シェアフルで変わるはたらき方：スキマバイトを活用した「コールセンター部隊」

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのスキマバイトアプリ『シェアフル』やSaaSシフト管理サービス『シェアフルシフト』、就業実績を活用した人材紹介サービス『シェアフルエージェント』などを提供するシェアフル株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：横井 聡）は、2019年のサービス開始以来、900万件以上のダウンロード数を達成し、スキマバイト市場の業界トップクラスとして成長を続けています。
今回、大規模な架電業務の負担を軽減し、営業チームの生産性向上を図るため、自社のスキマバイトサービスを活用した「コールセンター部隊」を立ち上げました。本記事では、その誕生の背景、試行錯誤の日々、そしてスキマバイトの可能性を広げた成果について詳しくご紹介します。

〜きっかけは営業チームの「架電業務」、人材不足課題からコールセンター部隊が発足〜

「営業メンバーだけでは手が回らない…」
シェアフルの営業チームは、全国の企業に対してスキマバイトの導入提案を行っています。しかし、大規模なキャンペーンや新規開拓のための架電業務が必要になった際、通常業務と並行して対応するのは困難でした。
2024年3月、大手コンビニチェーン向けの営業キャンペーンを成功させるため、全国の未登録店舗への一斉架電が必要になりました。しかし、営業メンバーだけでは手が足りず、十分なフォローアップができないという課題に直面。そこで、「自社サービスのシェアフルを活用し、スキマバイトワーカーで架電業務を担うチームを作れないか？」というアイデアが生まれました。

〜ゼロからの立ち上げで数々の試行錯誤〜

当初、全国規模での展開を目指すために10名体制のコールセンター部隊を立ち上げました。しかし、初日から多くの予期せぬ問題が続出。PCのセットアップが思うように進まず、業務開始に遅れが生じました。また同時に多数の架電が行われたことで、オフィス内の騒音による通話品質の低下、さらにトークスクリプトの不備によりスムーズな対話の妨げになっていました。そこで翌日までに、すぐに改善策を施し、オンボーディングプロセスを効率化して業務開始の遅れを解消。また、オフィスのレイアウトを見直すことで、架電環境を最適化し、実際に業務を行ったスタッフのフィードバックを反映させてトークスクリプトを改良しました。これらの対応により、わずか2週間で業務フローが確立し、コールセンター部隊はより高い生産性を目指して本格的な運用を開始することができました。

〜スキマバイトの新たな可能性を証明したコールセンター部隊の成果〜

シェアフル社では、スキマバイトを活用して即戦力となるスタッフを確保するための仕組み作りを徹底しました。具体的には、採用戦略として架電業務の経験者を優先的に採用。さらに、業務設計においてはトークスクリプトを整備し、初回就業者でも効率よく業務を遂行できるよう配慮しています。また、研修プログラムも強化し、一日単位で来てくださるスキマバイトワーカーの方でも、すぐに即戦力となる仕組みづくりを徹底することで短時間での研修を通じてスタッフを即戦力化することに成功しました。

〜広がるスキマバイト活用の可能性〜

スキマバイトを活用したコールセンター部隊の成功を受け、シェアフルでは現在、その活用方法をさらに拡大する方向で模索しています。具体的には、企業の新規開拓業務への営業支援、顧客からの問い合わせに対応するカスタマーサポート、そして飲食業や小売業の本部業務への適用という形で加盟店のフォローを行う計画です。これらの新たな職種や分野への展開によって、スキマバイトワーカーが継続的にはたらくことで業務に習熟したりスキルを向上させたりすることが促進され、専門性の高い業務におけるスキマバイトの活用を可能にします。こうした取り組みにより、シェアフルはビジネスの可能性を広げ、より多くの企業や個人の方に価値を提供し続けることを目指しています。

〜シェアフルがつくる、新しいはたらき方〜

スキマバイトの可能性は、単なる短期労働の枠を超えて広がっています。企業にとって、スキマバイトは人材確保の柔軟性を高め、コストを抑えつつ業務を効率的に進めるための有効な手段です。また、ワーカーにとっては新しいスキルを習得し、キャリア形成において重要な一歩となることもあります。
“誰もの「はたらく」をひろげ、新しい「はたらく」をつくる”をミッションに掲げるシェアフル社では、今後もスキマバイトを通じて革新的なはたらき方を提案し続け、企業と個人の双方にとって価値のある環境を創出していきます。このアプローチを通じて、より多くの人々が自身のポテンシャルを最大限に発揮できる場を提供し、企業の成長と社会全体の発展に貢献してまいります。