ゴールデンウィーク（GW）の単発バイトを見つけるには？探し方やおすすめの仕事を紹介

まとまった休みを取れるゴールデンウィーク（GW）は、単発バイトに向いている期間といえます。「会社や学校が休みになるので時間がある」「今年のゴールデンウィークは単発バイトで稼ぎたい」このように考えている人も多いのではないでしょうか。

ゴールデンウィークには、イベントスタッフや飲食店など特定の業種が増える傾向にあります。この記事では、ゴールデンウィークの単発バイトの探し方やおすすめの業種、注意点を詳しく解説していきます。

ゴールデンウィークの単発バイトの探し方

ゴールデンウィークの単発バイトを探すための方法として、以下が挙げられます。

上記の中でも、求人情報が豊富に掲載されていて、スマートフォンで気軽に探せる求人サイトやSNSを使う方法がおすすめです。

次からは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

求人サイトやSNSを使う

求人サイトには当社のサービス「シェアフル」を始め、タイミーやバイトル、Indeed（インディード）、SNSではInstagram（インスタグラム）、X（旧Twitter）などがあります。いずれもスマートフォンで簡単に探せて、中にはシェアフルのように電話や履歴書、職務経歴書が不要で申し込みを完結できるものもあります。

求人サイトは職探しで最も利用されている方法です。厚生労働省による「採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査の概要」では、職探しのツールについて以下の調査結果が公表されています。

＜直近の求職活動で利用している（いた）方法＞

インターネットの求人情報サイト

・正社員：46.0%

・正社員以外：51.8%

これらは「ハローワークインターネットサービス（正社員：23.7%、正社員以外：23.9%）」「求人情報誌・折り込み広告・チラシ（正社員：12.7%、正社員以外：20.8%）」を大幅に上回る数字です。求人サイトには豊富な情報がある上「単発バイト」「日払い・即日払い」などの検索条件を設定して、自分に合ったバイトを探すことも可能です。

また、求人サイトにはないSNS限定の情報が見つかることもあります。求人の数自体は多くありませんが、相場より給与が高いバイトが募集されることもあるため、単発バイトを探す際は併せてチェックすると良いでしょう。

【出典】採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査の概要,厚生労働省 

求人情報誌を利用する

単発バイトを探す際は、求人情報誌を利用する方法もおすすめです。求人情報誌はコンビニやスーパーに置かれていることが多く、地域に特化した情報が掲載されています。求人企業・店舗も限定されているので家から近いバイトを見つけやすい上、一定の審査を経ているため、信頼性が高く安心して利用できる点もメリットといえるでしょう。

求人情報誌は、電話や店頭で直接応募する方法が一般的です。特にゴールデンウィークなどの長期休み前には単発バイトの情報が増える傾向にあり、応募後すぐに採用が決まることもあります。単発バイトを探す際には、ぜひ求人情報誌もチェックしてみてください。

友人や知人から紹介してもらう

単発バイトの紹介を、友人や知人からもらうことも有効です。大規模なイベントや観光地の短期バイトなど大量の人員を募集する職場では、すでにはたらいている友人や知人を通じて採用されるケースも少なくありません。

また、身内が経営する会社や店舗など、一般に公開されていない求人情報を得られる場合もあります。こうしたバイトは応募者が限られるため、競争率が低く比較的スムーズに採用されることが多いです。

ゴールデンウィークでおすすめの単発バイト

ゴールデンウィークには多くの人が外出するため、短期的に求人数が増える業種があります。ここでは、求人数の増加が見込まれる業種を4つ紹介していきます。

イベントスタッフ

イベントスタッフは、イベントのステージ設営と撤去や、来場者の受付とチケットの管理、グッズやフード・ドリンクの販売、入退場管理など、イベントに関する幅広い業務を行うスタッフです。

多くの人が外出するゴールデンウィークに求人が活発になる傾向にあります。ただし、東京や大阪など都市部に集中しているため、地方に住む人は求人を見つけにくい場合もあります。

イベントスタッフの時給の目安は「1,207円〜1,299円（東京都の場合）」です。基本的には単発の仕事が多く、求人サイトやSNS、求人情報誌を利用して探すことが一般的です。

引っ越しスタッフ

引っ越しスタッフは、個人や会社、店舗などの引っ越しの搬入・搬出作業を行うスタッフです。毎年、ゴールデンウィークの長期休みを利用する引っ越しの需要は一定数あります。

一般的に肉体労働を伴うイメージを持たれがちですが、梱包やお客さまとのコミュニケーションを主とした仕事もあります。体力に自信のない人にもおすすめできる職種です。

引っ越しスタッフの時給の目安は「1,229〜1,265円（東京都の場合）」になります。単発バイトは求人サイトで検索したり、運送会社に直接連絡して探す方法が一般的です。

飲食店スタッフ

飲食店スタッフは、ホールでの注文や配膳、片付け、キッチンでの調理や仕込み業務などを行うスタッフです。近年、飲食業は人材不足が懸念されている業種の1つで、単発バイトでも多くの求人を確認できます。

＜産業別未充足求人の状況＞

令和5年6月末日現在の未充足求人数を産業別にみると、「宿泊業、飲食サービス業」が 336,000人で最も多く、次いで「卸売業、小売業」が 255,200人となっています。

欠員率では、「宿泊業、飲食サービス業」が 6.1％で最も高く、次いで「建設業」が 4.5％となっています。

年間を通じて安定した求人数がありますが、ゴールデンウィーク中は、特に観光地周辺で増える傾向にあります。飲食店スタッフの時給の目安は「1,136円〜1,195円（東京都の場合）」で、経験者は比較的早く仕事を見つけられるでしょう。

【出典】令和５年上半期雇用動向調査結果の概況,厚生労働省

観光地スタッフ

観光地スタッフとは、観光施設での受付と案内、売店での販売・レジ対応、アクティビティの説明や安全管理を行うスタッフです。ゴールデンウィークには多くの観光客が訪れるため、日本各地で求人が増える傾向にあります。

JTBの調査による推計では、ゴールデンウィーク期間中の国内総旅行者数（延べ）は「2023年：2,260万人」「2024年：2,280万人」としていますます。こうした背景から、観光地の飲食店や土産店、テーマパークなどで短期間のスタッフを積極的に募集するケースが多いです。

観光地スタッフの時給の目安は「1,207円〜1,299円（東京都の場合）」で、英語が使えるとさらに高くなります。ゴールデンウィーク前には住み込みで宿泊費や食事が支給されるリゾートバイトの求人も増えるので、時間を確保できる人は時給制のバイトと併せて探すのも良いでしょう。

【出典】職種別賃金状況（常用的パート）,厚生労働省　

【出典】2024年ゴールデンウィーク（4月25日～5月5日）の旅行動向 ,JTB

ゴールデンウィークの単発バイトの注意点

ゴールデンウィークという時期や単発バイトという特性上、いくつか注意すべき点があります。ここでは、ゴールデンウィークに単発バイトを探す際の注意点を紹介していきます。

単発バイトは早めに応募する

ゴールデンウィークの単発バイトは、人員が埋まり次第募集を終了することが多いです。人気のある職種や条件が恵まれた仕事は、すぐに定員に達してしまうこともあるため、良いと感じたバイトがあれば早めに応募するようにしましょう。

ゴールデンウィークの単発バイトの求人は、一般的に3月始めごろから増え始めます。ゴールデンウィークが始まる前から定期的に求人サイトや情報誌をチェックすることが、希望の仕事を見つけるポイントといえます。

交通費の有無を確認する

単発バイトに応募する際、交通費の有無を確認することは重要です。バイトによっては、バスや電車の交通費が負担となり、思ったより稼げなかったということになる可能性があるので注意してください。

単発や短期のバイトでは交通費は出ないことが一般的ですが、中には「上限◯円まで支給」などの条件が設けられている場合もあります。求人情報を見る際は、職場までのアクセスを考慮して選ぶと良いでしょう。

服装や持ち物、勤務条件を確認する

単発バイトに行く前には、必ず服装や持ち物、勤務条件を確認するようにしてください。たとえば、イベントスタッフでは動きやすい服装や手袋の持参、飲食店では髪色や髪形を指定されている場合があります。

仕事ができない場合には当日キャンセルとなり、その後の紹介に影響が出る可能性もあります。事前に求人情報や担当者からの指示を確認し、不明点があれば早めに問い合わせるようにしましょう。

ゴールデンウィークならではの単発バイトを探そう

ゴールデンウィークには、毎年「イベントスタッフ」や「飲食店スタッフ」など特定の業種の単発バイトが増える傾向にあります。特に条件の良いバイトは埋まり次第募集終了になってしまうことがあるので、早めに応募するようにしてください。

短期間で効率よく稼げるだけでなく、普段できないような仕事を体験できる点も単発バイトの魅力です。ぜひゴールデンウィークならではの仕事に挑戦し、新しい経験を積んでみてはいかがでしょうか。