法学部生に人気の就職先7選!早く内定がもらえるコツも紹介
法学部の就職先といえば「弁護士」などの法律関係の仕事に就くイメージがありますよね。
「でも、自分はそんな仕事に就きたいわけではない」という就活生もいるでしょう。
しかし、法学部の学生の就職先は、弁護士などの法律関係以外でもたくさんあるのです。
そこでこの記事では、法学部学生に人気の就職先や就活で有利になるポイントについてご紹介していきます。
✓ 法学部生に人気の就職先7つを紹介
✓ 法学部生が就職活動でアピールすべき3つのポイント
✓ 法学部生が就職活動を成功させるための3つのポイント
法学部生に人気の就職先!業種7つを紹介
法学部生に人気の就職先は、以下の7つの業種があります。
- 法曹界
- 公務員
- 商社
- 金融業
- 建設業
- 不動産業
- 情報・通信業
法律関係の知識は、弁護士などの直接的に法律に関わる仕事だけでなく、一般的な企業でも重宝されます。
それでは、以下でそれぞれの業種の特徴を詳しくご紹介します。
1. 法曹界
法曹界とは、いわゆる弁護士や裁判官などの「法律関係の仕事」のことです。
これらの仕事は、国内最難関の国家資格である「司法試験」に合格しないとできない仕事が多く、法学部でもっともハードルが高いです。
司法試験を受けるためには、一般的には大学を卒業した後に「法科大学院」に通うため、学部を卒業してすぐに就職できるものではありません。
「せっかく法学部に来たんだし、法律系の仕事に付きたい」という方もいるかも知れませんが、司法試験の難易度の高さに挫折する人も多いのです。
しかし、 司法試験に合格しなければ法律関係の仕事に就けないわけではありません。
「裁判官事務所」や「法律事務所」は、司法試験の資格がなくても就職することが可能です。
法律の勉強は大変ですが、責任感がありやりがいのある仕事として「法曹界」への就職を決めるのもいいでしょう。
2. 公務員
法学部に入った学生は「国家公務員」や「地方公務員」として働く人も多いです。
公務員として働く場合には、以下の就職先があります。
- 教職員
- 警察官
- 消防士
- 自衛官
- 法務教官
- 海上保安官
- 国税専門家
- 入国審査官
公務員試験で出される問題の出題範囲が法律関係の問題が多いため、法学部の学生が公務員を目指すことは有利に働くというメリットがあります。
法学部生は、就職のしやすさや将来の安定性を考慮して、公務員の道を目指すこともおすすめです。
3. 商社
商社とは「生産業者から部品や材料を仕入れて、メーカーや小売店へ売る」という仕事をしている業種です。
場合によっては、海外から輸入してきた安い商品や材料を企業に売る、ということもしているため、幅広い範囲の商品を取り扱っています。
商社は海外でのやり取りもあるという関係から、法律関係の知識がある法学部の学生も重宝されます。
海外でも活躍したい方は、商社で働くことがおすすめです。
4. 金融業
法学部生に人気の業種として、金融系の仕事もあります。
金融系の仕事は、給料が比較的高いことや法学部で身につけた法律の知識を活かしやすいということから、人気が高いです。
金融業の主な就職先は、以下のとおり。
- 銀行
- 証券会社
- 保険会社
ビジネスモデルが「預かったお金を運用する」ということから、お金をあつかう重要な役割を任されるため、やりがいのある仕事ができるでしょう。
金融業に入りたい場合は「ファイナンシャルプランナー」や「証券アナリスト」、「銀行業務検定」などの資格を持っていると有利になりますよ。
5. 建設業
建設業も法律関係の知識が必要とされる業種で、法学部生から人気があります。
建設業の仕事内容としては、建物を作るときの設計や実際の建設などをイメージしますが、設計の段階では法律が結構関係してきます。
建物を建てるときに関係する法律の例は、以下のとおり。
- 日照権
- 用途地域
- 建築基準法
- 国土利用計画法
- 建設業許可制度
上記で挙げた例以外にも、建設業に関わる法律は存在するため、法律の知識がある人材は必要とされています。
建設業は自分が関わった仕事によって「地図に残る」というやりがいがある仕事です。
6. 不動産業
不動産業は法律とは密接に関係しているため、法学部生に人気のある業種です。
不動産業の仕事内容は「部屋を貸し借り」や「物件の売買」をすることです。
これに必要な有名な資格として「宅地建物取引士」という資格があります。宅建や宅建士と呼ばれたりもしますね。
不動産業では「宅地建物取引士」の資格は必須です。
そして、宅地建物取引士の資格には法学部で学ぶ法律関係の出題が多い傾向にあるため、法学部生にとっては取りやすい資格です。
比較的取りやすい国家資格で就職活動を有利に進められるため、資格取得を含めて目指してみましょう。
7. 情報・通信業界
情報・通信業界の仕事内容は、情報を発信したりその発信するための通信施設を整えたりする仕事です。
具体的には、マスコミや新聞社、テレビ関係の仕事が該当します。
例えば、マスコミ関係の仕事なら、政治などの情報を発信する場合には正しい法律・政治の知識が必要です。
ほかにも放送業界では、法律で決められた「発信してはいけない言葉や映像」が存在します。
映像モザイクやモザイク音などが代表的な例ですね。
上記のように、情報を発信するにも法律は大きく関係しており、法学部生は重宝されています。
スキマ時間をお金に変えませんか?「シェアフル」なら面接・履歴書なしですぐはたらけます!
スキマバイトアプリ「シェアフル」では、軽作業から飲食店、販売スタッフ、オフィスワークまで、いろんなお仕事を面接なしですぐにはたらくことができます!
↓↓↓ダウンロードはこちら↓↓↓
法学部生が就職活動でアピールすべき3つのポイント
法学部生は就職活動で以下の3つのポイントをアピールしていきましょう。
- 論理的な思考力がある
- 文書作成・読解能力がある
- 法律関係の知識に詳しい
法律関係の知識は簡単に身につくことではありません。
その点を、ほかの学部の生徒と差別化してアピールしていきましょう。
それでは以下で詳しくご紹介していきます。
1. 論理的な思考力がある
法学部生は「論理的な思考力がある」ことをアピールしましょう。
企業は、常にお客さんの問題を解決するために、新しい事業を始めたり新商品の開発をしたりします。
そこで、問題解決に必要な能力が「論理的思考力」なのです。
論理的思考力があれば「お客さんは次にどんな新商品を求めているか」「どんなサービスを求めているか」という視点から物事を考えることができます。
そのため法学部生は授業や試験でおこなった「議論や討論」で身につけた、論理的思考力をアピールしていきましょう。
2. 文書作成・読解能力がある
法学部の試験問題は論述式が多いため、ほかの学部の生徒と比べて「読み書き」をする機会は多いです。
そのため、文書作成・読解能力があることもアピールしましょう。
就職すれば、企画書や稟議書などの書類を作成する機会は多くなります。
そのときに、相手に伝わりやすい資料を作成する能力は必要なのです。
また、会議や打ち合わせをするときでも、人の意見を聞きいれてまとめる能力があれば、上の役職になったときにも役に立つ能力となります。
社会人になって「文字を書かない」ということは絶対にないため、文書作成・読解能力があることは積極的にアピールしましょう。
3. 法律関係の知識に詳しい
日本にあるすべての企業は、どんなビジネスをするのにしても法律に遵守している必要があります。
そのため、法律の知識がある法学部生は、さまざまな企業から重宝される存在です。
とくに、中小企業やベンチャー企業では、多くの新規ビジネスを展開していく必要があるため、法律に関しての知識が詳しい人材を求めています。
もし「法学部だけど、法律関係の知識には自身がない」という方でも、なんとなく法律の知識があって「わからない部分の調べ方を知っている」だけでもかなり重宝されますよ。
法学部生が就職活動を成功させるための3つのポイント
法学部生が就職活動で早めに内定をもらうためにやるベきこととして、以下の3つのポイントがあります。
- 資格を取る
- インターンシップに参加する
- 興味がある分野を明確にする
ほかの人がやっていない就職活動のコツを知ることで、早めに内定をもらえる可能性が高くなります。
早めに内定をもらって残りの学生生活を楽しむためにも、以下でポイントを確認していきましょう。
1. 資格を取る
法学部ならではの資格を取ることで、就職活動が有利に進みます。
法学部の学生は、一般企業に勤める人から弁護士や裁判官になる人までいるため、知識の幅が広いです。
そのため、企業の採用担当者は、法学部生の知識レベルを測る方法のひとつとして「資格を持っているか」という判断基準を持っているのです。
法学部生が就活に有利になる資格は以下のとおり。
- 弁護士
- 司法書士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
- 社会保険労務士
- ビジネス実務法検定
- ファイナンシャルプランナー
国家資格が多く取得難易度の高い資格が多いですが「ビジネス実務法検定」と「ファイナンシャルプランナー」は、比較的難易度が低く誰でも目指しやすいのです。
その割に、多くの業種で重宝される知識が身につく資格なので、資格取得を目指している方は「ビジネス実務法検定」と「ファイナンシャルプランナー」を目指しましょう。
2. インターンシップに参加する
法学部生に限りませんが、インターンシップに参加すると早めに内定をもらえるチャンスがあります。
インターンシップは職業体験です。そのため、あなたが就職先の企業を選ぶのに、イメージを掴むためにも使えます。
しかし、インターンシップの開催は、企業としては優秀な学生を早めに囲っておくために開催しているのです。
そのため、インターンシップ先の企業から「この学生はうちの会社とマッチしている」と思ってもらえれば、そのまま内定を出してもらえる可能性があります。
インターンシップにも応募や選考があるため、エントリーしたい企業がある場合は早めに応募しましょう。
3. 興味がある分野を明確にする
法学部生は就職できる業界の選択肢が多いため、エントリーする企業が定まらないという方は多いです。
早く内定を決めたい方は、エントリーする企業を絞るためにも興味がある分野を明確にしましょう。
エントリーする企業の分野を絞ることで、業界分析がしやすく自己PRや志望動機を大幅に修正しなくてもよくなります。
興味がある分野を明確にするためには自己分析をしましょう。
自分がこれまでやってきたことや好きなこと、やりたい仕事を棚卸しすることで「どんな企業で働きたいか」がわかります。
まとめ
法学部生は「法律の知識がある」という強みを活かして、就活を有利に進められる企業にエントリーしましょう。
就活を有利に進めるためには資格の取得やインターンシップへの参加がおすすめです。