文系は就職が難しい?就職先ランキングや人気業界から考える就活成功のコツ
就職活動において「理系に比べて文系は就職が難しい」イメージをお持ちの方もいるでしょう。
では実際に文系で就職が不利になってしまう可能性はあるのでしょうか?
今回は文系の就職について、文系の就職は難しいのか解説。
あわせて、文系の就職先ランキングや就職しやすい業界、文系の就職でのポイントについてみていきます。
本記事を読み、文系の強みや学びを最大限活用できる就職先を見つけてくださいね!
文系が就職するのは難しい?
文系の就職は難しいイメージもありますが、だからといって就職できないわけではなく多くの就職先があります。
実際のところ文系向けの就職先や業界は幅広く、資格やスキル不要で仕事をはじめやすい傾向に。
文系の就職は応募条件に専門分野不要のケースが多く、多くの企業や業種にチャレンジできるメリットもあります。
このように文系の学生も幅広い職種や業種、企業へ就職するチャンスがあるため「文系は就職が難しい」とは言い切れません。
文系・理系での就活の影響は少ない
文系・理系の違いが就活に影響を与えるケースは少なく、有利・不利と判断することは難しいです。
ただ以下の理由から、理系の方が就活しやすいといわれる場合もあります。
- 文系のスキルはアピールが難しい
- 文系は大学で学んだことを活かしにくい
文系は具体的な数値を使わずに論文や研究を進め、就職活動において、はっきりとしたスキルを説明しにくい傾向に。
株式会社リクルートキャリアによると2021年度卒の就職内定率(3月卒業地点)は、理系は95.8%で文系は95.3%でした。※
調査からも文系・理系が就職に与える影響は少なく、学科で就職に不利・有利は生まれないことがわかります。
文系・理系も大切ですが、仕事に対する熱意や持っている知識で、自分の理想とする就職先をみ見つけていくことが大切です。
※参考:株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所「就職プロセス調査 (2021年卒)」
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文系の就職先ランキング
文系人気の就職先ランキングは以下の通り。
- 東京海上日動火災保険
- 第一生命保険
- 味の素
- 伊藤忠商事
- ニトリ
- ソニーミュージックグループ
- バンダイ
- 損害保険ジャパン
- サントリーグループ
- 講談社
※引用:マイナビ「2022年卒版就職企業人気ランキング」
調査から保険会社や総合商社、メーカーなどが文系に人気の就職先であることがわかります。
また、同じ文系でも男性と女性ででランキングの内容は少しずつ異なる結果に。※
具体的には男性は銀行や旅行業界が人気な一方、女性は旅行業界やメディア業界に多くの支持が集まりました。
ただ男女別のランキング上位の就職先の違いはわずかで、文系の就職先は人気企業に集中しやすいことが考えられます。
※参考:マイナビ「2022年卒版就職企業人気ランキング 文系男子学生の人気企業ランキングTOP100」
マイナビ「2022年卒版就職企業人気ランキング 文系女子学生の人気企業ランキングTOP100」
文系で就職しやすい業界は?
文系のランキングをもとに就職しやすい業界を5つご紹介します。
- 保険業界
- 金融業界
- 総合商社業界
- 旅行業界
- メディア業界
上記の業界は学生からの支持が高く、文系も就職しやすい傾向に。
ここでは、それぞれの業界について1つずつ解説します。
保険業界
保険業界は毎年多くの志望者がいる人気業界で、文系から毎年多くの就職者が出ています。
文系が就職しやすい理由は以下。
- 大手の総合職は大卒がメイン
- 学部や学科を問わない
業務では個人・法人の方へ向けて、保険商品の企画から販売までを行います。
頑張り次第で収入が増える「歩合制」で高収入となる可能性も。
保険業界は金融業界の分野のひとつとされますが、詳しい仕事内容や分野は異なります。
就職先に人気の「保険業界」は、文系にとっても就職しやすい業界といえます。
金融業界
金融業界では顧客と信頼関係を構築するコミュニケーションを重視しており、文系の学生も就職しやすいです。
銀行や証券会社への勤務し、営業職や事務職などに就き、資産運用や融資に関わる仕事を行います。
文系が就職しやすい理由は以下。
- 規模が大きく採用に至りやすい
- コミュニケーション能力が必要
就職前に簿記やファイナンシャル・プランナー(FP)などの資格があると優位ですが、資格不要ではじめられるケースも多くあります。
また文系は、語学を扱って勉強していた人も多く「コミュニケーション能力」の高さが採用につながる理由ともされています。
このように業界規模の大きさや文系学生のコミュニケーション能力を見込まれて、金融業界は文系も就職しやすい業界です。
総合商社業界
メーカーから小売業者へ販売する「商社」の中でも、総合商社は幅広い分野の商品を受け持つ業界で、文系の就職におすすめです。
一般職と総合職に分かれメーカーの作った製品を販売し、商品やサービスを幅広く取り扱っています。
文系が就職しやすい理由は以下。
- 条件や資格はとくにない
- 大学卒業見込みがあれば就職しやすい
日本の総合商社は年収が高い一方、大学卒業の込みがあれば、文系・理系の分野に関係なく、就職できる可能性があります。
スキル不要ではじめられて、総合商社業界は文系にもおすすめの業界です。
旅行業界
旅行業界は観光学部や社会学部、商学部に人気が高く文系の就職におすすめの業界です。
文系が就職しやすい理由は以下。
- 経済学部や商学部は経理を学び有利な傾向に
- 資格不要からの就職もしやすい
- コミュニケーションスキルを活かせる
旅行業界は旅行の企画や立案を行う「旅行業」と旅行商品の販売を行う「旅行業者代理業」にわかれます。
お客様の希望をくみ取り最善のプランを提供するうえで、コミュニケーションや接客のスキルは不可欠。
スキルや資格不要で、接客スキルが重要な観光業界は文系にもおすすめになります。
メディア業界
華やかなイメージが強いメディア業界は就活生から常に人気を集める業界で、文系の学生も就職しやすい傾向に。
メディア業界とはテレビ、新聞、雑誌、ラジオで記者や編集者、プロデューサー、アナウンサーといった業務を担います。
文系が就職しやすい理由は以下。
- 未経験・無資格から始められる
- 学歴不問の場合も
- コミュニケーション能力が必要
文系や理系に関係なく働ける業界で、プロデューサーやアナウンサーなどの表に立つ人々は文系出身の方も多い傾向に。
SNSやインターネットの普及で、常に変わりゆく社会の流れに対応する力は求められます。
メディア業界は、スキルや資格以上に柔軟性や人当たりのよさを重要視され、文系も挑戦しやすい業界といえます。
文系が就職を成功させるポイント
文系の就職では、以下のポイントを意識して就職活動を進めていくことが大切です。
- 付加価値を付ける
- 計画的なスケジュールを立てる
- コミュニケーション能力を身につける
大学で学んだ知識のアピールはもちろん重要ですが、未経験や無資格でも就職するうえで大切な心構えやコツを解説します。
付加価値を付ける
文系の業界は資格やスキル不要で無資格・未経験で就職できる場合も多く付加価値を付けることが大切です。
たとえば宅地建物取引士や行政書士、簿記などは自分の強みやアピールポイントとして有効的。
働く際にプラスαで活用できるスキルを身につけていると、あなた自身の付加価値となり企業は評価しやすいです。
理系に比べて直接役立つスキルや知識が不要だからこそ、強みや付加価値を付け、評価されるきっかけを作りましょう。
計画的なスケジュールを立てる
推薦制度を取り入れる文系の企業は少なく理系に比べ内定までに時間がかかることから、スケジュールに余裕をもつことが大切です。
理系は推薦で企業に入るケースもありますが、文系は自分で応募するかたちが一般的なため、選考に時間を要するのです。
スケジュールに余裕をもつために大切なポイントは以下。
- 企業の情報収集は早めにする
- 志望する業界や企業の分析
- 自己分析
企業や業界の情報を集めた後は分析に合わせて自分自身の自己分析も早めに行い、スケジュールに余裕を持たせることが可能です。
スケジュールに余裕をもつと就職先や自己の分析を細かく深掘りでき、より自分が満足いく就職活動になります。
文系はスケジュールが密になりやすいからこそ、計画的なスケジュールを立てることが大切です。
コミュニケーション能力を身につける
文系の就職ではコミュニケーションスキルを高め、強みとして活かしていくことがおすすめです。
文系の就職において、企業は「言語能力の高さや」「対人関係のうまさ」など、コミュニケーションスキルを期待しているケースも。
スキルや経験はもちろんですが、企業は文系の学生に対して、人柄や仕事への熱意などを求めている場合もあります。
文系の就職先はスキル・経験不要で望める業界・企業もありますが、コミュニケーションスキルを強みとして活かすことも大切です。
まとめ
大学の文系・理系の違いで就職活動で有利・不利は決まりません。
また、文系就職では、幅広い分野の中から企業や業界を選択できるメリットもあります。
今回紹介した3つのポイントをもとに自己分析や業界分析を進め、強みを活かすことが就職成功のコツです。
今回紹介した文系の就職先ランキングや就職しやすい業界、成功のコツから、あなたにあった就職先を見つけてくださいね!