選挙バイトの内容は?服装や髪色は自由?特徴を徹底解説!
✓ あまり難しい仕事は振られない
✓ やりがいが大きい
『選挙バイト』と聞くと、なんだか堅苦しいイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。
実は、選挙バイトはなかなか時給が良く、大学生におすすめのバイトなのです。期間限定でレアだからこそ、求人を見つけたらぜひ応募したいところ。
ただ、選挙バイトの仕事内容についてはあまり想像がつかないという方も多いでしょう。
そこで、今回は選挙バイトの仕事内容や特徴、時給などについて解説していきます。
仕事内容
まずは選挙バイトの仕事内容について、『投票前』『投票当日』の2段階に分類して説明していきます。
投票前
まずは投票前です。投票前に行う仕事として、主に3種類のものが挙げられるでしょう。
ポスター貼り
ポスター貼りは、候補者のポスターを掲示板に貼る仕事です。
事前に掲示板の場所が書かれた地図とポスターを受け取り、選挙区を回ってポスターを貼っていくという内容。
2名1組、3名1組のように、数名で組んで働く場合がほとんどとなっています。
世論調査
世論調査とは、選挙に対してどのように考えているか、電話で世の中の人の声(世論)を聞くという仕事です。
電話自体は難しいものではなく、トークスクリプト(台本)に沿って、選挙の投票先やその理由などを聞いていくという内容。電話をかける相手として、事前に有権者の電話番号リストを渡されます。
回答内容は、最後にパソコンでデータ入力。主に新聞社から募集されることが多いバイトです。
期日前投票における運営サポート
期日前投票とは、様々な事情で投票当日は投票所に向かえないという方が、投票日前に投票できるという仕組みのこと。主に公示日・告示日の翌日から投票日の前日までが投票できる期間となっています。
この期間は、投票当日と同様、投票に来た有権者の受付をし、投票所の案内を行います。また、書類整理やデータ入力といった事務仕事も必要となるでしょう。
なお、期間がおよそ2週間あるため、そこからバイト日程を自由に選べるという特徴があります。投票当日のバイトは難しくても、この期間中であれば働けるという方も多いでしょう。
投票当日
投票当日に行う仕事は、大きく6種類に分類することができます。以下で確認してみましょう。
会場設営
会場設営の仕事は、投票所のセッティング。椅子やテーブル、記入台、投票箱、筆記用具を並べて、投票所の形にするのが主な仕事です。
投票当日に行われる場合と前日に行われる場合があり、当日に行う場合はかなり早朝からの作業になるのが特徴。
受付・案内
投票所で、投票に来た有権者の受付や案内をする仕事です。
名簿の確認(本人確認)や投票用紙の交付、投票所内の案内などが主な内容。
また、会場設営の後そのまま受付に入る、という形もあるようです。
事務作業
投票所における事務作業で、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 開票に関連した書類の仕分け
- 備品の手配
- データ入力作業
- 開票に関連した電話対応
出口調査
投票所の出口で待機し、投票し終わった有権者に対し、投票先についてアンケート調査を行うというものです。
インタビュー形式で聞いていくものがあれば、アンケート用紙に記載してもらうものもあり、その手段は様々。
また、アンケート結果をデータにまとめ送信する作業が必要になることもあります。
この結果が、テレビやインターネットに速報として出るため、慎重に作業をする必要があるでしょう。
開票
投票箱を開けて、開票作業の手伝い・仕分けをする仕事です。開票作業における仕分けとは、投票箱に入れられた用紙を、候補者別で分類していくというもの。
なお、中には候補者名や政党名以外が記載された『無効票』もあります。こうした無効票は、しっかり選別しなければいけません。枚数が多いですが、ひとつひとつ丁寧に見極めていく必要があるでしょう。
また、開票結果を随時報告するという仕事も。専用のアプリを使用し、『選挙開票速報』として、その都度途中経過を報告していくというものです。
投票所の撤収
開票が終了してから、投票所の撤収を行う仕事です。
投票所にある椅子やテーブル、投票箱などを片付けて、使用していた会場を空の状態に戻します。
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時給
選挙バイトにおける給料体系は、『時給制』と『日給制』の2種類に分かれています。
時給制の場合、平均時給は『1,136円』。
バイトの中では、比較的高めであると言えるでしょう。
なお、数日にわたって長時間働く場合(8時間〜)、日給制をとられることが多くなっています。
平均日給としては『1万円』を超えることがほとんどで、時給換算しても1,000円以上となるでしょう。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
メリット
ここからは、選挙バイトのメリットについて紹介していきます。
政治についての理解や関心が深まる
バイトを通じて、政治に関しての理解や関心が深まるというのは一番のメリットです。
選挙の運営をサポートするバイトのため、必然的に候補者や政党の名前は頭に入ってくるでしょう。
また、これまで選挙に関心がなかったという方も、改めて選挙の重要性を見つめ直すきっかけに。「ちゃんと選挙に行こう」と思える良い機会になるでしょう。
選挙の裏側について知ることができる、珍しい仕事ならではのメリットです。
あまり難しい仕事は任されない
選挙バイトでは、選挙運営におけるマニュアルがしっかり完備されています。そのため、初心者でもわかりやすく、仕事が難しくないというのもメリットでしょう。
基本的に単発・短期での募集となるため、どなたでも覚えやすい仕事内容となっています。
また、受付の仕事であれば、人が来ない時は座ったまま楽に過ごせるというのも魅力的でしょう。
やりがいが大きい
出口調査で聞いたアンケートの内容や、開票作業の結果は、そのまま『選挙速報』『開票速報』としてメディアで報じられます。
自分たちが働いた結果が選挙の結果として反映されるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。
デメリット
上記では、選挙バイトのメリットについて紹介してきました。
しかしながら、選挙バイトにはデメリットもいくつか挙げられます。どのようなものがあるか、以下で確認してみましょう。
時期が限られている
選挙に関連したバイトのため、当然ながらバイトの求人は選挙の時期にしか募集されません。せっかく選挙バイトに興味を持ったとしても、求人がなく働けないという可能性は十分あります。
『タイミングを逃すとしばらく応募のチャンスが来ない』というのは、期間限定ならではのデメリットでしょう。
業務によっては体力負担が大きい
仕事内容はそれほど複雑でないものの、業務によっては体力負担が大きいというデメリットがあります。
特に体力を使うのは、出口調査の仕事。基本的に屋外で、長時間立ちっぱなしとなるため足に疲労が溜まります。
また、夏や冬のように、気候の変化が激しい時期だとなおさら体力が削られるでしょう。少しでも体力を温存できるように、夏であればタオルや飲み物、冬の場合はホッカイロを準備するなどして対策しなければいけません。
暇な時間が苦痛になることも
会場設営・撤収や、開票作業は慌ただしくなるものの、時間帯によっては暇になってしまうこともあります。しかし、待機中だからといってスマホをいじったり本を読んだりできることはできません。
ただ席に座っていなければならず、その時間が苦痛に感じることもあるでしょう。
メリット | デメリット |
政治についての理解や関心が深まる | 時期が限られている |
あまり難しい仕事は任されない | 業務によっては体力的な負担が大きい |
やりがいは大きい | 暇な時間が苦痛になることも |
選挙バイトの気になるポイント!
最後に、選挙バイトにおいて、多くの方が抱く疑問についてお答えしていきます。
服装や髪色は自由?
服装や髪色の縛りはほとんどなく、特に服装は私服である場合が多いでしょう。ただ、投票所において受付をする場合は、オフィスカジュアルを求められることもあるようです。
『服装自由』『髪色自由』という記載があったとしても、あまり奇抜なものは避けた方がベター。
服装は、露出が激しいものや色・柄が目立つようなものは控えましょう。
髪色であれば、金髪や明るすぎる髪色は避けて、黒髪か茶髪で行くのがおすすめです。
選挙バイトはどうやって探すの?
選挙の時期が近づくと、単発・短期バイトとして求人サイトに掲載されます。
募集期間中は、『選挙 バイト』といったワードで検索をかけると選挙バイトの求人が出てくるでしょう。あとは通常の長期バイトと同様に、求人サイトを通して応募するという流れです。
また、一般的な求人サイトだけでなく、単発・短期派遣バイトを専門に扱う派遣会社で募集されることも。
選挙バイトは選挙期間でしか募集されず、応募の機会はそうありません。
そのため、選挙バイトをやってみたいのであれば、普段から政治関連のニュースをチェックするようにしましょう。
こんな方に選挙バイトがおすすめ
いかがでしたか?
記事の内容を踏まえて、以下のような方に選挙バイトがおすすめと言えるでしょう。
- 政治や選挙に興味がある方
- 期間限定の珍しいバイトをやってみたい方
- 自分のスケジュールに合わせて単発で働きたい方
お金を稼げるだけでなく、選挙の仕組みについても学べる選挙バイトは、人生で一度は経験してみたいところ。選挙期間しか募集がなくレアなバイトですが、求人を見つけたらぜひ応募してみてください。