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【特別対談】パーソルグループ取締役会長の水田 正道と、シェアフル代表取締役社長 横井 聡が、「スキマバイト市場の可能性」を語る

〜シェアフル株式会社の最高顧問(アドバイザー)に水田氏が就任〜

2023年10月よりシェアフル株式会社は、パーソルグループ取締役会長の水田 正道氏が最高顧問(アドバイザー)に就任しました。(プレスリリースはこちら

水田氏の最高顧問就任記念と題し、シェアフル代表取締役社長の横井 聡との特別対談を実施しました。本記事では、就任への経緯や、お二人の「スキマバイト市場の可能性」に対する想いなど、お二人が熱く語り合った内容をぜひご覧ください。

 

横井:シェアフルで代表をやっております横井です。

水田:シェアフルで「最強」顧問をやっている水田です笑

横井:改めて顧問就任を引き受けてくださり、ありがとうございました。今日はその辺りの経緯も含めて、水田さんからのシェアフルへの期待なども伺えればと思いますので、よろしくお願いします。

水田:よろしくお願いします。

 

# シェアフルとの出会い

横井:まず最初に改めてですが、シェアフルとの出会いについてお伺いできればと思います。シェアフル社は2019年1月に設立していますが、元は2018年ごろからパーソルテンプスタッフの中での新規事業の構想としてスタートしました。

水田:そうですね、最初期の事業承認のところから、パーソルグループとしては大きな意味があって、それは「若者層との接点をどうつくるか」だったんですね。これ、大きな流れとしてはふたつあって、ひとつは日雇派遣の原則的な禁止という話。若い層は昔からこの単発の仕事には親和性があったのですが、それがかなり限定的になってしまった。そしてもうひとつは時系列が前後しちゃうんだけど、パーソルグループの中で「an」の撤退という背景があります。これらによってパーソルグループとしての若い人たちへの接点がぐっと減ってしまうことが予想されたんですね。

横井:シェアフルはまさにそういった流れの狭間で立ち上げた形ですね。

水田:そう、それでやっぱり若い人たちへの最初の「はたらく」入口っていうのは重要で、最初の入口でパーソルグループのなんらかのサービスに接してもらって、以降も認知してもらう。この入口をどうつくるか、というのがシェアフルに期待して立ち上げた背景ですね。ただ、この時点では、そういった戦略的なところだけで、サービスの詳細とか実際の動きとかはあまり把握してはいなかったです。

※ アルバイト求人情報「an」は2019年11月に終了

 

横井:シェアフルと再び接点をもったのはいつ頃ですか?

水田:おそらく4〜5年前です。まさと(※現シェアフル執行役員中村正人)との飲み会で彼が熱心に語ったのを聞き、もう少し詳しく知りたいと感じました。シェアフルの営業からの声や顧客の反応を聞いて、とても興味を持ちました。

横井:その段階で魅力を感じたんですね。

水田:はい、イノベーションの可能性を感じました。我々の業界でのイノベーションは主に2つ。一つは「不便を解決」するもの。これは魅力的だがマネタイズが難しい。もう一つは「無駄を削減」するもの。シェアフルは後者の可能性を強く感じ、更にテクノロジーも組み込んでいるところが魅力でした。

水田:このようなイノベーションを理解するためには、現場の営業の声や顧客の直接の意見を聞くことが不可欠です。それが非常に、価値があると感じました。ただ、現場の営業は大変な仕事です。

横井:確かに、この事業の営業は多岐にわたる知識が求められます。テクノロジーや労務に関する知見、そして顧客の業務内容に対する深い理解が不可欠です。

水田:新規事業では戦略的な議論も大事ですが、最終的には現場での顧客との関係が最も重要です。シェアフルも初めは営業の数が少なかったですよね?

横井:そうです、初めての挑戦だったので、プロダクト中心のアプローチを取っていました。しかし、1年目で人と人との繋がりの重要性を痛感し、営業チームを強化してきました。

 

# シェアフルの現状

水田:立ち上げてから5年目に入りましたが調子はどうですか?

横井:おかげさまで順調に成長を遂げさせてもらっています。何より自分自身としてお客様、個人の方と話していて強く感じているのは、これまでの当たり前だったアルバイト領域が大きく変容を遂げているな、と。個人側でいうと、これまでの履歴書つくって面接して、シフト通りに入って、給料を翌月末に受け取って、みたいなことが、「履歴書面接なしで、はたらきたい日にはたらいて、その日に給与を受け取れる」この体験は絶大なように感じています。そこで個人の方に評価してもらい数多く使っていただくことで、結果としてはお客様からは「こんなに応募が来るの!?」と喜んでいただける。お客様からしても1日単位のアルバイトというのは新しい概念ですが、価値を感じていただき、お客様も広がっているような状況です。

水田:個人側からしたらスマホの中で完結して、しかも色々な「無駄」がない。これはもう旧来のやり方には戻りにくいですよね。

横井:はい、個人の方にも色々とお話を聞いたりしていますが、そういった声が多いですね。

水田:そこに競合も何社もいる形で、健全にマーケットが、イノベーションが促進されつつある。中にいて事業をやっている横井さんは本当に大変だと思いますが、市場全体自体としては非常に良いうねりかな、と思っています。大企業だとなかなかイノベーションのジレンマがあって、こういううねりに遅れちゃうことが多いんですが、シェアフルはちゃんとそこのうねりを捉えられたと思います。

横井:そこは本当に、シェアフルは現在パーソルグループの、パーソルデジタルベンチャーズ傘下でやらせてもらっていますが、いわゆる大企業の中の新規事業という時に起こりうる様々な制約、そういったものを取り払って本当に自由にやらせてもらっていると思います。

 

# シェアフルの今後について

水田:大きなマーケットをひっくり返すことができる、マネタイズのイメージもついている、お客様、個人の方からの声もリアルに価値があるものになっている。やはりこうはっきりイメージできるのが、こうやってシェアフルを応援させてもらっている一番の理由ですね。自分自身も色々な業界の方々とお話ししますが、どこにいっても人が採用できない、と。そんな中でシェアフルをご利用いただいているお客様からは「とにかく人が来る」と。これはもう確信ですね。

横井:ありがとうございます。自分としても確信をしています。

水田:あとは繰り返しになるけど、若い人たちに支持されること。これなしにその業界は続かないと思っています。

横井:そうですね、まずはシェアフルでパーソルグループへの入口に触れてもらい、そこからグループにある色々な選択肢にも繋がってもらうこともできるような世界をつくっていければと思っています。

水田:今年10月には「Sync Up」(※ シフト管理サービス。同じくパーソルグループの、パーソルイノベーションからシェアフルに事業移管)も一緒になったんですよね?

横井:はい、我々としてはお客様 / 個人の方のニーズを考えると、単純にスキマバイトを提供するだけではない、お客様の業務全般に寄り添えるようなトータルソリューションにしていこうという思いがあります。

水田:図体が大きくなるとそういった動きもなかなか素早くはできなくなっていきます。テクノロジーも掛け合わせて、色々な価値を創造していく、そのスピード感もシェアフルに期待するところです。自分も「最強」顧問として、これまで長らく人材業界を見てきた知見をもとに、応援していければと思います。

横井:ありがとうございます! 今我々は「新しいはたらき方」を推し進めてはいますが、冒頭の日雇い派遣、an、の話もそうですが、本当の意味で「全く新しいはたらき方」というのはないと思っていて、全ては歴史上の延長だと思っています。そういった意味でも水田さんの圧倒的な知見をブレンドして、さらに大きな価値を創り出せるよう頑張っていければと思いますので、引き続きのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!

水田:楽しく頑張っていきましょう笑

横井:はい笑