バイトとは?特徴やパート・業務委託との違いなどをわかりやすく解説!
初めての働き方として、最も多いのがアルバイト。
高校や大学に進学するタイミングで、お金を稼ぐために始めるという方は多いのではないでしょうか。
遊ぶためのお小遣い稼ぎや学費の足しにするためなど、その目的は様々です。
ひょっとすると、進学に伴いアルバイトを始めるタイミングで、この記事に辿り着いたという方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんなアルバイトの特徴や、他の雇用形態との違いなどについて、解説していきます。
✔ 非正規雇用なので、それなりに自由度が高いものの不安定でもある
✔ 自分に合った働き方を選びやすいので、学生にはオススメ!
アルバイトとは
そもそもアルバイトとは、どういう形態なのでしょうか。
その働き方や給料の仕組みなど、気になるポイントに分けて解説していきます。
アルバイトの中にも様々なタイプがある
働き方として、代表的なものがシフト制です。シフト制とは交代で勤務する形であり、シフト制の中でも勤務時間・曜日が決まっている固定シフトと、勤務時間・曜日が完全自由な自由シフトがあります。
最近増えているもので、単発・短期で働く形もあります。特徴としては働く期間が短く、1週間程度のものから、最短で数時間という、非常に短い期間で働きます。
他にも派遣型のアルバイトというものがあります。通常は会社との雇用契約を結びますが、派遣型の場合、派遣元と契約を結びます。
派遣元に登録すると様々な単発での仕事が紹介され、仕事をするたびに派遣元から給料が振り込まれるという形です。
給料の仕組み
続いて、給料形態について紹介します。アルバイトにおける給料形態は、大きく時給制・日給制・歩合制の3つに分かれています。
時給制はアルバイトの中で最も多く、働いた時間に応じて時間給をもらえます。
例:時給1,100円の場合、5時間働くと1100×5=5,500円がその日の給料
また、単発・短期や派遣型の場合、日給制をとるところも多くあります。日給制は、事前に1日の勤務時間と給料が決まっており、日給として提示されている金額がその日の給料になります。
例:9:00〜16:00の勤務で9,000円の給料
歩合制は、成果に応じてインセンティブ(成功報酬)を支払う形であり、時給制や日給制と組み合わさっている場合がほとんどです。
例
『時給1,050円+アポイント1件につき1,000円』のテレアポバイトの場合→ 4時間働いてアポイントを3件とることができると
1050×4+1000×3=7,200
なので7,200円がその日の給料
いずれの形式であっても、1ヶ月のうちにある給料日で、給料としてまとめて支払われる形がほとんどです。
中には給料日の半月前に申請すると、半額分を先に振り込んでもらえる『前振り込みシステム』もあるようです。
社会保険や福利厚生は?
「アルバイトでも社会保険に入れる?」
「福利厚生ってあるの?」
こんな風に疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは社会保険から説明していきます。
アルバイトでも条件を満たす場合、社会保険に加入できるようになっています。
社会保険には雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金の4種類があり、このうち労災保険は条件を問わずアルバイト全員に適用されます。
また、福利厚生は『法定福利』と『法定外福利』の2種類があります。
法定福利とは、法律によって内容が定められたものです。
内容としては社会保険に関するものがメインで、それぞれの保険加入条件を満たす場合に受けられるものです。
それに対し、法定外福利は企業ごとに対象や内容が異なるものです。
アルバイト向けに充実させていることもあれば、ほとんど用意されていないということもあります。
法定外福利の内容例として、食事補助や通勤手当、住宅手当、自己啓発支援、社員割引などがあります。
アルバイトにも法定外福利が用意されている場合、求人情報にその旨が記載されているため、必ず確認するようにしましょう。
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他の雇用形態との違い
アルバイトは、いわゆる『非正規雇用』にあたります。
非正規雇用とは、雇用期間が一定期間に限られる雇用を指しており、他にもいくつかの雇用形態があります。
今回は、パート・業務委託との違いを説明していきます。
パートはアルバイトとほぼ同じ
法律上、パートとアルバイトは同じ『短時間労働者』として扱われます。
そのため、それぞれで仕事の内容が異なったり、給料面で差が生まれたりということはありません。
言葉の違いとして、固定のシフトで長時間働く場合、パートという呼び方を使うことが多くなるようです。
平日の日中、スーパーや食品工場などで働く主婦の方を、「パートさん」と呼ぶのがその例でしょう。
業務委託との違いは雇用関係の有無
アルバイトやパートが会社と雇用契約を結ぶのに対し、業務委託では、会社との雇用関係がありません。
業務委託として働く場合、業務の内容や期限、報酬について会社と業務委託契約を交わし、契約に基づいて業務を遂行します。
こうした働き方をする方たちは『フリーランス』とも呼ばれます。
なお、会社との雇用関係がないため、社会保険や福利厚生もありません。
メリット
続いて、正社員と比較したメリットについて紹介していきます。
自分の好きなときに働ける
自分の予定に合わせて、シフトを調整しながら働けるのは大きなメリットです。
固定シフトでない限り、自由なタイミングで働くことができるため、自分の時間を持ちやすくなります。
友達と遊ぶ時間や勉強の時間を確保したい、という学生にはぴったりの働き方と言えるでしょう。
採用のハードルが低い
正社員と比べ、採用のハードルが低いこともメリットです。
アルバイトは応募条件が広く、そもそもの求人数も多いです。
そのため採用にあたって倍率がそれほど高くなく、人気のものに絞らなければ採用のチャンスは多くあります。
ハードルが低い分、自分のやりたい業種・職種にチャレンジしやすいでしょう。
正社員で入るのが難しい企業でも、アルバイトであれば比較的入りやすいことも珍しくありません。
責任が少ない
基本的に、アルバイトは正社員の指示に従って仕事をします。
振られる仕事は、正社員と比べてそれほど責任が重くなく、あまり仕事でプレッシャーを感じることがありません。
プレッシャーが苦手だという方にとって、気負わず働けるのは十分メリットと言えるでしょう。
デメリット
ここからは、デメリットについても紹介したいと思います。何事においても、良い面と悪い面の両方を理解しておくことが重要です。
社会的に不安定な立場
アルバイトは非正規雇用であり、正社員と比べて解雇されやすい立場にあります。
学生であれば気にする必要はありませんが、アルバイトのみで生活をするフリーターは、非正規雇用という面から、常に不安定な立場であると言えます。
また、金融機関においての信用が低いこともデメリットです。
クレジットカードの利用には問題がなくとも、ローンを借りたい場合、フリーターの場合ですと『安定・継続した収入が見込めない』という理由で、ローンを借りることができないことも少なくありません。
収入が不安定
アルバイトの場合、当然のことながら、シフトに入らないとお金を稼ぐことができません。
閑散期であることや経営悪化が理由でシフトを削られたり、病気や怪我でシフトに入れなかったりすると、そのぶん収入が減ってしまいます。
こうしたシフトに入ることができない事態に備えて、最近ではアルバイトを掛け持ちするという方も増えているようです。
やりがいを感じにくい
アルバイトでは、正社員と比べ責任の少ない仕事を任されがちです。
これはプレッシャーが少ないという点でメリットですが、一方で複雑な仕事やハイレベルな仕事をしたいという方にとっては、逆にデメリットとなってしまいます。
また、アルバイトでは評価の機会があまり多くありません。
どれだけ働きぶりがよかったとしても、自分の頑張りが給料に結びつきにくいという面があります。
しかし、中にはアルバイトの評価制度を整えている事業所もあり、その場合は昇給について、求人情報に明記しています。
そのため、やりがいを求める方は、評価制度についてアピールしているところを選ぶのがおすすめでしょう。
自分に合った働き方をしよう
今回は、アルバイトについて他の雇用形態と比較したり、メリットやデメリットについて確認したりと、様々な角度から解説してきました。
基本的な内容について、理解が深まったのではないでしょうか。
初めてアルバイトを始めるという方は、今はまだ不安も大きいかもしれません。
しかし、そこで得られる経験や仲間はかけがえのないものになります。
苦手だったコミュニケーションを克服できたり、アルバイトで出会った仲間と卒業後も関係が続いたりと、そこでしか得られないものがきっとあるはずです。
自分らしく、楽しく働ける場所を探してみましょう。