【例文付き】高校生向けアルバイトの志望動機の書き方!目的・職場別に解説

収入を得られるだけでなく、社会勉強にもなる高校生のアルバイト。「アルバイトを始めてみたい!」と考えている高校生も少なくないと思いますが、良い志望動機が思いつかず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、志望動機を書くときのコツや志望動機の例文、志望動機を書くときにやってはいけないNG例を紹介します。
高校生がアルバイトの志望動機を書くときのコツ

アルバイトの志望動機は、以下の点を意識しながら書くようにしましょう。
- 仕事に対する「興味」を明確にする
- なぜその仕事・店を選んだのかを具体的に書く
- 職場でどのように自分の力を発揮したいか、意欲や熱意でしめくくる
仕事に対する興味やその職場を選んだ理由はもちろん、どのような面で力を発揮したいか・役に立ちたいかを伝えることも重要です。
ただし、長々と書いてしまうと、何を伝えたいのかがあいまいな文章になってしまうため、簡潔にまとめるよう注意してください。
【目的別】高校生のアルバイトの志望動機!例文

高校生がアルバイトの求人に応募する際の志望動機の例文とポイントを目的別に紹介します。
通勤しやすい
【例文】
通勤のしやすさに大きな魅力を感じ、今回応募させていただきました。自宅から近く、学校の帰りにも立ち寄りやすい立地にあるため、学業との両立がしやすく、長く無理なく続けていけると考えております。
「家から近い」という理由は、モチベーションが低いことの表れのように捉えられてしまいがちですが、以下のようにさまざまなメリットがあるため、立派な志望動機になります。
- 交通費がかからない
- 遅刻しづらい
- 急なシフト変更にも対応しやすい
通勤しやすい点を志望動機としてアピールする際は、店舗側のメリットにもなり得るこれらのポイントを交えながら伝えることが重要です。
仕事に興味がある
【例文】
週に2〜3回ほど本屋に足を運ぶほど本が好きで、以前から「アルバイトをするなら本屋で働きたい」と考えておりました。そこで今回の求人を拝見し、ぜひ挑戦したいと思い、すぐに応募させていただきました
「興味」や「好き」は、大きなアピールポイントになります。その仕事に興味を持っている人や取り扱っているものが好きな人は、モチベーションが高く、雇う側にとって非常に魅力的な人材です。
「興味」や「好き」を志望動機としてアピールする際は、ただ伝えるだけでなく、具体的なエピソードを交えると、より伝わりやすくなります。
応募条件と合う
【例文】
募集要項に記載されていた勤務時間や勤務日数などの条件が、私の希望に合致しており、とても魅力を感じたため、今回応募させていただきました。
提示している応募条件に一致する応募者は、雇う側にとって魅力的な存在です。
募集要項に記載されている時間帯のシフトにしっかり入れる点や、記載されている勤務日数以上に稼働できる点をアピールすれば、採用してもらえる可能性が高まります。
社会経験を積みたい
【例文】
将来は飲食業界で活躍したいと考えており、そのためにも実践的な経験を積める貴店の求人に魅力を感じ、応募させていただきました。
「社会経験を積みたい」という志望動機は、モチベーションの高さを伝えるのに効果的です。
単純に「社会経験を積みたいから」とアピールするのではなく、将来やりたいことや進みたい進路などを交えながらアピールすると、より説得力が増します。
【職場別】高校生のアルバイトの志望動機!例文

高校生がアルバイトの求人に応募する際の志望動機の例文とポイントについて、飲食店、コンビニ・スーパー、軽作業スタッフと、職種別に紹介します。
飲食店
【例文】
以前から貴店を利用させていただくたびに、居心地の良さと質の高い接客にいつも感銘を受けておりました。ほんの少し休憩するつもりが、つい時間を忘れて長居してしまうほど心地よい空間だと感じています。私も、そんな贅沢で居心地の良いひとときを提供する立場として働きたいと思い、今回のアルバイト募集に応募させていただきました。
飲食店のアルバイトに応募する際は、数ある飲食店の中からなぜその店舗を選んだのかを伝えなくてはなりません。
「居心地が良い」「接客が素晴らしい」など、その店舗のどこに魅力を感じているのかを伝え、その店舗の一員として働きたいという熱意をアピールしましょう。
また、お客の要望を聞き取る力や素早く理解する力が求められる仕事であるため、そうしたことが得意であるとアピールできるとプラスの評価につながる可能性があります。
コンビニ・スーパー
【例文】
コンビニのアルバイトは研修やマニュアルが充実しており、未経験でも始めやすいと伺い、応募いたしました。未経験ではありますが、真面目さと素直さを自分の強みと考えておりますので、その特性を活かして貢献できるよう努めたいと思っております。
初めてのアルバイト先として人気のコンビニやスーパー。
コンビニやスーパーのアルバイトには、「未経験でも始めやすい」「希望のシフトで働きやすい」などのメリットがあります。
志望動機を考える際は、コンビニやスーパーのアルバイトならではのこうしたメリットが自分のニーズとマッチしていることを伝えることが重要です。
自分のニーズにマッチしている点に加えて、長所を交えてもう一つアピールできるポイントがあると、採用の確率をより高められます。
軽作業スタッフ
【例文】
私は何事にも真面目にコツコツと取り組むことを得意としておりますので、軽作業スタッフとしての適性を感じ、今回応募させていただきました。倉庫内での作業は重い荷物を持ち運ぶ場面も多いかと思いますが、部活で鍛えた筋力と体力に自信がありますので、お役に立てるよう全力で努めたいと考えております。
倉庫や工場での軽作業は、細かい作業や同じ作業を淡々とこなす仕事であるため、真面目にコツコツと取り組めるタイプであることをアピールするのがおすすめ。
細かな作業を要する仕事の場合は手先が器用であることをアピールし、力のいる作業を要する仕事の場合は体力があることをアピールするなど、勤務先や作業の内容に合わせたアピールも効果的です。
高校生必見!アルバイトの志望動機でやってはいけないNG例
アルバイトの求人に応募する際の志望動機には、効果的なものもあれば、逆効果になるためやってはいけないものもあります。高校生がアルバイトの求人に応募する際に避けるべき、志望動機についての3つのNG例を紹介します。
目的が曖昧になっている
雇用する側としては、「なんとなくアルバイトをしてみたい」「親に勧められた」など、動機があいまいな人を積極的に採用したいとは考えません。アルバイトをする目的がはっきりしていない応募者も同様です。
そのため、アルバイトに応募する際には「仕事に興味がある」「社会経験を積みたい」といった動機だけでなく、「進学費用を貯めたい」「家計を助けたい」などの明確な目的を示すことが大切です。目的がはっきりしているほど、「長く働いてくれそう」「真面目に取り組んでくれそう」といった好印象を与えやすくなります。
自分主体の書き方をしている
アルバイトの志望動機を述べる際に、自分の希望や要望だけを前面に押し出す書き方は避けましょう。特に高校生の場合、勉強や部活、遊びなどで忙しく、それらを優先したい気持ちは理解できます。しかし、「勉強や部活を優先するため、シフトは希望日だけに入りたいです」と率直に書いてしまうと、採用担当者にあまり良い印象を与えません。
自分の都合を伝える場合でも、「平日に出勤できない分、休日はしっかり働きたい」「部活がない日には全力で頑張りたい」など、相手の事情も考慮していることをアピールするよう心がけましょう。自分本位な印象を与えない書き方にするだけで、読み手の印象が大きく変わり、やる気や誠意もより伝わりやすくなります。
何も書かずに提出する
「家から近い」「条件が良い」など、単純な理由で応募を決めたとしても、志望動機欄を空白のまま提出するのは避けましょう。何も書かれていないと、「やる気がない」「本当に働きたいのか疑わしい」と思われてしまいかねません。
応募を決めた理由を改めて整理し、「どうすれば相手に魅力的に伝わるか」を意識して内容を組み立ててみてください。最悪なのは“何も書かないこと”です。自分の考えや熱意を少しでも伝えるため、必ず何らかの志望動機を記載するようにしましょう。
高校生のアルバイトの志望動機は目的を明確に書こう
高校生がアルバイトを始める際には、学校の許可や保護者の同意書が必要となることが多いため、あらかじめ準備しておきましょう。そのうえで、魅力的な志望動機を整え、書類選考や面接に臨むことが大切です。
志望動機を考える際には、「何のためにアルバイトをするのか」「なぜその職場で働きたいのか」を具体的に示すことを意識してください。目的や理由があいまいなままだと、面接官にしっかりアピールできません。今回ご紹介したコツや例文を参考に、明確な志望動機を考え、書類選考や面接で堂々と伝えられるようにしましょう。