IT未経験から正社員エンジニアへ!留学した経験を武器に、転職に挑戦した物語

「未経験からIT業界へ転職できるのだろうか」「自分に向いている仕事が分からない」「異業種への転職では、何から始めればいいのか分からない」
そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

(左:キャリアアドバイザー春日 里友さん、右:春日 孝紀さん)
今回お話を伺ったのは、接客業での勤務経験とデンマークへの留学経験を経て、未経験からIT業界へ正社員転職した春日孝紀(かすがこうき)さんです。(以下、孝紀さん)
転職活動を支援したのは、シェアフルエージェントでキャリアアドバイザーを務める、実の姉の春日里友(かすがりゆ)さんです。(以下、春日さん)
留学中のデンマークに滞在している間から帰国後の就職を見据えてオンラインで転職活動を始め、帰国後約3週間で就職先を決めた孝紀さん。なぜ未経験からIT業界を選んだのか、シェアフルエージェントからどのようなサポートを受けたのか、そして転職後にどのような変化があったのかを聞きました。
IT未経験転職を決意する前の状況|ホテル勤務からデンマーク留学へ
――大学卒業後の経歴を教えていただけますか。
孝紀さん:
新卒で最初に入社したのは、宿泊業を中心とする会社です。
1年目は箱根ではたらき、2年目からは島根で仕事をしていました。島根ではさまざまな経験をさせてもらいました。
地域密着型のホテルを運営していたので、地元の方々と交流することが多かったです。地域のイベントに参加させてもらったり、観光列車に「案内係」として出させてもらったりと、貴重な経験ができました。
島根で、自分の人生を変えてくれた出会いの一つが「フォルケホイスコーレ(※)」です。北欧で盛んな短期留学のような仕組みを教えてもらい、「絶対にデンマークに行きたい」と思って留学を決意し退職しました。
実際にデンマークへ行けたことが、これまでの人生で一番のターニングポイントだったと思っています。
――なぜ留学先にデンマークを選ばれたのでしょうか。
孝紀さん:
フォルケホイスコーレが一番盛んな国だったからです。
また、デンマークは労働時間が短い国のランキングで常に上位にあり、国内のDX化・デジタル化も進んでいます。短い労働時間で高い成果を出し、自由な暮らしをしている人たちが、実際にどのような生活を送っているのかが気になり、デンマークを選びました。
※フォルケホイスコーレ(Folkehøjskole)とは、試験や成績、単位取得を目的とせず、自分の興味のあることや人生について学ぶ、デンマーク発祥の全寮制教育機関。17.5歳以上であれば入学でき、進学前に自分の興味を探したい人や、新しいことに挑戦したい人などが学んでいる。
出典:一般社団法人IFAS「フォルケホイスコーレとは」

一人での求人探しに迷い、シェアフルエージェントへ相談
――転職活動はどのようにされていましたか?また、なぜシェアフルエージェントを利用しようと思ったのでしょうか。
孝紀さん:
デンマークにいる間から帰国後の転職活動として、転職サイトに登録し求人を探していました。接客・サービス業は前職で経験していたので、それ以外が良いと思っており、中でも自分が興味を持っていた営業職やIT、建築業界などを中心に調べていました。待遇が良いと思う求人はあっても、条件が良ければ良いほど、少しうさんくさく感じてしまうこともありましたね。一方で、現実的な条件の求人を絞り込むと、「これしかないのか」という感覚になり、エージェントに相談するしかないと思いました。
シェアフルエージェントを利用することになったきっかけは、姉がエージェントをしていることを知っていたので、お願いすることになりました。数ある求人の中で自分には何が良いのか分からなくなっていたこともあり、転職自体の負担を減らしたいと思ったこともきっかけの一つでしたね。
「未経験からITに転職できる?」自分に合った業種をエージェントと模索
――転職活動をする孝紀さんに対して、キャリアアドバイザーとしてどのようなことを伝えましたか。
春日さん:
離職期間は就職活動の際に見られやすい部分です。少しおせっかいではありますが、留学中も留学先のことや転職活動の期間について時々話していました。
面接では留学期間において「その経験から何を得たのか」を高い可能性で聞かれます。そのため、何を得たのかを言語化できるようにしておいてほしい、きちんと何かを得て帰ってきてほしい、と伝えていましたね。
――帰国後、転職先についてはどのように考えていたのでしょうか。
孝紀さん:
正直、転職活動を始めた当初は、自分に次は何が向いているのか、何ができるのか、まだ漠然と考えている段階でした。
それをアドバイザーである姉に相談する中で、コミュニケーションを重視する職種など、いくつかの選択肢を提案してもらいました。その中で「IT業界はどうか」という話を聞いたときに、自分の中で一番しっくりきたのがIT業界だったと思います。
仕事の内容がしっくりきたこともありますが、今後のキャリアを考えたときに、コミュニケーション力に加えて、別の軸も持っておきたいと考えていました。知識の集積であるIT業界が、自分には一番良いのではないかと考えて選びました。
――未経験からIT業界へ転職することの難易度は高いのでしょうか?
春日さん:
難しいですね。このようなケースは、逆に珍しいと思います。
私が普段お話しする求職者の中には、「エンジニアになりたい」「パソコンスキルを身につけたい」という憧れから希望する方も多いです。
最近は、専門的に学んだ経験がある方や、実務経験はなくても独学で開発スキルを身につけている方など、実務に近いレベルを求められることが増えています。
昔はコードだけ書ければよい時代もありましたが、今はコードを書いた先のことまで求められるので、未経験からの転職はどんどん難しくなっていると思います。

離職期間中はシェアフルのスキマバイトも活用
――デンマークから帰国して就職先が決まるまでの間はどのように過ごされたのですか?
孝紀さん:
帰国してから就職先が決まるまで、3週間くらいあったので、その間にシェアフルを利用していくつかのスキマバイトをしていました。
春日さん:
離職期間中だったので、収入の足しにもなると思い、「スキマバイトのお仕事もやってみたら」と私が勧めたんです(笑)
短い期間でしたが、3回くらい利用していて、就業先からも高い評価をいただいていました。
キャリアアドバイザーが共に伴走してくれたことが心強かった
――担当の春日さん以外にもキャリアアドバイザーはいたのですか?
春日さん:
シェアフルエージェントでは、第三者の視点を取り入れた方が求職者にとっても前に進みやすい場合があると考えています。必要に応じて複数のキャリアアドバイザーで支援することもあり、同じくキャリアアドバイザーの真鍋さんにも入ってもらいました。
――キャリアアドバイザーのサポートで印象に残っていることは何ですか?
孝紀さん:
一番大きかったのは、履歴書や職務経歴書の作成です。自分でも概要を書いて送りましたが、資料を作成するときに内容が抽象的になってしまうことが、自分の苦手なところでした。ヒアリングをしてもらい、書類を具体的かつ詳細に仕上げてもらえたことが、一番大きかったと思います。
春日さん:
支援する側として一番力を入れたのは、面接に受かるための対策です。
特にインフラエンジニアは、未経験者を採用するハードルが高いため、かなり作り込む必要があります。どう伝えれば良く受け取ってもらえるかが重要なポイントだと感じています。
例えば、孝紀はデンマーク留学を経験して、残業をしない文化を良いと感じて帰ってきた印象がありました。ただ、それを前面に出しすぎると、企業側には「残業をしたくない人」と受け取られてしまう可能性があります。本来は、日本の雇用環境を良くしていくうえで変えていかなければならない部分ですが、現状では、表現の仕方を変える必要があります。
ただ、表現を変えるにしても、その理由や意図をきちんと伝えなければ、本人も納得できません。そこは真鍋さんの言語化力にかなり助けてもらいました。
孝紀さん:
姉からも、面接について厳しいことを言われることはありました。ただ、自分としては「なぜそれを言ってはいけないのか」が分からないこともありました。そうした部分を、真鍋さんに分かるように落とし込んでもらえたことはとてもよかったと思っています。
営業・施工管理・ITを比較し、最終的に3〜4社から内定
――応募数や転職活動の期間はどのくらいだったのでしょうか。
孝紀さん:
営業職に4社、施工管理に3~4社、インフラエンジニアに3社ほど応募しました。すべて未経験の仕事だったので、面接を通して、相手の会社や職種の雰囲気も知りたいと思っておりました。10月から入社する予定で、8月に転職活動を始め、8月中に決めることができました。数多くの面談を設定してもらえたのはありがたかったです。
最初に営業職を受け、その後にインフラエンジニアを受けました。最終的には3~4社から内定をいただくことができました。
最終的な決め手は、コミュニケーション力とは別の軸で、何かを学びたいという気持ちです。その二つを掛け合わせて、自分のことをもっと好きになれるような、もっとすごい人間になりたいという思いが一番大きかったです。

転職後の現在|ITエンジニアとしてはたらき、資格も取得
――転職後に、心境の変化はありましたか?
孝紀さん:
入社してからの心境の変化は、正直それほど大きくありません。
むしろ、前職を退職してからの約1年間で、「勉強は面白い」と気づいたことが一番の変化です。例えば、英語は学生時代に一番嫌いな科目でしたが、今では一番好きな科目かもしれません。何かを学んで成長することは楽しいのだと気づけたことが、一番大きいです。
CCNA(※)という資格を取得したことは、今の現場でも大きく役立っています。現場で話している内容を聞いて、「これはCCNAで学んだ内容だ」と気づくことがあります。
将来は、システムエンジニアとして経験を積むだけでなく、これまで培ってきたコミュニケーション力も活かしたいと考えています。
※CCNA認定は、ネットワークの基礎やIPサービス、セキュリティ、自動化などの知識・スキルを身につけ、変化するIT環境に対応しながら、ネットワークを管理・最適化するための幅広い能力を有していることを証明する資格。
出典:Cisco Systems「CCNA – Training & Certifications」
「今、変わろうと思った瞬間が一番若い」未経験転職を迷う人に伝えたいこと
――最後に、未経験の職種へ転職する方に向けて、アドバイスをお願いします。
孝紀さん:
本当に、行動力がすべてだと思います。
「今、変わろう」と思ったその瞬間が、自分にとって一番若いときです。そのことを大切にすれば、大丈夫だと思います。
春日さん:
特に正社員の就職には、現実的にタイムリミットがあります。「今が一番若い」というのは、そのとおりで、年齢が上がるにつれて応募できる求人は少なくなることが多いです。迷ったら、まず行動してみることを大切にしてほしいです。
また、面接で見られるのは、結局「では、次にどうするのか」という部分です。どのようなときも、素直に、前向きに取り組む姿勢を大切にしてもらえれば、転職後にも生きると考えています。

IT未経験転職でよくある質問|シェアフルエージェント利用者の体験から紹介
- Q1. 経験がなくてもIT業界へ転職できますか?
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未経験からIT業界へ転職することは可能ですが、簡単な転職ではありません。
最近では専門的に学んだ経験がある方や、実務経験がなくても独学で開発スキルを身につけている方など、実務に近いレベルを求められるケースが増えています。
未経験からIT業界を目指す場合は、「エンジニアになりたい」「パソコンスキルを身につけたい」という憧れだけでなく、職種への理解を深め、自分の経験や強みをどのように活かせるのかを整理しておくことが大切です。
- Q2. シェアフルエージェントを利用して良かった点は?
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特に履歴書や職務経歴書の作成は、シェアフルエージェントを利用した多くの人が良かったと感じています。
キャリアアドバイザーとの面談を通して、自分の経験や強みを整理することができます。
また、希望する職種への理解を深めたり、面接での伝え方についてアドバイスを受けたりしながら、転職活動を進められる点も特徴です。
- Q3. 前職の経験はITの仕事にも活かせますか?
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前職で身につけた経験や強みは、IT業界でも活かせることが多いです。
たとえば、接客・サービス業で培ったコミュニケーション力は、顧客対応や社内外との調整、チームで仕事を進める場面などで役立つことがあります。
また、業務改善の経験や課題への対応力、相手の要望をくみ取る力なども、職種によっては強みとして活かせます。
未経験からIT業界へ転職する場合は、前職と仕事内容が異なっていても、これまでの経験や強みが希望する職種のどのような場面で活かせるのかを整理しておくことが大切です。
- Q4. 転職活動にはどのくらいの期間がかかりますか?
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一般的に、転職活動には3か月ほどかかることが多いです。
一方で、1か月以内に転職先が決まる方もいれば、半年以上かけて転職活動を進める方もいます。希望する職種や経験、応募する企業数、選考の進み方などによって、必要な期間は異なります。
大切なのは、早く転職先を決めることだけを優先せず、自分の希望する仕事内容や条件を整理したうえで、無理のないスケジュールで転職活動を進めることです。
最後にシェアフルエージェントのご利用を検討している方へ
シェアフルエージェントとは
シェアフルエージェントは、スキマバイトサービスをご利用されているユーザーに向けた正社員のお仕事を紹介する人材紹介サービスです。スキマバイトとは異なる約100,000件以上の正社員求人から、キャリアアドバイザーがその方にあったお仕事をご紹介。完全無料で求職者の方の就職・転職をご支援しております。
今回の事例でも、転職活動を始めた時点では「自分に次は何が向いているのか、何ができるのか」を明確に決めていたわけではありませんでした。
キャリアアドバイザーに相談しながら、営業、IT、建築など複数の選択肢を検討し、面接を通して職種への理解を深めた結果、最終的にIT業界というキャリアを選んでいます。
「自分に向いている仕事が分からない」「未経験の仕事に挑戦したいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、まずは自分の状況やこれからのキャリアについて相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。







