『シェアフル』スキマバイトリサーチ キャリア意識実態調査

〜シェアフルの学生ユーザーのうち36.0%がスキマバイト経験を就職活動で活用し、キャリア形成の武器に〜

◾️背景
近年、副業解禁やはたらき方の多様化により、好きな時間にはたらける「スキマバイト」が急速に広がっています。従来は「生活費の補填」や「一時的な収入確保」のためとされるケースが多かったものの、キャリア意識の高まりから「スキルアップや経験の獲得」を目的に選ぶ人も増加していると考えられます。令和6年に厚生労働省が実施した「能力開発基本調査」によれば、向上させたい能力・スキルがあると回答した割合は、労働者全体で 92.3%であり、正社員では 95.4%、正社員以外では 84.4%となっています。このことから、多くの人が自身のスキルや能力の向上に対して高い関心を持っていることがわかります。今回『シェアフル』が行った調査では、スキマバイトが個人にもたらす成長や影響を明らかにし、今後のスキマバイトの可能性を調査することを目的としています。
出典:厚生労働省 令和6年度「能力開発基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00202.html
◾️調査概要
【シェアフルユーザーを対象にしたWeb調査】
対象:『シェアフル』アプリを利用しているユーザー
方法:アプリ内機能「シェアフルmembers」でのアンケート調査
内容:「スキマバイトを通じて得た経験が役立ったと感じたことはあるか」「スキマバイトの経験がどこで役立ったか」などを質問
有効回答数:25,186件
実施日:2025年7月17日(木)
◾️調査結果(抜粋)


「スキマバイトを選ぶ際に、将来のキャリアを意識したことはありますか?」という質問に対し、全体の32.7%がはいと回答した。年代別に見ると、10代の約半数である48.0%がスキマバイトを選ぶ際にキャリアを意識して選択していることがわかった。

上記で「スキマバイトを選ぶ際に、将来のキャリアを意識したことがある」と回答した方に、「スキマバイトを通じて得た経験が役立ったと感じたことはありますか?」と質問をした結果、「役立ったと感じたことがある」と回答した方は、77.9%だった。
一方、「スキマバイトを選ぶ際に、将来のキャリアを意識したことがない」と回答した方に同じ質問をしたところ、「役立ったと感じたことがある」と回答した方は、10.3%だった。

「スキマバイトの経験がどこで最も役に立ったか教えてください」という質問では、学生の36.0%が「就職・転職活動」と回答した。また、正社員・派遣社員、アルバイト・パートは「本業」で役立ったという回答が全体の平均より多いことがわかった。一方で主婦・主夫は「プライベート」で役立ったという回答が半数を上回る結果となった。
◾️考察
本調査から、『シェアフル』ユーザーの約3人に1人がキャリアを意識してスキマバイトを選択していることが明らかとなった。中でも10代の学生では48.0%とほぼ半数に達しており、スキマバイトは単なる収入源にとどまらず、進路選択やキャリア形成に向けた“経験の場”として積極的に活用されている実態が浮かび上がった。若年層が早い段階から職業経験を得ることは、自己理解や職業選択の精度向上にも寄与する可能性が高い。
また、「将来のキャリアを意識してスキマバイトを選ぶ」と回答した77.9%が「経験が役立った」と回答しており、目的意識を持ってスキマバイトを選んだ層が、有意義な経験を得られていると思われる。特に学生は、その経験を就職活動で活用する傾向が強い。これは、スキマバイトが単発・短期であっても、適切な目的設定と経験の言語化によって就業経歴を価値のある経験として活用できる可能性を示している。
一方、正社員やアルバイト・パートのユーザーは本業に、主婦・主夫はプライベートにスキマバイトの経験が役立ったと回答する割合が平均より高く、ライフステージや役割によって活かし方が異なることが推察できる。企業や雇用主は、募集する人材に対してスキル習得の可能性や機会提供をアピールすることが、採用力や定着率向上に直結する施策となり得る。特に学生層に対しては、キャリア形成や就職活動に結びつく業務や学びの機会を提示することが、魅力的な募集と見られることにつながり、マッチング精度の向上が期待できると考えられる。