【例文一覧付】尊敬語とは?正しい使い方と謙譲語・丁寧語との違いを徹底解説

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「敬語は難しい」と感じる人は多いでしょう。特に尊敬語は、謙譲語・丁寧語と混同しやすく、ビジネスや就活の場面で「正しく使えているか不安」という声をよく聞きます。この記事では、尊敬語の基礎から謙譲語・丁寧語との違い頻出の置き換え表二重敬語の回避練習クイズメール定型文までを一気に解説します。読み終えたらすぐ使える実務ファーストの内容です。

目次

尊敬語の基礎知識

尊敬語とは何か?(敬語の中の位置づけ)

公的な整理(文化審議会の答申)では敬語は5分類です。

  • 尊敬語:相手(相手側の行為の主体)を高める語彙になります。「いらっしゃる」「おっしゃる」「召し上がる」「ご覧になる」などがあります。
  • 謙譲語Ⅰ:自分(身内)を低めて相手を立てる時に使います。「伺う」「申し上げる」「拝見する」などがあります。
  • 謙譲語Ⅱ(丁重語):自分側の行為を丁重に述べる形式です。「参る」「申す」「いたす」などがあります。
  • 丁寧語:文末を「です・ます」にすることで話し方を丁寧にする時に使います。
  • 美化語:「お酒」「お料理」など、語感を整える時に使います。
    本記事の主役である尊敬語は「相手の動作を高める」語彙群で、主体の向き(相手/自分)を取り違えないことが最重要ポイントです。

尊敬語が使われる場面(ビジネス・接客・就活面接など)

  • ビジネス:会議招集・アポイント・議事進行など。
    例:「明日、取締役は10時にいらっしゃいます」「詳細は企画書をご覧ください
  • 接客:案内・会計・苦情対応など。
    例:「こちらにお掛けになって、お待ちください」「お品物は後ほど係がお持ちいたします
  • 就活:面接・メールなど。
    例:「本日はお越しくださりありがとうございます」「ご質問をお伺いしてもよろしいでしょうか」

    →尊敬語は“へりくだり”のためではなく、相互の敬意と業務の円滑化に使います。

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尊敬語と謙譲語・丁寧語の違い

尊敬語と謙譲語の違い(相手を立てる vs 自分をへりくだる)

  • 尊敬語:相手の行為を高める時に使います。
    例:「部長がおっしゃるとおりです」「社長は来週こちらにいらっしゃいます」。
  • 謙譲語Ⅰ:自分(自社)の行為を低めて相手を立てる時に使います。
    例:「私がご説明を申し上げます」「明日、御社に伺います」。
  • 謙譲語Ⅱ:自分の行為を丁重に述べる時に使います。
    例:「会合に参ります」「後ほど資料をお届けいたします」。

    主語がだれかで選ぶ品詞が変わります。

尊敬語と丁寧語の違い(話し方の丁寧さ vs 相手への敬意)

  • 丁寧語:文末表現の調整(です・ます)で、相手を高めていなくても使うことができます。
  • 尊敬語:語彙自体を切り替えて相手を高める時に使います。
    例:「行きます」(丁寧語)/「いらっしゃる」(尊敬語)/「参ります」(謙譲語Ⅱ+丁寧語)。

    →丁寧語だけでは敬意が不十分な場合がありますので、うまく使い分けましょう。

混同しやすい例(例:「伺う」と「いらっしゃる」、「おっしゃる」と「申す」)

  • 伺う=謙譲語(自分が行く)
    →相手の移動には使いません。
  • いらっしゃる=尊敬語(相手が行く/来る/いる)
    →自分や社内・身内の人が行く時には使いません。
  • おっしゃる=尊敬語(相手が言う)
    →自分や社内・身内の人が言う時には使いません。
  • 申す/申し上げる=謙譲語(自分が言う)
    →相手が言う時には使いません。

    実務では「方向(相手/自分)」の見取り図を意識し、メールの主語を先に定めると誤用を防げます。

よく使う尊敬語の例一覧

動詞の尊敬語変換例

  • 見る → ご覧になる
  • 来る/いる → いらっしゃる/(来訪を丁重に言うなら)お越しになる
  • 聞く → お聞きになる
  • 言う → おっしゃる
  • 食べる/飲む → 召し上がる
  • する → なさる
  • 知っている → ご存じ

例文
・「社長がご覧になった資料はこちらです。」
・「お客様が15時にお越しになります。」
・「先ほどのご発言の件、部長がおっしゃった要点は三点です。」

補足:「行かれる」は尊敬の助動詞「れる/られる」による敬語で、文脈により許容されます。一方「ご覧になられる」のような重ね方は非推奨です(→後述の二重敬語)。

名詞や表現の尊敬語例

  • 会社 → 御社(会話)/貴社(文書) ※「御社様」「貴社様」は過剰。
  • 銀行/学校/病院 → 貴行/貴校(貴学)/貴院
  • 人 → お客様/ご担当者様
  • 自社を示す語 → 弊社/当社(相手の前で自社を持ち上げない)
  • 相手の部署・肩書 → 御部¹/ご所属¹/部長様²  ※社内基準に合わせる

※¹メール・文書では「貴部/貴部署」、会話なら「〇〇様」より「〇〇部の皆さま/〇〇部 の〇〇様」の方が自然です。

※²メール・文書などでの社外宛の正式表記は「〇〇株式会社 営業部 部長 〇〇様」(役職+氏名に「様」)として、役職に「様」を重ねないのが無難です。

日常でよく使うフレーズ

  • 「〜してください」→「〜なさってください/〜くださいますか
  • 「(人が)います」→「(人が)いらっしゃいます
  • わかりました」→(謙譲)「かしこまりました
  • 聞きました」→(謙譲)「拝聴しました/拝見しました」(※内容に応じて)

尊敬語の使い方の注意点

二重敬語に注意(「おっしゃられる」「お伺いする」など)

  • 誤用例:おっしゃられる/ご覧になられる/お召し上がりになられる
  • 正しい形:おっしゃる/ご覧になる/召し上がる
    尊敬の形式を二つ重ねると冗長・不自然になりやすいです。

    ※「お伺いする」自体は謙譲語の定着形で誤りではありません。一方、「伺わせていただく」のような「…させていただく」は相手の許可・恩恵が前提のときに限り適切。条件が薄い場面では「伺います」「参ります」が簡潔です。

相手との関係性による使い分け(上司・顧客・取引先)

  • 社内の上司:過度に飾らず簡潔+尊敬語
    例:「ご指示ありがとうございます。明日伺います。」
  • 顧客尊敬語+丁寧語を基本に、相手の手間を減らす表現
    例:「差し支えなければ、3案のうちAをご覧のうえご判断いただけますか。」
  • 取引先:関係が長いほど“過不足のない定型文”が効きます。自社の担当を社外で持ち上げるのは避け、「弊社の田中が伺います」と自分側(社内や身内)は謙譲語にしましょう。

就職活動・面接での尊敬語のポイント

  • 面接官の動作→尊敬語(「おっしゃる」「いらっしゃる」)
  • 自分の動作→謙譲語(「伺う」「拝見する」「存じ上げる」)

   ※人に対しては「存じ上げる」、物事や事実には「存じる

例:「お名前は存じ上げております」・「企業理念は存じております

  • 文末はです・ますで統一し、「おっしゃられる」などの過剰敬語は避けましょう。
  • 面接後メールは「本日は貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。」のように相手を中心にすると良いでしょう。

尊敬語・謙譲語・丁寧語を練習しよう!敬語クイズ

初級編:基本の尊敬語を選ぼう

Q1「お客様が部屋に( )」
A. 行きます B. 入ります C. お入りになります
答え:C

Q2「先生は今、職員室に( )」
A. います B. いらっしゃいます C. おります
答え:B

中級編:謙譲語・丁寧語との違いを見抜ける?

Q3「私が先に( )説明いたします」
A. ご B. お C. —(付けない)
答え:C 
 補足)自分の動作に「お/ご」を安易に付けるのは過剰になりやすい。「説明いたします」で十分です。

Q4「明日、貴社へ( )」
A. 伺います B. いらっしゃいます C. 行きます
答え:A
 解説)自分が行くので謙譲語を使います。

上級編:二重敬語や間違いやすい表現に挑戦!

Q5「先ほど、部長が〇〇と( )」
A. おっしゃいました B. おっしゃられました C. 申しました
答え:A
 解説)Bは二重敬語なのでNGです。Cは社外の人に向けて使用する場合はOKですが、その際は、「先ほど、弊社の田中が〇〇と申しました。」など呼び方が変わります。

Q6「来週は、貴社オフィスへ( )」
A. 伺わせていただきます B. 伺います C. 行かせていただきます
答え:B
 解説)A・Cは「許可・恩恵」の条件がなければ冗長です。

尊敬語・謙譲語・丁寧語の実践ガイド

ビジネスメールでの使い方(例文つき)

【依頼】

  • △:ご確認お願いします。
  • ○:ご確認いただけますと幸いです。
  • ○:ご査収のほどお願い申し上げます。

【回答・連絡】

  • △:了解しました。
  • ○:承知いたしました。
  • ○:かしこまりました。

【訪問予定】

  • △:明日10時に行きます。
  • ○:明日10時に伺います。
  • ○:明日10時に伺わせていただきます。(相手の許諾が必要な場合)

【取り次ぎ】

  • △:担当の方に伺ってください。
  • △:担当の方へご確認ください。
  • ○:担当の方へご確認いただけますと幸いです。

 ※「ください」は場合によっては対応の投げつけとなるリスクがあるため、避ける方が無難です。

 
【社内・社外の呼び分け】

  • ○:相手の会社を口頭で言う場合は「御社」/文書(メールなど)の場合は「貴社
  • ○:自分の会社は「弊社」「当社」
  • ○:銀行は「貴行」・学校は「貴校」・病院は「貴院」

敬語変換ツールを活用する方法

  • ”Microsoft Word”など、文章作成ツールの校正機能で「二重敬語」「冗長表現」「表記ゆれ」の検出が可能です。
  • 定型文テンプレ(依頼・謝意・訪問・催促)を自部署用に最適化しておくと実戦でもすぐに活用できます。

よくある質問(尊敬語 誰に対して使う? など)

Q. 尊敬語は誰に対して使う?
A. 目上・顧客・取引先など敬意を払うべき相手の動作に使います。社外の前では自社の人を上げないのが基本です。

Q. 同僚にも尊敬語?
A. 通常は丁寧語で十分です。ただし同僚の行為を相手に伝える場合は、相手中心で「田中が伺います」と自社側は謙譲語で統一すると良いでしょう。

Q. 「ご苦労さま」と「お疲れさま」の違いは?
A. 一般に「ご苦労さま」は目上から目下に向けた表現の色合いが強いため、目上の方には「お疲れさまです」を用いるのが無難です。

Q. 「行かれる」は正しい?
A. 尊敬の助動詞「れる/られる」を使った「行かれる」は、文脈によって正しく使えます。
例:「佐藤様はどちらへ行かれるご予定ですか。」
ただし、「ご覧になられる」のように尊敬表現を二重に重ねるのは不自然なので避けましょう。また、「来られる」は「可能(来ることができる)」の意味にも解釈されることがあるため、文脈に注意が必要です。

まとめ|尊敬語を身につけて印象アップ

  • 敬語は5分類。まずは主語の向きを決める:相手=尊敬語/自分=謙譲語、文末は丁寧語で整える。
  • 二重敬語は原則NG。ただし「お伺いする」のように定着した謙譲表現は可
  • 「…させていただく」は〈相手の許可〉と〈自分の恩恵〉が明確な時だけ。
  • メールは定型文×主語チェックで精度が安定。実務では「御社(会話)/貴社(文書)」「弊社(自社)」の呼び分けを徹底。

今日から、ひとつの文で主語→方向→文末の順に確認する癖をつけましょう。尊敬語は、相手への敬意を形にし、あなたの信頼度と仕事の通りやすさを引き上げます。

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この記事を書いた人

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