募したい旨をしっかり伝えます。
このとき、簡単な自己紹介を加えると、担当者に良い印象を与えられます。希望の職種が複数ある場合は、どの職種を希望するのかも伝えましょう。
トーク例
自分「ありがとうございます。ぜひ応募させていただきたいです。現在、大学生で接客のアルバイト経験があります。○○の職種に興味があるのですが、応募は可能でしょうか?」担当者「はい、大丈夫です」 |
面接の日程調整を行う
応募が受け付けられたら、面接の日程を調整します。候補日を提示される場合もありますが、自分の希望日を事前に用意しておくとスムーズです。
また、時間帯も指定される場合があるので、柔軟に対応できるよう、あらかじめスケジュール表を確認しておきましょう。
トーク例
担当者「では、面接の調整をさせていただきたく、今月○○日以降のご予定はいかがでしょうか?」自分「10日水曜日以外でしたら空いております。時間は午後でしたら何時でも伺えます。」担当者「それでは、○日の14時はいかがですか?」自分「承知しました。○日の14時ですね。ありがとうございます」 |
面接日、面接場所、面接担当者、服装、持ち物を確認する

面接の日程が決まったら、場所や持ち物などを確認しましょう。
バイト先によっては服装が指定されるケースもあるため、不明点があれば質問しておくと安心です。
トーク例
自分「面接の場所は○○店でよろしいでしょうか?」担当者「はい、店舗のスタッフルームで行います」自分「持ち物や服装の指定はございますか?」担当者「履歴書と身分証明書、筆記用具をお持ちください。服装はカジュアルすぎないものでお願いします」自分「当日はお店の正面から入ってよろしいでしょうか?」担当者「はい。店内のスタッフにお名前と面接に来たことをお伝えください。」自分「かしこまりました。ありがとうございます」 |
電話を切る
最後に、改めてお礼を伝え、失礼のないように電話を切ります。相手が電話を切ったことを確認してから、こちらも切るようにしましょう。
トーク例
自分「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。面接当日はよろしくお願いいたします」担当者「こちらこそ、よろしくお願いします」自分「失礼いたします」 |
バイトの応募先からの折り返し電話のポイント

バイトの応募先が忙しかった場合や、担当者が不在の場合、折り返して連絡すると言われるケースもあります。折り返し電話がかかってくることを想定しておきましょう。
電話には「もしもし」ではなく「はい」と出る
応募先からの折り返し電話には、ビジネスシーンにふさわしい応対を心がけましょう。
普段の会話では「もしもし」と出ることが多いですが、応募先からの電話には「はい、(自分の名前)です」と名乗るのが適切です。そうすることで、相手もスムーズに会話を進めやすくなります。
また、折り返しの電話に備えて、事前に応募先の電話番号を登録しておくと、着信時にすぐに分かるため、慌てず対応できるでしょう。
電話するのが難しい場合には掛けなおす
折り返しの電話を受けたときに、騒がしい場所にいたり、手が離せなかったりして、すぐに対応できないこともあるでしょう。
そのような場合は無理に出るのではなく、落ち着いて話せる状況になってから掛けなおしましょう。
掛けなおす際は、「先ほどお電話をいただいた○○です」と名乗り、用件を確認することが大切です。相手に失礼のないよう、なるべく早めに対応するのが望ましいでしょう。
困ったときのケース別対処法

事前に準備して電話をかけても、想定通りに進まないケースもあります。落ち着いて対応できるように、ケース別の対処法をおさえておきましょう。
担当者が不在だった
電話をかけた際に採用担当者が不在の場合は、慌てず対応しましょう。
「何時頃なら担当者がいらっしゃいますか?」と尋ね、都合のよい時間帯を確認するのがポイントです。担当者が対応できる時間帯にかけ直すか、折り返してもらうようお願いしましょう。
折り返しを依頼する場合は、「○○(自分の名前)と申します。アルバイトの応募でお電話しました。お手すきの際に折り返しいただけますでしょうか」と伝えるとスムーズです。
掛けなおしてほしいと言われた
応募先から「後でかけ直してください」と言われた場合は、指定された時間にもう一度電話をかけましょう。
特に時間の指定がなかった場合は、応募先の業務が落ち着いている時間帯(平日の昼過ぎや夕方以降など)を選ぶのが理想です。
再び電話をする際は、「先ほどアルバイトの件でお電話した○○です。お忙しいところ失礼いたします」と名乗ると、相手も状況を理解しやすくなります。
折り返しの電話が来ない
折り返しの連絡をお願いしたのにしばらく待っても電話がこない場合は、応募先が忙しくて対応できていない可能性があります。
1日以上経っても連絡がない場合は、こちらから再度電話をかけて確認しましょう。
その際、「先日お電話した○○です。アルバイトの応募についてご連絡いただけると伺っていたのですが、ご都合はいかがでしょうか?」と伝えるとよいでしょう。
留守番電話につながった
応募先に電話をかけた際に、留守番電話に切り替わることもあります。伝言メッセージを残すか、しばらく時間をおいて再度かけ直しましょう。
伝言を残す場合は、「○○(自分の名前)と申します。アルバイトの応募でお電話しました。お手すきの際に折り返しをいただけると幸いです」と簡潔に伝えるとよいでしょう。
ただし、留守番電話が設定されていない場合もあるため、時間を置いてから再度かけ直すのが確実な方法です。
応募先からの電話に出られなかった
万が一、応募先からの電話に出られなかった際は、できる限り早く折り返しましょう。
電話をかける際は、「先ほどお電話をいただきました○○です。お忙しいところ恐れ入りますが、今お時間よろしいでしょうか?」と伝えるとスムーズです。
時間が経ちすぎると相手に迷惑をかける可能性があるため、当日中、遅くとも翌日には折り返すのがマナーです。
面接の結果の連絡がない
面接後、指定された日を過ぎても結果の連絡がない場合は、こちらから確認しても問題ありません。採用担当者が多忙で連絡が遅れていることもあるため、焦らず対応しましょう。
電話をかける際は、「先日面接を受けた○○です。○月○日に選考結果をご連絡いただけると伺っていましたが、状況をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と丁寧に尋ねるのがよいでしょう。
面接の日程を変更したい
やむを得ない事情で面接の日程を変更する必要がある場合は、できるだけ早めに連絡しましょう。
電話をかける際は、「○○と申します。○月○日に面接を予定しているのですが、都合が悪くなってしまいました。可能であれば別の日程に変更していただけないでしょうか?」と、丁寧に伝えましょう。
変更をお願いする際は、代わりに都合のよい日を2〜3日提示するとスムーズに調整できます。
まとめ
電話でバイトに応募する際は、事前に準備をしておけば落ち着いて対応できます。電話をかける際は、メモを用意し、相手が聞き取りやすいようにはっきりと話すことが大切です。
電話対応に慣れることで、応募先に好印象を与えられるだけでなく、自信を持ってやり取りできるようになります。本記事で紹介したポイントを活用し、スムーズにバイト応募を進めましょう。