インターンシップの目標を設定する方法!5つの具体例付きで解説
以下のような理由でインターンシップに参加しようとしている人は多いのではないでしょうか?
「インターンシップに参加しないと就活で不利になると聞いたから」
「周りの友達がみんな参加していて、参加しないと不安に感じてきたから」
インターンシップになんとなく参加してからやりたいことが見えてくる人もいるかもしれません。
しかし、インターンシップに行く前に目標を設定したほうが、得られるものはとても大きいです。
せっかく時間もお金もかけて参加するのに、無駄な時間にしたくないですよね。
そこでこの記事では、以下の内容をご紹介します。
- インターンシップへの参加が重要な理由
- インターンシップで目標を決めるときのポイント
- インターンシップへ参加する目標の例
この記事を読めば、「インターンシップに目標を持って参加するべき理由」と「目標の決め方」がわかります。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
インターンシップに参加するなら目標を決めよう
インターンシップに参加するなら、目標を明確にしましょう。
なぜなら、目標を設定することで 自己理解を深められるからです。
せっかく参加するなら「何を学びたいか」「何を知りたいか」などを決めておいたほうが、得られるものが大きいです。
例えば、純粋にプログラミングに触れたくて「スキルを少しでも身につけたい」「足らないスキルを知りたい」などでも問題ありません。
目標を決めずに行くと、ただ形式的に参加して終わるだけになってしまいます。
また、企業によっては参加時に「インターンシップを通じて学びたいこと」について目標の提出を求められることがあります。
具体的な目標を持って参加できるよう、あらかじめ設定してから参加しましょう。
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インターンシップへの参加が重要な5つの理由
インターンシップへ参加することが重要な理由は、以下の5つです。
- 仕事に必要なスキルを探すため
- 企業の人とつながりを作るため
- 就職したい企業を明確にするため
- 就活が早く終わる可能性がある
- インターンに参加している学生がほとんど
インターンシップの目標を決める前に、なぜインターンシップへの参加が重要なのか確認しておきましょう。
それでは、以下で詳しく見ていきます。
1.仕事に必要なスキルを探すため
インターンシップに参加することは、就きたい仕事に必要なスキルを探すためにも重要です。
なぜなら、 働いてみないと 「今の自分に足らないスキルは何か」が分からないから です。
インターンシップに参加すると、社員と同じように実際の業務を体験することになります。
例えば、エンジニアになりたい人だったら「意外と●●が必要だな、逆に●●は必要ない」など、見えてくるものがあるかもしれません。
インターンシップ中に自分にまだ足りないと思ったスキルがあれば、就活が始まるまでに補えるよう準備をすることもできます。
入社までに自分に必要なスキルを探すことができるのは、インターンシップに参加する大きなメリットといえます。
2.企業の人とつながりを作るため
企業の人とつながりを作れば、さまざまなメリットを得られます。
例えば以下の3つです。
- 人事に顔や名前を覚えてもらえる
- 先輩社員と交流できる
- 目上の人と接するので、マナーを学び直すきっかけになる
インターンシップに参加すると、人事や先輩社員との交流を深めることができます。
先輩社員の話を直接聞けるチャンスはめったにありませんし、 調べるだけではわからなかったことに気づける貴重な機会です。
疑問に感じていたことや、実際に働いてどのように感じているかなど、事前に聞いておきたい質問を考えておくといいかもしれません。
また、目上の人と接する機会も増えるので、社会人になる前に社会人として必要なマナーも学ぶことができます。
3.就職したい企業を明確にするため
インターンシップに参加することで、就職したい企業を明確にすることができます。
実際に業務を体験するため、 企業の雰囲気や業務内容が自分に合っているか確認できるからです。
インターンシップへの参加は「この企業で働きたいと思っていたが、実際に働いてみてイメージと違った」というギャップをなくすためにも大切です。
実際に入社してからギャップを感じるのと、インターンシップの段階で分かるのとでは全く違いますよね。
さらに、向いていると感じた理由や、逆に向いていないと思った理由を分析すると、自分が目指すべきものが分かってきます。
自己分析が進み、今まで考えていなかった業界や企業に目を向けるきっかけになるでしょう。
4.就活が早く終わる可能性がある
インターンシップに参加すると、早く就活を終わらすことができる可能性があります。
なぜなら、 インターンシップに参加した学生限定で早期選考したり、非公開のイベントに案内したりすることがあるからです。
ただし、企業が「採用直結型インターン」と公言していない限り、本選考に関連したインターンシップであるとは限りません。
とはいえ、企業側も公言しないだけで、インターンシップを通じて優秀な学生の囲い込みをしていることも多いです。
したがって、早く就活を終わらせたい学生にとって、インターンシップに参加して損はないといえます。
5.インターンに参加している学生がほとんど
インターンシップに参加している学生は、半数以上にのぼります。
なぜなら、 就活対策として欠かすことのできないものとして考えられているからです。
もちろん「ほかの人が参加しているから」という理由で目的もなく参加するのは良くありません。
しかし、ほとんどの学生が参加していることから、就活を始める前にインターンシップに参加することが前提という流れになっています。
2023年3月卒業予定の学生を対象に実施した調査によると、10月時点でインターンシップに参加したことのある学生は83.6%にのぼることが分かっています。
インターンシップで目標を決めるときの3つのポイント
インターンシップで目標を決める時の3つのポイントを紹介します。
目標を決める際の参考にしてください。
- 学びたいことは何か
- 克服したい課題は何か
- 将来的にその企業で働きたいか
明確な目標を決めてインターンシップに参加し、より有意義な時間にしましょう。
1.学びたいことは何か
インターンシップを通じて「学びたいことは何か」を明確にすると、気づくことが増えます。
参加する目標は人それぞれ違いますし、参加することで得られるものは1つに限られません。
インターンシップで得られることはたくさんあるので、まずは自分が学びたいことを言葉にして書き出してみることをおすすめします。
学びたいことを整理できれば、それを学べる企業や業種を探すことができるので企業選びの軸が明確に定まります。
例えば、どの企業のインターンシップに参加しても、社会人として必要なビジネスマナーなどは学ぶことができますよね。
しかし、業界や企業に特化したスキルを身に着けたい場合は、慎重に企業を選ぶ必要が出てきます。
企業によっては、インターンシップのコースが職種ごとに細かく分かれていることもあるため、間違えて応募しないように注意しましょう。
2.克服したい課題は何か
インターンシップの目標として、克服したい課題を決めましょう。
学びたいことを探すことも大切ですが、インターンシップを通じて自分の克服すべき課題を見つけることもおすすめです。
例えば、年上の人とのコミュニケーションが苦手な人なら「先輩社員と積極的に話す」という目標でもいいでしょう。
話しかけるのは難しいと思うので「質問をたくさんする」というを目標をたてても大丈夫です。
ただ、克服したい課題によっては、参加するべきインターンシップ先が変わる可能性があるので注意しましょう。
上記のようにコミュニケーションが苦手なら、営業系のインターンシップに参加するなど、 課題に合わせてインターンシップ先を変える必要が出てきます。
自分の克服したい課題を明確にすることで、よりステップアップを目指すことができます。
3.将来的にその企業で働きたいか
その企業で働きたい場合は、入社したつもりになってインターンシップに参加してみましょう。
インターンシップに参加すれば、 ホームページや情報サイトに載っていない会社の雰囲気や働き方をある程度把握することができます。
入社前の期待と入社後の現実に「こんなはずではなかった」とギャップを感じて後悔したくないですよね。
また、インターンシップでは先輩社員に直接は質問できるため、業務のやりがいや入社後のキャリアパスといったリアルな情報を得られます。
入社して実際に働いているところを想像しながらインターンシップに参加してみると、入社後のギャップを防ぐことができます。
インターンシップへ参加する目標の例を5つ紹介
インターンシップを有意義な時間にするためには、目標を持って参加することが大切です。
インターンシップに参加する目標例を5つご紹介します。
- 仕事の実績を作る
- スキルアップをする
- 企業・業界の研究をする
- 人脈を広げて就活に活かす
- ビジネスマナーを身につける
インターンシップに参加したいが、まだ目標が決められていないという場合は参考にしてください。
1.仕事の実績を作る
インターンシップに参加する目標の1つとして、仕事の実績を作ることが挙げられます。
なぜなら、 実績を作れば就活の面接で好印象を与えられるからです。
学生で仕事の実績を持っている人はほとんどいません。
つまり、インターンシップで仕事の実績を作れば、ほかの就活生と差をつけることができます。
例えば、営業として月間売上●万円を売り上げた、提案したアイデアが採用された、など具体的なエピソードがあるとインパクトが増しますよ。
インターンシップでの実績を就活の面接で話すことによって「この人を採用したら積極的に仕事に取り組んで成果を出してくれるはずだ」と評価されます。
2.スキルアップをする
インターンシップに参加すると、実際に企業で働いている社員と同様の仕事を任されることになります。
責任も大きくなりますが、 実務で必要なスキルの内容やレベルをいち早く把握できる貴重な機会です。
自分に足りないスキルが分かり、さらなるスキルアップを目指すには何をすればいいのかを学べます。
また、足りないスキルを身につけるために一歩踏み込んだ勉強をしていれば、本選考時にアピールできるポイントにもなります。
3.企業・業界の研究をする
本当にその企業・業界に入りたいのかを見極めるために、企業・業界の研究をすることを目標にするのもおすすめです。
インターンシップに参加している学生で、すでに志望業界や企業が定まっているという人は少ないでしょう。
異なる業界のインターンシップに参加すれば、自分に合う・合わない業界が分かってきます。
自分の興味を広げられたり、 今まで見ようとしていなかった業界や企業に関心が出てくるかもしれません。
したがって、視野を狭くしないためにも、インターンシップを通じて企業・業界の研究をしてみるのをおすすめします。
4.人脈を広げて就活に活かす
人脈を広げることを目標にしてインターンシップに参加してみましょう。
なぜなら、人脈を広げて知り合いを増やすことにより、 今後の就活や社会人になってからの助けとなるからです。
例えば、先輩社員とつながりを持っておけば、職場でどのような人材が求められているかの情報を得ることができますし、OB・OG訪問につながる可能性もあります。
また、社員だけでなく、同じくインターンシップに参加した学生とも交流することで就活について情報交換をすることができます。
学生のうちに実際に企業で働いている人とつながりをもつ機会はほとんどありませんので、インターンシップを通じて人脈を広げ、就活を有利に進めましょう。
5.ビジネスマナーを身につける
インターンシップに参加し先輩社員と共に仕事をすることで、学生の時点であまり体感してこなかったビジネスマナーを身につけることができます。
実際に業務をおこなうため、以下のようなビジネスマナーが必要になります。
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- メールや電話のやりとり
インターンシップは、 社会人として恥ずかしくないマナーを身につける絶好のチャンスです。
インターンシップを通じて入社後に必要なビジネスマナーを備えておけば、就活時ですでに周りより一歩抜き出たアピールポイントにもなります。
まとめ
この記事では、「インターンシップに目標を持って参加することの重要性」と「目標の決め方」について紹介しました。
たしかに、インターンシップは参加するだけでもメリットがあります。
しかし、より大きなメリットを得るためにも、明確な目標を決めて臨むことが大切です。
目標を明確にすれば、 インターンシップに参加した際に自分がやるべきことが明確になり、有意義な時間を過ごすことができます。
インターンシップに参加することが目標にならないよう、事前にしっかりと目標を設定して参加しましょう。