シェアフル、月間「選ばれる職場アワード」を開催、4月度は「GiGO イオンモール浦和美園」 が受賞

〜スタッフ全員で作る良好な人間関係作りが鍵に、雇用転換成功の裏側をご紹介〜
スキマ時間を活用できるスキマバイトサービスとして始まった『シェアフル』は、今や人材不足解消の手段として、スキマバイトが長期雇用につながる新しい出会いの場となっています。そこで、シェアフルを新たな採用手法として活用し、長期雇用への転換に成功した企業さまを毎月表彰しています。選ばれる職場づくりや、スキマバイトの効果的な活用法を、インタビュー形式でご紹介します。
2025年4月は株式会社GENDA GiGO Entertainment「GiGO イオンモール浦和美園」さまが受賞し、インタビューを実施しました。深刻な人材不足の課題解決に向けて、店舗の実際の取り組みを新たなロールモデルとしてご覧いただけますと幸いです。
◼️会社紹介
GENDA GiGO Entertainmentは、みんなの「好き」を原動力に、ASOBIで世界を熱くしていきます。私たちは2020年12月にセガサミーグループからアミューズメント施設を譲り受け、店舗の拡大を続けています。ゲームやキャラクター好きのお客様のための施設を作ることに邁進しています。日本の「ゲーセン」は独自の文化であり、優れたクリエイティビティによって世界に発信できる文化と考えています。テクノロジーの進化により便利な世の中になっていますが、リアルな接点や五感をゆさぶる体験の価値が求められるようになっています。
GENDA GiGO Entertainmentは、リアルエンターテイメントを追求し、五感をゆさぶる熱狂体験を創造し続けます。「GiGO」のお店は、日本の「ゲーセン」文化を世界中に広げることを目指しています。近い将来、世界中の名だたる場所に「GiGO」の看板が掲げられ、世界中の皆さまに愛されるブランドとなることを目指しています。

(左から、店長 池田さん、シェアフルユーザー 郷田さん、エリアマネジャー 片桐さん)
#アミューズメント業界の課題と長期雇用への道

–GiGO イオンモール浦和美園での業務内容を教えてください。
GiGO イオンモール浦和美園 店長 池田さん(以下、池田さん):
GiGO イオンモール浦和美園には2つの区画があって、1つがゲームセンターの業務で、お客さまの対応や、景品の補充などをおこなっています。もう一つが遊具施設の運営でして、レジ業務やお子さまが安全に遊んでいただけるように巡回をする業務です。
–アミューズメント業界の人材課題や繁忙期などはございますか?
関東営業部 埼玉エリア エリアマネージャー 片桐さん(以下、片桐さん):
この業界は接客業ですので全体的に人材不足に悩まされています。特に、春休みや夏休みなどの長期休みは多くのお客さまがいらっしゃいますので、忙しくなります。忙しい日で大体1日30人ほどのスタッフが必要になりますが、多くのスタッフさんが学生やスキマ時間を利用してはたらかれているので、長期での採用は難しかったです。

–スキマバイトから長期採用を行う中で、どのように長期アルバイト転換のお声がけを行っているのでしょうか?
池田さん:
就業後、シェアフルからはたらきに来てくださった方だけを集めて終礼を行うのですが、そこで「もし長期雇用に興味があったら声をかけてください」とオープンな声がけを心がけています。個別に誘うと断りづらかったり、プレッシャーをかけてしまうと考えているので、無理に勧誘するのではなく、興味のある人が自発的に声をかけてくださるのを待つスタンスを大切にしています。その結果、実際に「レギュラースタッフに興味があります」と声をかけてきてくださり、自然な流れで長期雇用に繋がっています。
#自分に合った職場との出会い
–実際にGiGOさんに応募した理由と長期への切り替えに至った背景を教えてください
アルバイト 郷田さん(以下、郷田さん):
以前は施工会社に正社員として勤務しており、月に2、3回ほど、空いた時間にスキマバイトで勤務する生活を続けていました。その時にたまたまGiGOの求人を見つけ、ゲームが好きだったこともあり、最初は興味本位で応募しました(笑)さまざまな職場ではたらくと、この職場は自分には合わないなと思うこともあったのですが、GiGOはまたはたらきたいと感じる職場だったので、もし長期雇用に興味があったら声をかけてね、とお声がけをいただいた時にレギュラーのアルバイトへの雇用転換を希望することを決めました。

–初回の勤務を終えて、またはたらきたいと感じた理由はなんですか?
郷田さん:
実際にはたらいてみて、スタッフ同士の良好な人間関係と、気軽に相談できる風通しの良さに惹かれました。みなさんすごく丁寧に指導してくださって、本当にお互いを気遣いながらはたらいていることが伝わってきたことが良いなと感じた理由です。また業務も自分に合っていて、お客さまとのやり取りも楽しくて、施工管理をやっていた頃より性に合っていると感じましたし、そんな居心地の良さがあったからこそ、もっとはたらいてみたいと自然に思えました。
–人間関係が良好というお話しが出ましたが、なぜ良好な人間関係を築くことができるのでしょうか?
池田さん:
私たちが出している求人には、やはりゲームやアニメなどが好きな方達からの応募が多くあります。ですのでスタッフ同士、共通のコンテンツで盛り上がったりすることが人間関係の良さに繋がっていると考えています。また会社一丸となって“人を大事にする文化”は大切にしていこうという姿勢があるので、スタッフを教育する中でもしっかり伝わっているのではないかと思います。
#GiGO イオンモール浦和美園が考える「選ばれる職場」とは
–「選ばれる職場」というのはどんな職場だと考えていますか?
池田さん:
「選ばれる職場」とは、まず何より「安心してはたらける」ことが大切だと私たちは考えています。はじめてのスタッフでも戸惑わずに業務に取り組めるよう、インカムの装着や業務の説明など、受け入れ体制をしっかり整えてお迎えしています。また、スタッフ同士の人間関係が非常に良好であることも、この職場の大きな強みです。共通の趣味を持つ仲間が多く、自然と会話が生まれやすい環境だからこそ、日々の業務の中でもコミュニケーションが活発に行われ、困った時にはすぐに声をかけ合える関係性が築かれていると感じます。また上司の顔色を伺うようなピリピリした空気とは無縁で、「またはたらきたい」と思ってもらえるような温かい雰囲気づくりを意識しています。実際に「居心地が良かったから長くはたらきたくなった」と感じてくれたスタッフも多く、そうした声がリピーターの増加や長期採用につながっていると実感しています。
時代とともにはたらき方が多様化する中で、「自分らしくはたらける場所」「一緒にはたらく人との関係性に安心感がある場所」はますます重要になっています。そんな時代にフィットした、誰もが無理なく、楽しく、そして長く続けたくなる職場でありたいという想いが、私たちの目指す“選ばれる職場”のあり方です。
#スキマバイトをされている方や、長期採用に悩まれている企業に向けて
片桐さん:
スキマバイトをされている方や、長期採用に悩んでいる企業の方にぜひお伝えしたいのは、「まず一度はたらいてみること」の大切さです。実体験を通じて、自分に合った仕事や環境に出会えるのが、スキマバイトの大きな魅力です。
企業にとっても、スキマバイトは人材の“お試し期間”ではなく、“本採用への入り口”としてとても有効だと感じています。短期間でも一緒にはたらいてみれば、その方の人柄や仕事ぶりが見えてきますし、職場との相性を見極めることができます。実際にGiGOでは、スキマバイトを経て「この職場なら長く続けられる」と感じた方が、長期アルバイトとして活躍してくれており、双方にとってミスマッチのない採用が実現できています。また、採用する側として大切にしているのは、最初に来てくれた方を「単なる短期の戦力」として扱わず、「この職場を好きになってもらう」気持ちで丁寧に接することです。その一つひとつの積み重ねが、結果的に長期雇用へとつながっていくと実感しています。スキマバイトは、ユーザーさんにとっても企業にとっても、これまで気づかなかった可能性に出会える貴重なチャンスです。新しいはたらき方の一つとして、ぜひ前向きに取り入れてみてほしいと思います。
