大学生におすすめの【ライティングインターン】とは?特徴を詳しく解説!
近年では、業界や職種についての理解を深めるため、就職活動の一貫として、インターンに通う大学生が増えています。
様々な職種が並ぶ中で、目にすることが多いのが『ライティングインターン』。
ライティングと聞くと、何かを書くというところまでは想像がつくでしょう。気になるのは、そのインターン内容。
今回は、ライティングインターンの仕事内容や、参加するメリット・デメリットなどを紹介していきます。
✓ 仕事の進め方が分かる
✓ 就職活動で役に立つ
仕事内容
ライティングインターンとは、ライター職におけるインターンを意味します。
ライター職はいわゆる編集の仕事で、Web記事や紙媒体の記事を書くライターが主に募集されています。
特に、ここ数年で募集が増えているのは、Webメディアにおけるライティングインターン。Webマーケティングが主流になりつつある世の中で、ライターの需要も高まっているためでしょう。
なお、ライティングインターンの場合、短期インターンよりも長期インターンがメインなのも特徴的です。
以下で、その仕事内容について確認してみましょう。
記事の作成
記事作成は、ライターのメイン業務。
大きく『リサーチ』『構成』『執筆』の三段階に分けられており、全て自分で行います。
リサーチ
何かについて記事を書くとき、多くの場合はこのリサーチから始まります。
リサーチとは、記事を書くために必要な情報を集める作業のこと。
具体的に、以下の方法が挙げられます。
- インターネットで調べる
- 図書館で本を借りてくる
- アンケート調査を実施する
インターンの場合、インターネットで調べるか、本を借りるといった方法が主流。専門的な内容について書く場合、本で詳しく調べた方が、より内容が濃い記事を書けるでしょう。
構成
必要な情報を調べたあとは、記事の構成を考えます。
いきなり文章を書き始めると、終わりが見えず、まとまらないことがほとんど。
そのため、『大見出し』『小見出し』『各見出しに書く内容』などを考え、記事の全体像を作ることが、読みやすい記事を作る上で重要になってきます。
執筆
構成を考えたあとは、いよいよ記事の執筆作業。
読者に読みやすく、かつ必要な情報が伝わるように、工夫を凝らしながら記事を書いていきます。
なお、記事が完成したらそのまま提出、というわけではありません。
編集長や他のライターにチェックしてもらう必要があります。
最初のうちは指摘を受けて修正し、最終的に100点の記事を作るのが目標となるでしょう。
指摘ゼロで記事を書き上げたとき、ライターとして一人前になったと言えます。
インタビュー
多くは自分でリサーチした内容について記事を書きますが、インターン先によっては、インタビュー記事を書くこともあるでしょう。
インタビュー記事を書く場合、大まかには以下のような流れとなっています。
- インタビュー記事のテーマを決める
- インタビューする相手を決めて、アポを取る
- 事前に質問内容や、記事の仮構成を考える
- インタビューを行う
- インタビューした内容を基に、構成を考え直す
- 記事を書く
- 完成した記事に問題がないか、取材相手に確認をとる
- 問題なければ、記事が完成
インタビュースキルが求められるため、通常の記事と比べると難易度が高いでしょう。
その分、ヒアリングスキルやマナーなども身につき、やりがいの大きい仕事と言えます。
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時給
ライティングインターンの時給平均は、『1,224円』とされています。
一般的なインターンの時給相場とは、それほど変わらないでしょう。
また、中には出来高制を採用しているインターン先もあります。
このような場合、1記事あたり、または1文字あたりの単価が設定されており、業務量に応じた報酬をもらう形に。
短時間で記事を書けるようになれば稼ぎやすいですが、最初のうちは執筆に時間がかかり、あまり稼げないということも考えられます。
そのため、未経験であれば時給制のインターンがおすすめでしょう。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
メリット
ライティングインターンに参加することで、大きく2つのメリットを得られます。
どういったものが挙げられるか、順番に確認していきましょう。
様々なスキルが身につく
ライティングインターンでは、以下のようなスキルを身につけることができます。
- 分かりやすく、読みやすい文章を書くライティングスキル
- 必要な情報を取捨選択するリサーチ能力
- 相手の話を聞き出すヒアリングスキル
- インタビューにおけるマナー
こうしたスキルが役立つのは、ライターだけではありません。
- 営業職が客先に出向いて、要望を聞き出すとき
- 商談のときに使う提案書を作るとき
- 企画職が企画書を作るとき
- 広報が会社のホームページに掲載する文章を考えるとき
このように、様々な状況において、ライティングインターンで学んだスキルを役立てることができます。
あらゆる職種で重宝されるスキルを学べるのは、ライティングインターンのメリットでしょう。
仕事の進め方が分かる
仕事の進め方について、インターンを通して学べるのも大きなメリットです。
- 時間管理
- PDCAサイクルの回し方
- 報連相
- 仕事の優先順位付け
- 社内外におけるスケジュール調整
これらを学生のうちから身に付けていると、社会人になってから、周りの同期に差をつけることができるでしょう。
デメリット
上記では、ライティングインターンに参加するメリットを紹介してきました。
その一方で、残念ながらデメリットも存在しています。どのようなものがあるのか、以下で見てみましょう。
慣れないうちは執筆に時間がかかる
慣れないうちは、構成や文章を考えるのに時間がかかってしまうでしょう。
プロのライターであっても、構成を考えるのに最も時間がかかる、とも言っているくらいです。
最初のうちは、4,000字の記事を書くのに、リサーチと構成を考えるだけで3時間以上かかってしまうことも珍しくありません。
また、読みやすい文章を書くにもコツが必要。初めは何度も指摘され、原稿を修正するのが当たり前です。指摘と修正を繰り返すうちに、一記事を書き上げるだけで一日が終わることもあるでしょう。
出来高制のインターンであれば、最初はあまり稼げないということも少なくありません。
スケジュール調整が難しい
ライティングインターンにおいて、『週に3〜4日出社』と規定している会社が多くあります。
そのため、大学の講義・研究が忙しい学生や、バイトをしている学生だと、スケジュール管理が大変になってしまうというデメリットがあるでしょう。
例えば週に3日バイトをしている場合、インターンと合わせて週に6日以上働くことに。
これだと、なかなか自分の時間を取ることができません。
少数ではありますが、週1〜2出社でもOK、とする会社も中にはあります。
そのため、大学やバイトと両立させたいという方は、少ない日数でも可能なインターンに応募するのがおすすめでしょう。
気になるポイント
最後に、ライティングインターンにおいて、多くの方が気になる疑問にお答えしていきます。
文系・文学部じゃないと難しい?
ライティングインターンでは、学部や学科を問われません。
文学部以外の文系や、理系の学部生でも問題なく参加することができます。
未経験でスタートする学生も多いため、安心してください。
リモートワークもできる?
ライティングインターンでは、リモートワークをOKとする会社が多くなっています。
その理由として、一人でも進められる作業が多いという点が挙げられるでしょう。
他の職種の業務と掛け持ちしている場合や、インタビュー取材がメインという場合を除き、執筆作業自体は一人で進められるため、リモートでも問題ないのです。
なお、最初のうちは出社の形をとる会社がほとんど。仕事に慣れたら徐々にリモートの割合を増やしていく、というパターンになることが多いでしょう。
服装や髪型は自由?
基本的にライティングインターンは内勤で、お客さんと接することはありません。そのため、服装や髪型は規定されていないという場合がほとんどでしょう。
とはいえ、遊びに行くような格好だと印象が悪いもの。
オフィスで働く、ということを意識して落ち着いた服装選びを心がけましょう。
露出の激しいものや、柄・色が目立つものは避けた方が無難です。
また、髪色も奇抜なカラーや、明るすぎるトーンは避けるようにしましょう。
なお、インタビュー取材のときはオフィスカジュアルを意識したきれい目の格好がおすすめ。
男性であれば、『襟付きシャツ』『チノパン・スラックス』『革靴』を。
女性の場合は、『襟付きシャツ・カットソー・ブラウス』『膝丈スカート・チノパン』『革靴・パンプス』などが好ましいでしょう。
こんな方にライティングインターンがおすすめ
今回の記事では、ライティングインターンについて詳しく紹介してきました。
記事の内容を踏まえて、以下のような方におすすめのインターンと言えるでしょう。
- 文章を書くのが好き
- 将来はライターになりたい
- メディアに関わる仕事をしてみたい
- ライティングについて学びたい
誰にでも読みやすい記事を書く、というのはそう簡単なことではないでしょう。最初のうちはたくさんの指摘が入って、修正作業に頭を悩ませるということも少なくありません。
しかし、時間をかけて記事を完成させたときの喜びもひとしお。
納得のいく記事を書けたときの達成感は、何ものにも代えがたいでしょう。
インターン選びに悩んでいるという方は、ぜひライティングインターンにチャレンジしてみてください。