ガソリンスタンドの仕事内容とは?時給はどれくらい?特徴を徹底解説!
車を運転する方にとってガソリンスタンドは身近な存在であり、新たなバイトの候補として検討しているという方もいるでしょう。
今回の記事では、その仕事内容やバイトの平均時給、メリット、デメリットなどの特徴を徹底解説していきます。 記事を読んで、ガソリンスタンドバイトが「おいしい」かどうか判断してみてください!
✓ 夏場や冬場で混雑時、屋外の作業がキツイときも
✓ クルマやバイク好きなら楽しみながら働ける
ガソリンスタンドバイトの仕事内容
ガソリンスタンドは、大きく『セルフサービス型』『フルサービス型』の2種類に分かれています。それぞれで仕事内容が少し異なるため、以下で見ていきましょう。
セルフサービス型
セルフサービス型には、『お客様自身が車にガソリンを入れ、最後の会計まで済ませる』という特徴があります。そのため、バイトの主な仕事内容はモニターの監視や、お客様への操作説明です。
車の誘導
車に乗ったお客様がスタンド内に入ってきたら、所定の位置へ車を誘導します。混雑時は車両の整理を行う必要があり、臨機応変な判断が求められます。
スイッチャー
セルフサービス型の店舗では、モニターでお客様の様子をチェックし、従業員がタイミングを見て『給油許可』のボタンを押します。ボタンを押さなければ、給油は始まりません。この仕事はスイッチャーと呼ばれます。
- 誤った給油をしようとしていないか
- 別の容器に給油しようとしていないか
- 小さな子供に給油ノズルを持たせていないか
ペットボトルなどに給油を行おうとするお客さんもいますが、これは大変危険な行為です。
思わぬ事故を防ぐため、スイッチャー担当の従業員は発見次第、お客さんに注意をしに行く役割があります。
操作手順の説明
機械の使い方など給油のやり方がわからないお客様に対し、操作手順を説明します。
洗車・タイヤ交換などのサービス
お客様から要望があった場合、洗車機による洗浄やタイヤの空気圧チェック、タイヤ交換、オイル交換などを行います。
車両点検は整備士の資格が必要となりますが、洗車やちょっとした部品交換であればバイトに任されることもあるでしょう。
フルサービス型
セルフサービス型とは対象的に、フルサービス型は『お客様の車に従業員がガソリンを入れ、会計まで行う』というのが特徴です。
その名の通り、最初から最後までお客様の対応をするため、より接客スキルが求められると言えます。
仕事が多い分、セルフサービスに比べて時給も高い傾向があるため、効率的にお金を稼ぎたい大学生にはフルサービスの店舗がおすすめです。
車の誘導
セルフサービス型と同様に、スタンド内に入ってくる車の誘導を行います。
なお、誘導時に給油をしたいのか、それとも洗車や点検、オイル交換などのサービスが希望なのかを確認しなければいけません。
ガソリンの給油
給油レーンへ誘導した後に、給油を行います。この際、窓拭きサービスや車内のゴミ捨ても一緒に行うのが、フルサービス型の特徴でしょう。レギュラー・ハイオク・軽油といった種類や給油の量を確認し、手際よく給油作業を進めます。
洗車・タイヤ交換などのサービス
セルフサービス型と同様、お客様の希望があった際は洗車やタイヤ交換といったサービスを行います。
料金の清算
給油が終了したあとは、料金の清算を行います。
現金のみならず、クレジットカード、電子マネーといったキャッシュレス方式もあるため、最初は覚えるのが少し大変かもしれません。
サービスの提案
給油を行うタイミングで、洗車やタイヤ交換、車両点検、その他キャンペーンなどのサービスをお客様に提案します。いわば営業のような役割と言えるでしょう。
提案の成果によってはインセンティブがもらえることもあります。頑張りが給料に表れることで、モチベーションが上がりますね。
その他の業務
ほかにも、細々とした業務があるので紹介します。
スタンド内の清掃
スタンド内の清掃も、バイトの業務です。共用部やトイレの掃除、窓拭きで使ったタオルの洗濯などを行います。
商品販売
カー用品の販売を行なっている店舗もあり、そのような店舗では、バイトが販売業務にあたることがあります。
車両回送
店舗によっては、お客様が車検に出す車の引き取り・納車を行う車両回送の業務があります。
主に工場とスタンド間を運転するといった内容で、運転に慣れているのであれば車両回送業務を任される機会があるかもしれません。
灯油の配達
冬場限定で行われるのが、灯油の配達業務です。交通手段がない方のため、車を運転して自宅に灯油を届けます。
あまり離れた地域まで行くことはなく、片道10〜30分程度の範囲であることがほとんどでしょう。その土地における土地勘があった方が、スムーズに配達を進められます。
スキマ時間をお金に変えませんか?「シェアフル」なら面接・履歴書なしですぐはたらけます!
スキマバイトアプリ「シェアフル」では、軽作業から飲食店、販売スタッフ、オフィスワークまで、いろんなお仕事を面接なしですぐにはたらくことができます!
↓↓↓ダウンロードはこちら↓↓↓
バイトの平均時給
地域によって差はありますが、ガソリンスタンドにおけるバイトの平均時給は『1,140円』とされています。一般的なバイトと比べて、平均的な時給と言えるでしょう。
なお、労働基準法により、深夜帯(22:00〜翌5:00)は深夜手当として時給を25%アップするよう定められています。そのため、シフトに夜勤が組み込まれている場合、深夜帯の時給アップで稼ぎやすいでしょう。
また、先述したように、フルサービスの店舗は仕事量が多い分、セルフサービスの店舗より時給が高い傾向があります。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
ガソリンスタンドバイトの勤務時間
ガソリンスタンドは24時間営業の店舗も数多くあります。夜22時~朝5時の夜間シフトでは深夜手当がつくので稼ぎやすいというメリットがあります。面接の段階で「深夜にシフトインしてたくさん稼ぎたい」ということを伝えておくと希望が通りやすいです。
逆に、深夜を避けて働きたいという場合も、あらかじめ伝えておく必要があります。
ガソリンスタンドで働くメリット
仕事内容が分かったところで、次はガソリンスタンドバイトのメリットについて紹介していきます。
深夜シフトが入れる場合は稼ぎやすいというメリットが考えられますが、ガソリンスタンドならではのメリットはどんなところにあるのでしょうか。
車好きにとっては楽しい
店舗には、毎日色々な種類の車に乗ったお客様が来ます。中には、滅多に見ることができないような珍しい種類の車を目にすることも。
そのため、趣味で車好きという方にとっては楽しめるバイトと言えるでしょう。
車に関わる知識・スキルが身につく
業務を通し、車両整備や洗車のスキル、給油スキルなど、『車に関わる知識やスキルが身につく』のもメリットです。
特に、将来自分の車を持ちたいと思っている方にとっては生涯役立つスキルになります。
セルフサービス型だとお客様がいない時は楽
セルフサービス型だと、業務の中心は『モニターの監視業務』です。
そのため、事務所内で座って待機していることも多く、『体力負担が少ないため楽』と言えます。
特にその有り難みを感じるのは、夏や冬といった厳しい気候条件の時期。この時期に屋外で働くのは、かなり過酷です。事務所内は空調が効いているため、多少屋外に出ることはあっても、ほとんどの時間を快適な屋内で過ごせるでしょう。
従業員割引が使える
ガソリンスタントの従業員は社員割引を利用して、安く給油などを行うことができます。
場合によっては洗車も無料でさせてもらえるため、車やバイクに関する費用を安く抑えることができます。
ガソリンスタンドで働くデメリット
上記では、メリットについて詳しく紹介してきました。しかし、残念ながらデメリットもいくつかあります。
どのようなものが挙げられるか、以下で確認していきましょう。
夏や冬は気候が極端でキツい
特にフルサービス型だと、屋外で働くことがほとんど。そのため、『夏の暑さや冬の寒さがきつい』と感じることも多いでしょう。油断していると、体調不良になりかねません。
体調を崩してしまわないよう、水分やタオルを用意したり、カイロを身につけておいたりと、体温調節に関して工夫する必要があります。
フルサービス型は体力が必要
フルサービス型では、車の誘導時に走り回ることが多く、また声を張り上げて挨拶や誘導をしなければいけません。そのうえ、給油の間には窓ガラスを拭く仕事があります。そのため、体力をかなり消耗するというのがデメリットです。
元々体力がある方であれば問題ありませんが、普段あまり身体を動かさないという方にとってはきついと感じるでしょう。ある意味では、身体を動かすいい機会とも言えます。
匂いがきつい
スタンド内は、どうしてもガソリンの匂いや、車から回収したタバコの吸い殻の匂いなどが漂います。かなり強烈なため、『働いている最中の匂いがきつい』と感じることは多いでしょう。
匂いで気分が悪くなってしまう方は、マスクを付けて対策する必要があります。また、髪に匂いがつくのが気になるのであれば、防臭効果があるヘアスプレーを付けるのもおすすめ。
客層が悪い
ガソリンスタンドにはさまざまなお客さんが来ます。なかには店員に対して横柄な態度をとったり、暴言を吐いたりするお客さんもいる可能性があります。
困ったお客さんに対しても、明るく丁寧に接客できるような人材は重宝されるでしょう。
バイトで気になるポイント
最後に、ガソリンスタンドで働く上で多くの方が気になるポイントにお答えしていきます。
髪色やネイルは?
接客業のため、基本的に奇抜な髪色はNGです。黒髪か茶髪が無難でしょう。
また、ネイルも長すぎると業務に支障が出るため、あまり長すぎないようにしなければいけません。
なお、大手と比べ、個人経営であれば比較的ルールは緩めな傾向で、中には金髪でもOKという店舗があるようです。
免許なしでもバイトはできる?
バイト求人において、『運転免許必須』とされていることは少ないでしょう。
しかし、業務の中には車両回送や灯油の配達など、車を運転するものもあります。そのため、運転免許があった方が採用において有利になると言えるでしょう。
どんな資格があると有利?
ガソリンスタンドで働く場合、以下の資格があると採用や時給の面で有利に働く可能性があります。
- 自動車検査員
- 自動車整備士
- 危険物取扱者
自動車検査員、自動車整備士は資格試験突破のために養成学校の卒業などが必要であるため、大学生には少しハードルが高いです。
一方、危険物取扱者の資格はどなたでも受験が可能となっています。ガソリンスタンドで長く働くのであれば、資格取得にチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
特にセルフサービス型の店舗では、求人枠の少なさから受かりにくいと言われますが、危険物取扱者乙4を持っていると選考を楽に通過できます。
こんな方にガソリンスタンドでのバイトがおすすめ
記事の内容を踏まえて、以下のような方にガソリンスタンドでのバイトがおすすめと言えるでしょう。
- 車が好き
- 元気よくお客様に接することができる
- 車に関する資格を生かしたい
普段車を運転しない方だと、あまり馴染みがない仕事かもしれません。しかし、元気の良い接客でお客様を笑顔にできた時や、「ありがとう」と言葉をかけてもらえた時は、大きなやりがいを感じられるでしょう。
どんなバイトを始めようか悩んでいる方は、ぜひガソリンスタンドで働いてみることも検討してみてください。