フリーターが就職を成功させるための3つのポイント!正社員は難しくない
「収入を安定させるため」「社会的な信用が欲しい」など理由はさまざまですが、将来のことを考えてフリーターから抜け出したいと考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、フリーターの方が不安なことは「フリーターからの就職は難しいのではないか」という点ですよね。
そこでこの記事では、フリーターが就職を成功させるために今からやるべきことをご紹介します。
✓ フリーターから就職するのが難しいといわれる理由
✓ フリーターが就職を成功させるための3つのポイント
✓ フリーターから正社員に就職する3つの方法
フリーターが就職するのは難しいの?まずはフリーターについて理解しよう
フリーターから正社員に就職することは難しいと思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。
まずは、フリーターという現状がどのような状態なのかを確認しておきましょう。
フリーターの定義とは?
そもそもフリーターとは、どのような状態の人を指すのでしょうか。
一般的な認識では正規雇用ではなくアルバイト・パートの人を、広く「フリーター」と呼んでいると思います。
「厚生労働省が定めているフリーターの定義」は以下のとおりです。
- 前提として、15歳〜34歳で男性は卒業者・女性は卒業者で未婚である
- 勤め先での「アルバイト」または「パート」として雇われている
- 主婦・学生以外の働いていない方で「アルバイト」や「パート」の働き方を希望している人
厚生労働省が定めるフリーターの条件には年齢制限があります。
また、現時点で勤め先がなくても、アルバイトやパートとしての働き先を探している場合もフリーターと定義するようですね。
フリーターの割合はどれくらい?
2018年の厚生労働省「若年者雇用対策の現状等について」の調査では、15歳〜34歳のフリーターと定義される人は143万人です。
上記と同じ調査の結果、日本の15歳〜34歳の年齢層で「若年労働力人口」として数えられる人が1,711万人いるため、フリーターの割合は8.4%。
つまり、若者が100人いたら8人〜9人はフリーターということです。
ちなみに、厚生労働省のフリーターの定義には当てはまりませんが、35歳〜44歳でアルバイト・パートとして働いている人は52万人います。
フリーターからの就職が難しいといわれる理由
フリーターから正社員に就職することは難しいイメージがありますよね。
実際に、フリーターというだけで企業からは以下のようなイメージを持たれています。
- スキルがないと思われる
- 根性がないと思われる
- どうせすぐ辞める人と思われる
長期間フリーターを続けるほど企業からの信頼はなくなり、就職しにくくなります。
また、年齢を重ねると体力的にもきつくなってきますし物覚えも悪くなってくるため、ますます就職しづらいです。
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フリーターのままでいるメリット・デメリット
フリーターから就職したいと思う方の他にも「あえてフリーターのままでいたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、以下では「就職するか」「フリーターのままでいるか」迷っている方に向けて「フリーターでいるメリット」と「就職せずにフリーターのままだと起こるデメリット」についてご紹介します。
フリーターのままでいる5つのメリット
フリーターのままでいると、以下の5つのメリットがあります。
- 仕事をいつでも辞められる
- 責任の思い仕事をする必要がない
- 掛け持ちすれば正社員より稼げる
- ライフワークバランスを決めやすい
- 残業もなく、嫌な仕事はしなくていい
フリーターのメリットは、一言でいうと「自由」があります。
働く場所も自分で選べますし、時間帯なども選べます。また、稼ぎたいと思えばバイトを掛け持ちすれば、正社員より稼げる月もあるかもしれません。
働いてもいいし趣味をしてもいいし、すべて自分で時間を決められることがフリーターの最大のメリットです。
フリーターのままだと起こる5つのデメリット
正社員にならずにフリーターのままでいると起こるデメリットは、以下の5つあります。
- 福利厚生を受けられない
- 収入と雇用が安定しない
- 世間体が悪く結婚できない
- 歳を取ると体力的に働けなくなってくる
- 厚生年金がないため将来もらえる年金が少ない
働く時間も趣味の時間も自由に決められるフリーターですが、逆に収入が安定しないという大きなデメリットを抱えています。
ほとんどのフリーターは時給制で働いているため、病気やケガで休んでしまうとその分の給料は入りません。
上記の理由から、老後の貯金も貯めにくく、経済的な心配から結婚がしにくいこともデメリットのひとつです。
フリーターが就職を成功させるための3つのポイント
フリーターの就職率は決して高くないですが、それは正しい就活の方法を知らないからです。
就職を成功させたいフリーターの方は、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
- やりたい仕事を明確にする
- 譲れない条件は3つまでにする
- 履歴書や面接対策をしっかりする
対策をせずに就活しているフリーターが多いため、フリーターから正社員の就職率は低いのです。
しっかり対策して応募すれば就活が成功する確率は上がります。
それでは、以下で詳しいポイントを見ていきましょう。
1. やりたい仕事を明確にする
就活で企業にアピールするために、自分がやりたい仕事を明確にしておきましょう。
自分がやりたい仕事がわかっていれば、仕事探しがしやすくなります。
また、自己分析をして「自分の得意分野」や「好きな作業」もわかっていると、あなたにマッチした仕事を探せるでしょう。
自分がやりたい仕事がはっきりわかっている状態で探した求人だと、以下のようなことがあります。
- 就職後の会社とのミスマッチが減る
- 志望動機や自己PRに説得力が出る
- 就職活動にモチベーションが出る
「とりあえず、どんな会社でもいいから正社員になりたい」という人と「自分のやりたい仕事だから、この会社で働きたい!」という人では、面接時にその気持ちは伝わります。
自分がやりたいことが明確にわかっておりやりたいこととマッチする求人が探せれば、情熱的な志望動機が言えて就活が有利になるでしょう。
2. 譲れない条件は3つまでにする
フリーターが就職できない理由のひとつに「好条件を目指しすぎている」という理由があります。
好条件の求人には「学歴が高い新卒」や「大手企業から転職する人」などのステータスの人が応募する可能性も高いからです。
もし、「年収が600万円以上で福利厚生が良くて、年間休日120日以上の駅から徒歩5分の求人。残業もなし」という求人があれば誰でも入りたいと思いますよね。
フリーターが就活をする場合は、上記のような好条件の求人は避けましょう。
フリーターから正社員に就職する求人を探すときは、以下の項目から譲れない条件を3つ程度に絞ることがおすすめです。
- 年収
- 職種
- 業種
- 服装
- 勤務地
- 福利厚生
- 年間休日
- 仕事内容
- 会社規模
「人気企業」や「好条件の求人」は倍率が高くなることを理解しておきましょう。
なお、「どこでもいいから就職したい」という気持ちで条件を緩めすぎると、入社後に「仕事がマッチしていなかった」などとすぐに辞めたくなる可能性があるため、3つ程度に絞るのがおすすめです。
3. 履歴書や面接対策をしっかりする
就職活動では絶対に必要な「履歴書」と「面接」をしっかり対策することは、就活を成功さるための重要なポイントです。
企業としては、履歴書と面接の対策をしてもらうことは「最低限の条件」だと考えています。
それなのに、面接で志望動機や自己PRさえまともに答えられない人は「準備ができない人」と思われてしまうのです。
「履歴書で誤字脱字をしない」「志望動機と自己PRはスラスラ答えられるようにする」最低限、これらの2つは対策しておきましょう。
ブラック企業に就職しないための見分ける3つのポイント
フリーターが就活をするときに不安になる点として「ブラック企業に入ったらどうしよう」という不安がありますよね。
そこで、フリーターがブラック企業に就職しないための3つのポイントをご紹介します。
- 「簡単に稼げる」仕事はない
- 体力に自信があるかを聞かれる
- 土日や深夜にも連絡が繋がるか
就活時には上記のポイントを意識して求人を探すことで、ブラック企業に入ることは避けられます。
それでは、以下で詳しく解説していきます。
1. 「簡単に稼げる」仕事はない
「ラクをして簡単に稼げる仕事はない」ということは、肝に銘じておきましょう。
ブラック企業は普通に募集しても応募が増えないため「簡単な仕事で月30万円以上」などの、見るからに良さそうな条件を提示してきます。
この世に「楽して稼げる仕事」は絶対に存在しません。
あるとしても、宝くじや株で当たるなどの「ギャンブル性」が高いことがほとんどです。
多くの仕事は、スキルや知識、経験が増えるから給料が上がっていきます。
甘い言葉に騙されてブラック企業に就職しないよう、注意しましょう。
2. 体力に自信があるかを聞かれる
説明会や面接時に「体力はあるか」という質問が多い企業には注意しましょう。
体力があるかを聞くということは、裏を返せばそれだけ体力がないとついてこれない仕事ということ。
つまり、仕事内容がハードワークだったり毎日残業をすることが当たり前だったりする可能性があります。
たとえあなたが体力に自信があったとしても、 疲れすぎて精神的にもダメージを負うかもしれません。
引っ越し作業員や工場勤務などの「体力を使うことが分かりきっている仕事」ならいいですが、事務仕事やパソコン作業が多い仕事なのに、執拗に「体力に自信があるか」を聞かれる場合は注意しましょう。
3. 土日や深夜にも連絡が繋がる
土日や深夜にも連絡が繋がる企業は、高確率でブラック企業です。
連絡が繋がるということは「その時間に仕事をしている」ということになります。
そのため、土日や深夜に連絡が繋がるということは「家にも仕事を持ち帰っているか」「まだ会社に残って仕事をしているか」のどちらかでしょう。
これを悟られないようにするために「土日に連絡を返さない」と対策をしているブラック企業もあるかもしれませんが、 怪しいと思った企業には土日や深夜に連絡をして確かめるのがおすすめです。
フリーターが正社員に就職する3つの方法
フリーターが正社員として就職したい場合は、以下の3つの方法があります。
- 求人サイト
- ハローワーク
- 転職エージェント
それぞれ特徴があるため、あなたにあった方法を選びましょう。
それではご紹介します。
1. 求人サイト
求人サイトにはたくさんの求人があり、あなたが仕事に求める条件を入力することであなたに合う求人を探せます。
有名な求人サイトは、以下のとおりです。
- doda
- Indeed
- タウンワーク
- 求人ボックス
まだどんな企業に勤めたいかが決まっていない方も、まずは求人サイトに登録していろんな求人を眺めてみるのもおすすめです。
2. ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が管理・運営している就職相談所で、就活のサポートをしてくれます。
フリーターから就職したい方に向けたサポートも充実しているため、就活に不安を抱えている人はハローワークを利用するのもいいでしょう。
ハローワークの注意点としては、無数の求人が集まるためブラック業も紹介される可能性があるという点です。
その点は自分で条件を見て見極める必要があるため、注意しましょう。
3. 転職エージェント
転職エージェントとは、担当のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をサポートしてくれるサービスです。
具体的には以下のサポートをしてくれます。
- あなたに合う求人を探してきてくれる
- 自己分析や自己PRを一緒に考えてくれる
- 提出書類の添削や面接対策をしてくれる
ハローワークは国が管理しているサービスのため「あなたが行動しないと」サポートしてくれませんが、転職エージェントは登録するだけであなたが就職するまでの準備や対策などをサポートしてくれます。
転職エージェントの利用方法や選び方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では、フリーターが就職を成功させるための方法をご紹介しました。
フリーターは普通に就職しようと思っても「正社員から転職しようと思っている人」や「新卒で就職する人」には職歴で勝てません。
そのため、就職する際には対策をする必要があります。
あなたがやりたい仕事を明確にして、提出書類や面接対策をして挑むことが重要です。
面接対策をひとりでおこなうのが不安という方は、転職エージェントを利用するのもおすすめですよ。