【高校・大学生必読!】初めてのバイト面接の攻略法を徹底解説

アルバイトの採用では、面接が行われることがよくあります。初めてバイトに応募するときは、「うまく話せるかな」「採用してもらえるかな」と不安に感じる人もいるでしょう。
本記事では、バイトの面接の流れ、面接時によく聞かれる質問、服装やマナーなどについて解説します。初めてバイト面接に挑む方は、ぜひ参考にしてみてください。
初めてのバイト面接までにすること

履歴書の作成をはじめ、バイトの面接当日までにすることはたくさんあります。初めてのバイト面接までに、次のことを済ませておきましょう。
- 履歴書の作成・送付
- バイトを希望するお店への連絡・面接の日程調整
- 面接場所・交通手段の確認
- 持ち物の準備
- 保護者の同意書の準備(高校生の場合)
バイトを希望するお店によって、履歴書を事前に送っておく必要があるところや、面接当日に提出するところがあります。事前に募集要項を確認したり、お店に連絡していつ履歴書を提出すれば良いかを聞いておきましょう。
いきなり本番の面接を迎えるのが不安なときは、家族や友人に頼んで練習をするのもおすすめです。
初めてのバイト面接当日の流れ

バイト面接当日は、基本的には次のような流れで面接が進みます。
- 面接場所に到着:集合時間の5分前に到着する
- 入室:ノックをして「失礼します」と言ってから入室する
- 面接開始:面接担当者からの質問に答える
- 退室:「本日はありがとうございました、失礼します」と言って退室する
天気予報で面接当日の天候が悪く、到着に時間がかかりそうなときは、いつもより早めに行動することをおすすめします。早く着きすぎたときは、面接場所から少し離れた場所や近くのコンビニなどで時間をつぶしましょう。
初めてのバイト面接でよくある質問と回答例7選

バイトの面接では、自己紹介や仕事についてなど、さまざまな質問をされます。今回はよくある質問を7つ厳選し、それぞれの回答例を紹介します。
自己紹介・自己PR
面接に来た人がどのような人物なのかを知るために、面接が始まったら自己紹介・自己PRをお願いされます。自己紹介・自己PRでは、次のようなことを話しましょう。
- 通っている学校・学部・学科
- 所属している部活・サークル
- 自分の性格・長所
- バイトへの意気込み
自己紹介・自己PRが長すぎると、面接の時間がなくなってしまったり、面接担当者も内容を覚えきれなかったりします。1分以内にまとめるのを目安に、回答を事前に準備すると良いでしょう。
応募した理由
応募した理由を話すときは、「このお店・会社ではたらきたい」という気持ちを相手に伝えることが大切です。具体的には、次のようなことを応募理由にしてみましょう。
- 人と話すのが好きで、このお店でもいろんなお客さまと話してみたい
- 以前お店を訪れたとき、サービスの良さに感動してはたらきたくなった
- ゲームや漫画が好きで、好きなことを仕事にしたいと思った
- コツコツと作業するのが得意なので、自分の強みを活かせると思った
- 家から近いためはたらきやすい
「家から近い」「シフトの希望が通りやすそう」「時給が良い」といった理由で応募したときは、面接時には「長く続けられそう」「シフトをたくさん入れたい」など、ポジティブな意欲を前面に出して回答するのがポイントです。
はたらける時間
バイトの面接では、はたらける時間やシフトの希望について尋ねられます。自分の希望を相手に正確に伝えられるように、具体的に回答しましょう。
- 週末を含め、週○日ほどはたらけます
- 希望の曜日は○曜日と△曜日、時間は○時~□時です
- 可能であれば○曜日の勤務は避けたいです
- テスト期間と年末年始はお休みさせていただきたいです
特に学生だと、テスト期間や部活の大会、地元への帰省などで、長期間バイトに行けない時期があります。面接の時点でバイトができない期間が分かっている場合は、正直に伝えておきましょう。
はたらき始められるタイミング
はたらき始められるタイミングも、バイト面接でよく聞かれる質問の1つです。回答例は、次のとおりです。
- 明日からでもはたらけます
- 今週木曜日の○日からはたらけます
- 今週は課題の提出があり難しいのですが、来週以降は可能です
すぐにはたらくのが難しい場合は、正直に答えても構いません。「課題を提出する必要がある」「部活の大会がある」などの理由と、予定を調節してはたらく意欲があることをしっかりと伝えましょう。
過去のアルバイト経験
履歴書に過去のアルバイト経験を記載していなくても、面接担当者が「以前アルバイトしたことはありますか?」と尋ねられる場合があります。
今までアルバイトをした経験がないときは、「アルバイトの経験はありません」「今回が初めてです」と伝えましょう。特に学生だとアルバイトが初めての人は珍しくないので、正直に伝えても問題ありません。
代わりに、「今回が初めてのアルバイトですが、早く仕事を覚えられるよう頑張ります」と、前向きな意欲を伝えましょう。
保護者・学校からの同意を得ているか(高校生のみ)
高校生がバイトの面接を受けるときは、保護者・学校からの同意を得ているかを尋ねられる場合があります。これは民法第五条に「未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。」と記載されているためです。
回答例としては、次のようなものが挙げられます。
- 親からは学業に問題ない範囲であれば、アルバイトをして良いと許可をもらっています
- 校則ではアルバイトは原則禁止なのですが、今回は許可証をもらっています
アルバイトとして契約を結ぶことは法律行為になるので、保護者からの同意をもらう必要があります。また保護者からの許可はあっても、校則で禁止されているケースもあるので、よく確認しておきましょう。
逆質問
面接担当者からの質問が終わると、「何か質問はありますか?」「聞いておきたいことはありませんか?」と逆質問をされることがよくあります。逆質問では自分が気になっていることや、次のようなことを尋ねてみましょう。
- 職場の雰囲気・どのような人がはたらいているか
- 服装について
- シフト希望はいつ頃提出すれば良いか
- 仕事の内容について
回答してもらった後は、「ありがとうございます」とお礼を伝えると印象アップにつながります。
初めてのバイト面接で必要な持ち物

バイトの面接を申し込んだお店・会社によっては、その場で採用が決まり、契約を結ぶ場合があります。バイトの面接では念のため、次のような物を持って行きましょう。
- 履歴書
- 身分証明書(学生証)
- 筆記用具
- メモ帳
- 判子
- キャッシュカード・通帳
- マイナンバーが分かるもの
- クリアファイル
上記のほかにも、事前に持ってくるよう言われた物があれば忘れずに持って行きましょう。面接時にバイト先から資料や契約書類を渡される場合もあるため、クリアファイルがあるときれいな状態で持って帰れます。
初めてのバイト面接、服装はどうすればいい?

初めてのバイト面接、服装はどうすれば良いか悩む方は多いでしょう。ここでは、高校生と大学生の服装について解説します。
高校生の場合
高校生がバイトの面接に行くときは、制服でも私服でもどちらでも構いません。制服で行く場合は、シャツ・ブレザーのボタンを上まで止めたり、スカートの長さを校則通りにしたりして、服装検査に合格するようなイメージで身だしなみを整えておきましょう。
私服で行く場合は、清潔感のある白やパステルカラーのシャツやブラウスに、濃い色のパンツやスカートなど、シンプルな服装がおすすめです。ダボっとしたオーバーサイズや露出が多いデザインの服、上下ジャージのようなラフな服装は避けましょう。
大学生の場合
大学生がバイトの面接に行くときは、TPO(時・場所・場合)に応じた服装を心掛けましょう。飲食店や雑貨屋などであれば、白のシャツに濃い色のボトムスなど、シンプルな服装がおすすめです。
オフィス系・塾講師のバイトで、バイト面接の服装に指定がない場合は、ジャケットや膝下丈のスカートを取り入れたオフィスカジュアルが良いでしょう。
試験監督や事務系といったスーツを着てはたらく職種の場合は、入学式のときに使ったスーツや、バイト中に着ようと用意したスーツを選ぶのも1つの手段です。不安なときは、面接の日程調整の連絡をするときに、服装についても尋ねておきましょう。
初めてのバイト面接、遅刻しそうになったらどうする?

面接の当日は忘れ物を取りに帰ったり、電車が遅れたりして、約束していた時間に遅刻しそうになる可能性があります。その場合には、遅刻することが分かった時点で、遅刻する旨と到着予定時刻を連絡しましょう。
連絡がないと、面接を担当する人は「どうしたんだろう」「大丈夫かな」「もしかして無断キャンセル?」と不安を感じてしまいます。メールだと見落とす可能性があるため、特に指定がない場合は電話で連絡してみてください。
採用に近づく!初めてのバイト面接で意識すると良いマナー

バイトの面接では、質問への回答以外にも大切なことがたくさんあります。初めてのバイト面接で意識すると良いマナーを5つ紹介するので、ポイントを抑えて採用に向けてさらに1歩近づきましょう!
履歴書は丁寧に書く
面接を担当するスタッフは、履歴書を見てどのような人物かを知ったり、質問内容を決めたりします。履歴書の字が小さいと読みにくいですし、字が汚いと読み間違いが発生する可能性もあるため、履歴書は丁寧に書きましょう。
履歴書に必要最低限のことしか書いておらず、雑に作成するのもNGです。相手にいい加減な印象を与え、採用から遠ざかってしまいます。
仕事内容や募集要項をよく確認する
面接では、勤務時間・担当したい業務の内容・仕事への意気込みなどについて話す場面がよくあります。話していることと、実際の仕事内容や募集要項の間にズレがあると、「ちゃんと確認していないのかな」と相手に違和感を与えてしまうため、よく確認しておきましょう。
また、事前に仕事内容や募集要項をよく確認しておくことで、逆質問の内容を考えやすくなったり、面接の担当者とより具体的な話ができたりと、プラスの効果も期待できます。
清潔感のある服装
服装は、第一印象を決める大切な要素です。面接当日は家を出る前に寝ぐせを直したり、シワが付いていないシャツを着たりして、清潔感のある服装を心掛けましょう。
特に飲食店やサービス業で多くのお客さまと接する仕事だと、だらしない服装の従業員がいるとクレームにつながるケースもあります。バイトがある日は気持ちを切り替えてきちんとはたらけることをアピールするためにも、面接時の服装には気を付けることが大切です。
丁寧でハキハキとした話し方を意識する
バイトに採用されると、ほかのバイトスタッフやお客さまなど、さまざまな人と接することになります。面接時は丁寧でハキハキとした話し方を意識することで、コミュニケーションがきちんと取れる人だという印象を与えられます。
話すときは「~です。」「~ます。」と敬語を使い、自分が話していることが相手に聞こえるようしっかりと声を出しましょう。
スマートフォン等の電子機器はマナーモードに
面接中に電話の呼出音やアプリからの通知音が鳴ると、面接の邪魔になってしまいます。面接場所に到着する前に、スマートフォン等の電子機器はマナーモードにしましょう。
バイブレーションの音が大きい場合は、事前に音量を調整したり、通知を切ったりするのも1つの方法です。電子機器の音量は可能な限り下げて、面接に集中できるようにしておきましょう。
面接時に「怪しい」と感じたら帰宅後に断るのもアリ
近年は、ブラックバイトや闇バイトが問題になっています。面接中に募集要項とは大きく異なる仕事内容について説明されたり、仕事内容を詳しく説明してもらえなかったりして、「怪しい」と感じたときは、断るのも1つの手段です。
面接を受けたその場で断ろうとすると、逆に「大丈夫だから」と説得されて、断れなくなる可能性もあります。面接当日は断らずに帰宅し、後日辞退の連絡を入れると良いでしょう。
ブラックバイトについては厚生労働省の「確かめよう、労働条件!」、闇バイトは東京都の「特殊詐欺加害防止 特設サイト」などで詳しく紹介されているため、ぜひ一度チェックしてみてください。
初めてのバイト面接はみんな緊張する!自信を持って話そう
初めてのバイト面接では、多くの人がかなり緊張するものです。誰もが一度は通る道なので、程よく肩の力を抜いて、自信を持って面接に挑みましょう。
また、昨今は面接や履歴書なしでバイトができるサービスも増えています。どうしても面接を避けたいという方は、スキマバイトアプリ「シェアフル」なども視野に入れてみるもの良いかもしれません。
今回は、バイトの面接でよく聞かれる質問とその回答例や、面接時のマナーなど、初めてのバイト面接の対策に役立つ情報をお届けしました。本記事で解説した内容を基に、初めてのバイト面接の準備を進めてみてください。