就職したくない人の7つの理由!進路を決めるための方法も解説
就活ではやることが多いため、つい「就職したくない」と思ってしまいますよね。
それに、就活で企業分析をしてみても、働きたいと思える企業がなければ「就職したくない」と考えてしまうはずです。
では、就職したくない場合はどのような進路があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 「就職したくない」と感じる理由
- 就職をしない5つのメリット・デメリット
- 就職したくない人が生きていく選択肢5選
について詳しく解説します。
この記事を読み就職したくない理由が明確になると、将来どんな進路をたどればいいか対策もわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「就職したくない」と感じる人の7つの理由
就職したくない理由は人それぞれですが、主に以下の7つが挙げられます。
- 新卒の給料が低い
- 働かずに遊んでいたい
- やりたい仕事が見つからない
- 満員電車やスーツで通勤が嫌だ
- 組織で誰かの下につくのが嫌だ
- 就活自体が辛くてやりたくない
- 会社で働くことに対するイメージがよくない
就職したくない理由を知ることで、今後どうすればいいか対策ができるようになります。
それでは、解説していきます。
1.新卒の給料が低い
新卒の給料が低いために、就職に対するモチベーションが上がらないことがあります。
会社に年功序列の慣習が残っていることが多く、勤務期間が長くなるにつれて昇給していくのが一般的です。
そのため、新卒の給料は低く設定されがちなのです。
さらに、不景気だと給料が上がりにくいということもあり「頑張っても給料が上がらない」と思ってしまうと就活へのやる気も出ないでしょう。
2.働かずに遊んでいたい
就職をすると遊ぶ時間がなくなるのが嫌で、就活をしたくないと思っているケースがあります。
会社では決まった時間に出社し夜遅くまで帰れないこともあるので、自由な時間は減ってしまいます。
また「仕事は辛いもの」と言っている大人がいると、仕事なんてせずに学生のまま遊んでいたいと思うでしょう。
仕事をすることにいいイメージがないため、就活をしたくないと感じてくるのです。
3.やりたい仕事が見つからない
社会経験が少ない学生や就活生は、やりたいと思える仕事がわからず、仕事をしたくないと思う場合もあります。
やりたい仕事がないため就職したい企業を選ぶことも難しくなり、就活に前向きに取り組めません。
やりたいことが見つからない場合は、自分の好きなことや嫌いなことを洗い出したり、自分の性格を見直してみるとやりたいことが見えてくることがあります。
4.満員電車やスーツで通勤が嫌だ
就職すると、毎日スーツを着て満員電車で通勤するイメージがありますよね。
会社員が暑い日でもスーツを着ていたり、満員電車ですし詰め状態になっていたりするのを見ると、窮屈さを感じて就職する意欲が下がってしまいます。
しかし、在宅ワークや屋外で営業をする仕事など窮屈さを感じない仕事もあります。
電車通勤が必要ない業種やオフィスワーク以外にも目を向けてみると、上記のような窮屈さが薄れるかもしれません。
5.組織で誰かの下につくのが嫌だ
「誰かの下につくのが嫌だ」と感じて就職の意欲が下がる人も多いです。
会社は組織で成り立っており、チームで動くことが基本です。
そのため、チームで動くことやコミュニケーションをこまめにとるのが苦手な人にとっては、仕事に対してネガティブなイメージを持ってしまいます。
また、組織のために嫌な仕事をしなければいけない場面もあるので、1人で好きなことをしていたい人は就職への意欲が下がりやすいです。
6.就活自体が辛くてやりたくない
就活自体が辛く感じてしまうと、働くことへのモチベーションが低くなってしまいます。
就活は、会社説明会に行ったり、書類を作成したり、面接や筆記試験の対策をしたり、とにかくやることが多く疲れやストレスがたまりやすいです。
さらに、選考が進まなかったり不採用が続いたりすると成果が得られないことで就活自体を辞めたくなってしまいます。
7.会社で働くことに対するイメージがよくない
会社で働くことに良いイメージを持っていない場合は、就活へのモチベーションを上げるのは難しいでしょう。
なぜなら、辛い就活が終わっても辛い仕事が待っているなら「就職なんてする意味があるのかな?」と疑問を持ってしまうからです。
例えば「働くのは辛いこと」「社会の歯車として使われているだけ」など、ネガティブに考えてしまうと就活も辛く感じます。
ほかにも、ニュースでリストラなどの雇用問題を目にする機会もあり、つい「就職したくない」と考えることも少なくありません。
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就職をしない5つのメリット
もし、本気で就職したくないと思ったら「就職しない」という手もあります。
就職をしないメリットには、以下の5つのようなものがあります。
- 時間を自由に使える
- 人間関係のストレスを感じない
- 新卒以上の収入を稼げることもある
- 好きなことで生きていくことができる
- 就活をする必要がなくなる
就職をしない選択肢にはリスクが高いですが就職をしないメリットの方が大きいと感じる方もいるかもしれません。
あなた自身、すでに就活が辛いと感じている場合は「就活をしないメリット」を知って、天秤にかけてみましょう。
それでは、順番に解説していきます。
1.時間を自由に使える
就職をしないメリットのひとつは、自由に使える時間が増えることです。
会社に就職すると、勤務時間が決まっていたり通勤時間があったりと自由に過ごす時間は限られます。
反対に、就職をせずにアルバイトをするなら働く時間が自分で決められますし、夢があるなら夢を叶えるための活動に時間を割くこともできます。
例えば「イラストレーターになる」という夢がある場合は、アルバイトを週に4回入り、ほかの時間はイラストの勉強をするために充てられます。
就職して安定した立場や給料を得るよりも自由に使える時間が大切だと思うなら、就職をしないという選択もいいかもしれません。
2.人間関係のストレスを感じない
就職をしないと人間関係のストレスを感じなくて済みます。
仕事では、苦手な人ともコミュニケーションをとりながら協力しなければいけないため、人間関係のストレスがたまりやすいからです。
就職をしなければ苦手な人と会う機会が減りますし、付き合う人やコミュニティを自分で選ぶことができます。
人付き合いが苦手な人にとっては、嫌な人とのかかわりを避けることで心の健康を保てるメリットがあります。
3.新卒以上の収入を稼げることもある
就職していなくても、自分でお金を稼げれば生活ができます。
バイトを掛け持ちしたり、フリーランスになったり、起業したりなど、就職しなくても生計を立てる方法はたくさんあるからです。
また、仕事の量や働き方によっては新卒の給料以上に稼げることもできます。
例えば、時給1,000円のバイトを掛け持ちして「26日(週6日)×8時間」働いた場合は、20.8万円稼げる計算になります。
ただし、会社員に比べて安定して仕事をもらえるわけではないため注意しましょう。
4.好きなことで生きていくことができる
好きなことで生きていけるのも、就職をしないメリットのひとつです。
就職すると会社の仕事以外で好きなことをする時間が限られるからです。
例えば、キャンプが好きならキャンプ場のバイトをしたり、Youtuberとして活動するなど好きなことを仕事にできる機会は増えています。
どうしても好きなことを諦めたくないなら、就職するよりも好きなことを仕事にできるように活動してみてはいかがでしょうか。
5.就活をする必要がなくなる
就活が辛い場合は、就活自体をやめられるのが就職しないメリットになります。
不採用が続いたり、書類選考でさえ通らなかったりするとストレスを抱えますが、就活をやめるとストレスから解放されるからです。
しかし、就活を辞めてバイトを始めようと思ったときにも、軽い面接などは受ける必要があります。
また、就活がうまくいかないという理由だけで将来を決めてしまうのは危険です。自分で稼ぐ方法は考えなければいけないからです。
もし「不採用が続いて辛くなったから就活を辞めたい」という方は、志望動機を見直したり、面接対策をするなど就活のやり方を見直すことをおすすめします。
就職をしない5つのデメリット
就職をしたくないからといって、本当に就職をしなかったら以下のようなデメリットがあります。
- 収入が不安定
- 社会的信用が少ない
- 人とのつながりが少ない
- 「新卒」として就職できない
- ビジネスマナーが身につきづらい
上記のデメリットの中には、今後の人生にも影響を与えるようなこともあります。
そのため、将来的なキャリアを考えながら就職をやめるかどうか選ぶ必要があります。
それでは、順番に見ていきましょう。
1.収入が不安定
就職をしていないと、収入が不安定になることが多いです。
正社員として仕事している場合は、毎月固定の給料がもらえますし、有給休暇もあり安定した生活が保証されています。
しかし、就職しない場合は、固定給や福利厚生がないため、毎月安定した生活はできません。
例えば、アルバイトの場合は体調を崩して休んだときに給料がもらえませんし、突然雇用を打ち切られてしまう可能性もあります。
毎月一定の収入を得るのが難しく働けなくなると収入が0になるため、生活をするだけでも常に不安がつきまといます。
2.社会的信用が少ない
社会的な信用が少ないことも、就職しないデメリットのひとつです。
社会的な信用とは、主に経済的な安定のことを指します。
会社員のように会社に属していて固定収入があれば、クレジットカードを発行したりローンを組んだりするときの審査を通りやすいです。
しかし、アルバイトやフリーランスだと社会的な信用が少なく、審査にも通りにくくなります。
毎月安定した収入があるわけではなく、貸したお金が返ってこない可能性があるからです。
ほかにも、会社に勤めていないと世間体がよくないという風潮も残っており、肩身が狭い思いをすることがあります。
3.人とのつながりが少ない
就職していないと、人とのつながりが少なくなり、寂しい人生を送ることになるかもしれません。
正社員になると仕事上でさまざまな人と出会う機会があり、自然と人と交流する機会が多いです。
反対に、就職しない場合は自分から行動しないと新しい人間関係をつくるのは難しく、決まった人だけの付き合いに限定されやすいです。
人とのつながりが少ないと新しい刺激を得るのも難しくなり、つまらない人生になってしまいます。
4.「新卒」として就職できない
新卒の時点では仕事の経験がないことが多く、スキルがなくても将来性があるので採用される可能性があります。
また、学校推薦枠で就職難易度を下げられたり、面接練習や書類の添削などを実施してくれるため、新卒の方が就職しやすいです。
しかし、新卒以降の中途採用の場合、経験やスキルがないと就職が一気に難しくなります。
とくに、一度も社会人経験がない場合は、書類選考の時点で落とされる可能性も高いです。
5年後に就職しようと思っても、就職のハードルが高くなるため簡単に就職できないという事態になってしまいます。
5.ビジネスマナーが身につきづらい
就職していないと、ビジネスマナーが身につきづらいです。
ビジネスマナーは社会人として人と付き合うために必要なマナーのことで、新卒であれば会社の研修などでビジネスマナーを身につける機会があります。
しかし、新卒で就職しない場合はビジネスマナーを教えてもらう機会がなくなるため、自分で勉強するしかありません。
ビジネスマナーを知らない状態で後から就職しても、取引先の人に知らず知らずのうちに失礼を働いてしまう可能性があります。
就職したくない人が生きていく選択肢5選
生きていくにはお金が必要ですが、 就職しなくてもお金を稼いで生活することはできます。
就職しないで生活するためには、以下のような方法があります。
- 進学
- アルバイト
- フリーランス
- 起業
- 家業を継ぐ
どうしても就職したくないという場合は、上記の生き方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
あなたに合う方法があれば、将来的に正社員として働いているよりも稼げる可能性があります。
それでは、以下で詳しく見ていきましょう。
1.進学
就職をしたくない人の選択肢として、進学することで就活を先延ばしにできます。
もちろん、ただ就活を避けるだけでなく、進学した後で自分がやりたいことを探したり、社会経験を積むなどの時間ができます。
あなたの状況にもよりますが、高校生なら大学や専門学校に進学したり、大学生なら大学院という選択肢があります。
大学院に進学する場合は、専門性を活かした仕事や研究職に就職しやすくなるため、上記の仕事を目指したい場合は進学するのがおすすめです。
ただし、学費や生活費がかかり、金銭面の負担は大きいので費用をどうやってまかなうかという点は考えておきましょう。
2.アルバイト
就職しない場合は、アルバイトで生計を立てるのもひとつの方法です。
アルバイトは就職するよりも簡単に仕事に就けますし、夜勤や掛け持ちをすることで新卒より稼げる可能性もあります。
現在の最低賃金は1,055円で、勤務時間を調整しやすいため仕事のほかに夢や目指したい仕事がある人にはおすすめです。
ただし、長期間アルバイトだけで生計をたてていると、将来的に就職したいと思ったときに採用されにくくなります。
長期間アルバイトをすると「雇用が安定していない」「再就職しづらい」などのデメリットがあることは理解しておきましょう。
3.フリーランス
フリーランスとして働くことも就職しない場合にはおすすめです。
「ココナラ」や「CloudWorks」「Lancers」などのクラウドソーシングなどが普及したことにより、個人でもスキルを活かして仕事しやすくなったからです。
例えば、webライターやシステムエンジニア、イラストレーター、動画制作などのスキルがあればネット上で仕事を見つけられます。
ただし、スキルをつけるために自分で勉強したり、単価の低い仕事で経験を積む必要があるため軌道に乗るまでは時間や根気が必要です。
しかし、一度スキルが身につけばその後は安定して稼げるようになるという魅力もあります。
4.起業
就職するのが嫌なら、起業して個人事業主になるという手段もあります。
しかし、起業して稼ぐ方法にはリスクがつきものです。
ビジネスモデルやアイデアがあれば個人でも起業することができますが、大きな責任が伴います。
さらに、フリーランスや家業を継ぐのに比べて倒産や借金のリスクが高いほか、経営の知識や世の中の動きを読む力が必要であります。
そのため、アルバイトやフリーランスよりもハードルは高いです。
企業はハードルが高いですが、会社員よりも高い収入を得られたり経営のスキルを生かして事業を広げたりとスケールの大きい生き方ができます。
5.家業を継ぐ
実家が自営業を営んでいる場合は、家業を継ぐという選択もあります。
小さい頃から家業を手伝った経験があれば、仕事もやり方を知っているということもあり、新しい会社に就職するよりは仕事のハードルが低いです。
また、家業を維持するためのノウハウなども家族から学べるので、自分で起業するより簡単で、生活も安定します。
しかし、将来的には自分が家業を継続する必要があるため、経営の勉強や時代に遅れないアイデアが必要です。
就職したくない人が進路を決断するときの3つの方法
就職したくなくても、進路を決めなければいけないときはいずれ訪れるでしょう。
進路を決める前に、以下のことをしておくと後悔しにくくなります。
- 人生設計を考える
- 自己分析をしてみる
- 社会人の話を聞いてみる
将来を考えるときは、自分と向き合ったり分析が必要になったりするので面倒に感じるかもしれません。
しかし、上記の方法を実践すると、自分がこれからやりたいことや仕事で重視することがわかるので就活でも役に立ちます。
それでは、以下で詳しく解説してきます。
1.人生設計を考える
まずは、自分の人生設計を考えてみましょう。
1年後や5年後には自分はどうなっているかを考え、そこから逆算してみると人生設計を考えやすいです。
例えば、以下のような視点から将来の自分をイメージしてみましょう。
- キャリアとプライベートどちらを重視しているか
- どれぐらいの収入を得ているか
- 理想の働き方ができているか
将来の自分を想像してみることで「現在の自分は何をしたらいいか」「どう行動すればいいか」などの方向性が見えてきます。
2.自己分析をしてみる
自己分析で自分の強みや弱み、性格などを理解すると将来の進路がたてやすくなります。
自分をよく知ることで、仕事の向き・不向きや何を重視して仕事を選ぶべきかがわかるからです。
自己評価が低いときに自己分析をすると正しい結果が出ないので、冷静なときにおこないましょう。
いままで自分が何をしたいかよく分からなかった人は、自己分析をするとこれまでに興味のなかった業界や仕事などに目を向けるきっかけになるかもしれません。
3.社会人の話を聞いてみる
就職したくないと考えているなら、実際に社会で働いている人の話を聞いてみましょう。
いろいろな立場の話を聞くことで自分が進路を選ぶ参考になるからです。
多くの人から話を聞くほど参考になる情報が増えます。
そのため、以下のように違う立場の人たちと話してみましょう。
- 会社員
- 進学した人
- フリーランスで仕事している人
- 楽しく仕事している人
- 仕事が辛いと思っている人
また、就活のコツや仕事をする上で大事なことなどの有用な情報も得られることもあるので、気軽に話を聞いてみましょう。
まとめ
この記事では「就職したくない」と感じることについて以下の内容でご紹介しました。
- 「就活が辛い」「会社で働くイメージがよくない」などが原因で「就職したくない」と感じることがある
- 就職をしなければ「時間を自由に使える」「人間関係のストレスが減る」などのメリットや「生活が不安定」「社会的な信用が少ない」などのデメリットがある
- 就職しなくても「アルバイト」「フリーランス」「起業」など生きていく方法はある
進路に迷っているなら自己分析をしたり、将来についてよく考えてみましょう。
また、いろいろな人から話を聞くのもおすすめです。
慎重に自分の将来を考えて、自分の理想の未来を楽しみましょう。