ダブルワークとは?副業との違いやコツを徹底解説

あなたはダブルワークという言葉を聞いたことがありますか?終身雇用が終りを迎えて副業が注目される中で、ダブルワークという言葉を聞いたことがある方は多いですよね。
そこでこの記事では、ダブルーワークの言葉の定義からダブルワークにおすすめのお仕事までを紹介します。実際に始めるときの注意点も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。
ダブルワークとは?副業とは違うの?

ダブルワークと副業はほとんど同じ意味の言葉として使われますが、細かい違いとしては以下があります。
- ダブルワーク:本業の収入を補うことを目的とした仕事
- 副業 :本業の空き時間でできる作業をすること
どちらも2つの仕事を同時に進めるという点では同じなので、目的意識によって若干呼び方が異なるという程度です。とはいえ、どちらも複数の仕事をしている点では変わりがなく社会的な側面でも何も変わらないため、本人がダブルワークと言えばダブルワークとでもいいでしょう。
一点だけ注意点としては、ダブルワークと呼ぶのは正社員のような雇用形態で呼ばれることが多く、バイトやパートで働いている人が仕事を増やす場合は「掛け持ち」と表現することが多いです。
令和の時代に入り働き方も変化しており、ダブルワークを認めている企業は増えています。
ダブルワークをする人のワークスタイルを3つ紹介

ダブルワークといっても、働き方は人それぞれです。本業によって空いている時間を有効活用する働き方が一般的なので、人によって異なります。ここでは実際にダブルワークをする人のワークスタイルを3つご紹介します。
日中は事務職で夜間はファミレス
本業が定時で上がれる事務職や製造業で、夜間にファミレスなどの飲食店で働くケースがあります。日中と夜間で完全に働く仕事をわけているダブルワークのスタイルです。
このスタイルは時間を効率よく使って仕事ができるため、安定して高収入が見込めます。
事務系の仕事もファミレス系の飲食店の仕事も、難しいスキルが必要なく誰でも始められるため「時間もあるし給料をたくさん稼ぎたいけど、難しい仕事をする自信はない」という方におすすめのワークスタイルです。
本業の休日に単発の仕事を入れる
本業として働いている会社がしっかり休みのとれる場合は、休日に単発で入れる仕事を入れるダブルワークもあります。休みの時間がもったいないという方におすすめのワークスタイルです。
単発の仕事は、休日に忙しいサービス業や期間限定のイベントスタッフなどがあります。休日のサービス業やイベントスタッフは忙しいことが前提で呼ばれるということもあり、給料も高いところが多いです。
なるべく暇な時間を作らずに働きたいという方は、休日に募集しているサービス業・イベントスタッフの仕事を探しましょう。
本業+IT系の仕事
本業で仕事をこなしつつ、家でWeb系の仕事をする人も増えています。リモートワークや在宅ワークが浸透してきたため、注目されている働き方です。Web関係の仕事なら場所と時間を選ばずにお仕事ができます。
Web関係のお仕事は簡単な仕事から専門的なスキルが必要な仕事までさまざまです。
- 映画のレビューを書く仕事
- 簡単な画像加工
- 文章作成
- 管理するための表作成
スキルが必要ない仕事は育児の片手間にできたりもするので、主婦の方にもおすすめです。
また、簡単に始められることから、ダブルワークだけでなくトリプルワークとしてWeb系の仕事を取り入れる人もいます。
ダブルワークの3つのメリット

ダブルワークは明確なメリットを感じやすいため、始める人が増えています。以下では、ダブルワークのメリットを3つご紹介します。
収入が増える
ダブルワークを始める一番のメリットは収入が増えることです。本業の月収だけではまかなえない生活費や娯楽費などを補えるでしょう。
収入が増えると生活や気持ちににゆとりができて、生活面でのストレスがなくなります。すると落ち着して仕事ができるため、仕事でもうまくいくようになります。
若いうちに収入をあげて貯金がしたい方にはダブルワークがおすすめです。
とくに、事務系の仕事などのカレンダー通りに出勤する会社の場合、大型連休のある月には暇が多くなります。
そこでイベント系の単発の仕事を入れれば、一気に給料を稼げます。その他にも土日に忙しくなるサービス業で働くと、もっと安定して高い給料を維持できます。
仕事に飽きない
ダブルワークで異なる業務内容の仕事をしているなら、単調な仕事が続く毎日に飽きることもありません。
とくに、以下の仕事は飽きを感じやすいです。
- 事務作業
- コンビニやスーパーのレジ打ち
- 工場などのルーティンワーク
同じ作業を延々と繰り返すと、人はすぐに慣れてしまいます。仕事に慣れてダラダラ作業してしまうと、ミスにも繋がりやすいです。
違う仕事をしていれば適度な刺激があるため、常に新鮮な気持ちで業務に取り組めます。
色んな経験ができる
複数の仕事をしているとさまざまな経験を積めます。
たとえ同じような業務内容であっても、会社や教わる人によってもやり方が違うためいろんな視点から物事をみる力が身に付くでしょう。
経験が増えるほど自分の中でより良い選択ができるようになり、どんな場面でも活躍できる人材になれます。
汎用性のあるスキルや思考力が身に付くと周りから評価されるようになり、キャリアアップもできるでしょう。
ダブルワークの2つのデメリット

収入や経験が得られるダブルワークですが、デメリットもあります。ダブルワークを続けるデメリットは、以下で紹介する2つです。
会社にバレる可能性がある
ダブルワークのデメリットは、会社にバレるリスクがあるという点です。
勤務している会社がダブルワークを認めている会社なら問題ありませんが、バイトや副業も一切認めていない会社にバレると罰則を受ける場合があります。
会社にバレるときは、以下のパターンが考えられます。
- 確定申告
- うっかり口外する
- 同僚に密告される
- 違う仕事をしているところを見られる
ダブルワークが禁止の会社では、2つ目の仕事をやるべきではありません。収入が低いなどの理由でどうしてもダブルワークをしたい場合は、まずは転職を考えるべきです。
罰則を受けると、その後の会社生活や転職にも悪影響を及ぼす可能性があります。
本業に影響が出る
体力的・時間的に無理のあるダブルワークを続けると、本業に悪影響をおよぼします。
本業を9時から17時の定時で仕事を終えてその後に18時から24時の仕事を入れた場合、もちろん給料は上がるでしょう。しかし、休む時間はなくなりあなたの体力に限界がくる日は遅くないでしょう。
ダブルワークをするには体調管理やスケジュール管理が大切です。睡眠や食事がしっかり取れて、どちらの仕事も元気に働ける見込みを立てましょう。
もし体調を崩すようであれば、ダブルワークをやめるか別の仕事を選ぶことをおすすめします。業務時間が短い仕事を選ぶのもおすすめです。
ダブルワークを始める際の2つの注意点

ダブルワークで働くうえで注意すべき点が2つあります。これから紹介する2点を気をつけなければトラブルを招く可能性があるため、必ず確認しましょう。それではご紹介していきます。
ダブルワークができる会社か確認する
会社によっては、そもそも副業やダブルワークを認めていない会社があります。ダブルワークを始めたい場合は、会社の就業規則を確認しましょう。
会社でほかにダブルワークをしている人がいるかを先輩に聞くのもいいでしょう。
もし、ダブルワークを禁止している会社に勤めている場合は、絶対に辞めましょう。会社にバレると罰則を受けるリスクがあります。
もしどうしてもダブルワークがしたい場合は、先に転職を考えましょう。
稼ぎ過ぎたら確定申告が必要
ダブルワークで稼ぎすぎていると、自分で確定申告を行う必要があります。本業以外で年収20万円以上稼ぐ見込みがある場合は必ず必要なので、あらかじめ確定申告の準備をしましょう。
年末調整ができるのはひとつの会社だけなので、ダブルワークをしている以上必ず年末調整が必要です。
年間20万円以上稼いでいるのに確定申告を忘れると脱税になるので注意しましょう。
ダブルワークにおすすめな仕事7選

ダブルワークにおすすめな仕事は以下のとおりです。
- コンビニ
- 飲食店
- アパレル
- イベントスタッフ
- ハンドメイド
- Web系
- 塾講師
時間管理が簡単でシフトの融通も聞きやすい仕事です。
中でも、コンビニや飲食店、アパレルなどのサービス業の仕事は休日に忙しくなる仕事なので、本業がカレンダー通りの休みがある場合に相性がいいです。
ハンドメイドやWeb系、塾講師の仕事はスキマ時間にも作業を進められるので、誰にでもおすすめなお仕事です。しかしこれらは、ある程度のスキルが必要とされるため、すぐに稼ぎ始めることは難しいでしょう。
適正のある人や初めてでも慣れてしまえばできる作業もあるため、興味があればまずは始めてみるのがおすすめです。ハンドメイドとWeb系なら個人でも始められます。
基本的にダブルワークとして選ぶ仕事の基準は、本業との時間の兼ね合いとあなたが得意な仕事かどうかです。あなたが辛いと思わずに続けられる仕事を見つけましょう。
まとめ
この記事では、ダブルワークのメリット・デメリットやダブルワークにおすすめのお仕事を紹介しました。収入を増やしたい方や本業以外にもいろんな仕事の経験をしたい方にとって、ダブルワーウはおすすめです。しかし、ダブルワークを始める前に、本業の会社でダブルワークをすることが認められているかは確認しておきましょう。