社会人向けの自己分析のやり方を解説!仕事に活かすためのポイントは?
あなたは社会人になってまで自己分析をする必要はないと思っていませんか。自己分析を行えば、この会社で「やりたいこと」や「やるべきこと」がわかります。
では、実際に自己分析をするときにはどのような方法があるのでしょうか。
この記事では、社会人が自己分析をする方法をご紹介します。記事の後半では、簡単に自己分析ができる裏技もご紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
✓ 自分史
✓ マインドマップ
✓ ジョハリの窓
✓ ライフラインチャート
✓ 他己分析
自己分析の目的は仕事選びの軸を明確にするため
自己分析をするときは「なんのために自己分析をするか」という目的を持ちましょう。自己分析の目的は以下の2つあります。
- 仕事選びの軸を明確にするため
- 自分のことをわかりやすく伝えるため
自己分析をすると仕事選びで迷うことがなくなります。
なぜなら、自分の価値観や性質、長所・短所、理想がわかるからです。また、それを言葉で表現しやすくなり相手にも伝えられるようになるでしょう。
面接やエントリーシートで企業に伝えられることで、就職する前に企業とのミスマッチが起こるのを防ぎます。
もし、あなたが入りたい企業があったとしても企業としては求めていない人材の場合は、入社後に必ずミスマッチが起こります。あなたは入社してから後悔することになるでしょう。
入社後に後悔すると時間も無駄になります。そうならないためにも、自己分析をして自分の価値観を知ることは大切です。
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自己分析をする5つの方法
この記事では自己分析をする方法として、5つの方法をご紹介します。自分に合った自己分析の方法を選びましょう。複数の方法を試せば違った角度から自分を分析できるので、より深堀りできますよ。
それでは自己分析の方法を詳しく見ていきましょう。
1.自分史
「自分史」とは言葉のとおりで、これまでの自分の人生を振り返り「何をしてきたか」や「そのとき何を感じていたか」などを書き出す自己分析の方法です。自分の歴史を客観的に振り返ることで、自分の行動原理や選択の軸、得意不得意が見えてきます。
自分史で自己分析をする場合は、以下の年代にわけて振り返りましょう。
- 小学校
- 中学校
- 高校
- 大学
また、それぞれの年代ごとに以下の項目に答えます。
- 出来事
- 感じたこと
- 身につけたスキル
些細なことでもいいので、まずは書き出すことが重要です。いくつか書き出して年代ごとの出来事が可視化されることで、自分では気づかなかった行動原理が見えてきます。
2.マインドマップ
「マインドマップ」は思考を可視化するのに便利な方法で、自分の頭にある思考をクモの巣のように広げて「地図」を作ります。思考を順に分解していくことで、自分は普段からどんなことを考えて行動を選択しているかがわかります。
「自分」を中心において、以下のようにつくります。
言葉で整理しなくてもいいので、思いついたことをどんどん書きましょう。書き出した結果を見ると、あなたの行動パターンに共通点が見えてくるはずです。また、言葉を吐き出すことで思い出すこともあります。
マインドマップで自己分析をする場合は、ノートに書き出すか無料のマインドマップツールを使うのがおすすめです。
3.ジョハリの窓
「ジョハリの窓」は、自分と他人の認識のズレを理解するための自己分析ツールです。ジョハリの窓は自己評価と他己評価を利用して、以下の項目に分けて分析します。
- 自分は知っている+他人は知っている
- 自分は知っている+他人は気づいていない
- 自分は気づいていない+他人は知っている
- 自分は気づいていない+他人は気づいていない
親しい友人や家族にも協力してもらい、分析の項目を埋めましょう。
このとき「自分は知っている+他人は知っている」項目に当てはまる部分は、誰もが同じ評価をしているため自己PRとして自信をもってアピールできるあなたの長所です。この部分を「開放の窓」といいます。
また「自分は気づいていない+他人は知っている」部分は「盲目の窓」といいます。この部分は他人しか気づいていなかった自分の評価であるため、新しい自分に気づくことになるでしょう。
ジョハリの窓は自分が知らなかった自分の評価を聞くのに最適な方法です。
4.ライフラインチャート(モチベーショングラフ)
「ライフラインチャート」とは、過去の出来事や気持ちをモチベーションによって評価し、それを可視化するためのツールです。
横軸を時間(学年)とし、縦軸をモチベーションや満足度としてグラフを作ります。
新しいチャレンジや成功体験、または失敗経験や後悔などを年代ごとに評価してグラフを作りましょう。
できたグラフを見て、上下が激しい年代を抽出してさらに評価します。
- なぜ失敗したのか
- なぜ落ち込んでいたか
- なぜこの選択をしたのか
- なぜモチベーションが上がったが
上記の評価をすることで「やると楽しい・モチベーションが上がる」出来事が何なのかがわかります。
そして、これを仕事に当てはめることで、自分がやりたい仕事・やりたくない仕事が明確になります。
5.他己分析
「他己分析」は、親しい友人や家族に自分を評価してもらう方法です。自分を理解してくれている人に客観的に評価してもらうことで、自分が気づかなかった性格などもわかります。
他己評価をしてもらう場合は、以下の質問をしましょう。
- 長所と短所
- 第一印象と現在の印象
- どんな社会人になりそう
- 改善すると良くなるところ
- 性格をひとことであらわすと?
- 楽しそうに取り組んでいること
- つまらなそうに取り組んでいること
とくに第一印象と長所・短所は重要です。第一印象は面接や入社したときにも関係してきます。もし第一印象が悪かったら、改善する方法を考えましょう。
また、長所・短所もあなたが思っているものと違う可能性もあります。あらかじめ他人の評価を知ることで、アピールポイントを増やしたり克服する努力をしましょう。
行動を深堀りするコツは「なぜ?」を繰り返す
自己分析でもっとも重要なのは、過去の行動を深堀りすることです。
- なぜ勉強が嫌いなのか
- なぜこの進路を選んだのか
- なぜこの食べ物が好きなのか
- なぜ友達と仲良くなれたのか
- なぜバイトを続けられたのか
自己分析とは、上記のことを出来るだけ深堀りし、自分の行動原理を知ることが重要となります。これを知るためにはひとつの出来事に対して「なぜ?」を繰り返していきます。
例えば、あなたがアパレル系の仕事をしている人の理由を深堀りしていきましょう。
- なぜアパレルか? →服が好きだから
- なぜ服が好き? →おしゃれがしたいから
- なぜおしゃれがしたい? →人からよく見られたい
- なぜよく見られたい? →注目されるのが好き
- なぜ注目されるのが好き?→1番になりたい
上記は一例ですが、その人がなんとなく服が好きでアパレル系の仕事をしていたとしても、行動原理には「一番になりたい」という想いがあることがわかります。
リアルタイムでは常に目の前のことを選択し、行動し続けているため「自分はなぜこの選択をしたか」に気づけないことが多いです。
しかし、時間を置き、自己分析で振り返ることで見えてきます。自己分析をする際は必ず行動を深堀りして、あなたの行動原則がわかるまで「なぜ?」を繰り返してみましょう。
自己分析で気をつけるべき注意点
自己分析をするときには、2つの注意点があります。以下で紹介するポイントに気を付けないと、自分の考えの本質がわからなかったり相手に伝えられない場合があります。それでは詳しくご紹介します。
1.短所は言い換える
自己分析で発覚した短所はそのまま伝えるのではなく、言い換えをしましょう。例えばあなたに以下の短所が出てきたとします。
- 飽きっぽい
- 協調性がない
そこで短所をさらに深堀りし、長所のように言い換えできるかを考えましょう。
- 飽きっぽい →好奇心があり、環境に適応するのが得意
- 協調性がない→集中力があり、ひとり作業が得意
短所は誰かにとってはできないことが多いです。ネガティブに考えずに、あなたの短所が逆に活かせる場がないかを考えましょう。
2.凡庸なワードは使わない
自己分析で重要なのはありきたりなワードを使わないことです。就活ではライバルたちが自分をよく見せようと必死に努力しています。そのような中であなただけが凡庸でありきたりな自己PRをしたらどうでしょう?きっと、相手はすぐに忘れてしまいますよね。
以下のワードはありきたりでインパクトは与えられません。
- 責任感があります
- 協調性がある
- 努力をおこならない
上記の特徴が間違っている訳ではないと思います。しかし、あなたにその長所があるとするならばアピールするべきです。ですが、このままではインパクトにかけるので以下のように言い換えましょう。
- 責任感があります →引き受けた仕事は最後までやりとげる
- 協調性がある →コミュニケーション能力があり、場の雰囲気を和ませる
- 努力をおこたらない→成長意欲が高く、新しいことにチャレンジするのも好き
言っていることは同じだとしても、具体的な表現を混ぜることでオリジナリティがある自己PRに変わります。面接やエントリーシートでは凡庸なワードはさらに深堀りすることを意識しましょう。
社会人が自己分析をいまの仕事に活かすポイント
自己分析は就活や転職活動のときにするイメージがありますが、社会人の方にもおすすめです。自己分析を行えばいまの仕事に適性があるのかがわかります。
仕事でうまくいかないことがあっても、自己分析の結果「この仕事は自分の苦手分野だ」とわかっていれば過度に落ち込むこともなくなります。逆に「なぜ、この仕事が苦手か」まで深堀りして分析できると解決策が浮かぶでしょう。
とくに、仕事で悩みがある方は積極的に自己分析をして「なぜ?」を繰り返し、深堀りしてみましょう。あなたの悩みの原因がわかりますよ。
自己分析が難しければ無料診断がおすすめ
自分で自己分析をする方法がいまいちわからないという方は、かんたんに自己分析ができる無料診断を受けるのがおすすめです。無料診断を受ければ、いくつかの質問を受けるだけで簡単にあなたの性格とおすすめの仕事がわかります。
自己分析の診断では以下のような質問があります。
- 理論派?
- 責任感は強い?
- 人に流されがち?
- 人当たりがいい?
まとめ
この記事では、自己分析のやり方と注意点についてご紹介しました。あなたのこれまでの行動や選択を書き出して、それに対して「なぜ?」を繰り返して深堀りすることが重要です。深堀りすればするほど、あなた自身が何を重要視して取捨選択しているかがわかります。
社会人になっても仕事で何を重視しているかわからない方も、自己分析をしてみるのがおすすめです。