大学生に人気の軽作業バイト!仕事内容や志望動機例をご紹介
倉庫や工場などで働く軽作業バイト。単純作業が多いため未経験でも始めやすく、シフトの融通が利きやすいことから、大学生を中心に人気が高まっています。
今回は、軽作業バイトの仕事内容や時給、志望動機例などをご紹介。新たにバイトを始めようとしている方は、ぜひチェックしてみてください。
✓ 接客がないので髪色や服装は自由なことが多い
✓ 職場環境によっては夏場や冬場はきついので注意が必要
軽作業バイトの仕事内容
まずは仕事内容についてです。軽作業バイトは仕事の幅が広く、様々な業務を行います。軽作業バイトで行う業務のうち、求人数が多い業務の内容について見ていきましょう。
ピッキング
事前に渡された商品リストや伝票を基に、倉庫から商品を集めてくる作業です。また、中にはベルトコンベア式で流れてくる商品を箱に入れていくという形式もあります。
1日中倉庫を歩き回るため、ある程度の体力が必要となるでしょう。扱う商品としては、日用品・食品・電子機器・書籍など様々なものがあります。
仕分け
荷物をルールにしたがって分類していく作業です。主に運送会社で募集されることが多く、発送前の荷物を届け先の住所や種類ごとに分けるという作業が中心となっています。
とにかく荷物の量が多いため、短時間で正確に判断することが求められるでしょう。
梱包
商品をダンボールや袋、箱などに詰めて梱包していく作業です。輸送時の揺れで中身が傷つかないよう、気泡緩衝材や発泡スチロールなどを入れることもあります。
丁寧かつ素早い作業が求められるので、比較的女性の担当する傾向が高めです。
検品
商品に不具合がないかチェックする作業です。1つ1つの商品をしっかり目で確認しなければならないため、集中力が必要となるでしょう。
しかし、力のいる作業ではないので、女性の方にもおすすめです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
シール貼り
商品にロゴシールや値札、バーコード、栄養表示、成分表などを貼っていく作業です。体力はさほど必要としませんが、正しい角度・向きでシールを貼らなければならないため、 丁寧さが求められる作業と言えるでしょう。
シール貼りの仕事のみをしたいと考えている方はこちらの記事もご覧ください。
荷下ろし・積み込み
届いた商品を必要な場所へ移動させたり、作業が完了した商品をトラックへ積み込んだりする作業で、軽作業の中では最も体力を要します。
荷物を運ぶ際は台車を使うことが多く、ダンボールを持ったまま長距離移動するということはありません。ただし、荷物を持ち上げる際に力を使うので、力に自信がない方は注意が必要です。
軽作業バイトの平均時給は1,100円前後
地域によって差はありますが、軽作業バイトの平均時給は『1,127円』となっています。
なお、交通費は支給される場合がほとんどですが、会社によっては支給額に上限が設けられていることも。そのため、事前の求人情報や面接の場などで確認するようにしましょう。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
軽作業バイトのメリット
ここからは、軽作業バイトのメリットについて紹介していきます。
未経験でも挑戦しやすい
軽作業の仕事は基本的に単純作業で、同じ作業の繰り返しです。最初に説明を受けてしまえば、後は迷いなく進められるような覚えやすい作業がほとんどでしょう。
複雑な作業が少ないため、軽作業が未経験という方でも難なく始められます。
人とのコミュニケーションが少ない
基本的に、軽作業の仕事は一人で進めます。同じ持ち場を複数のスタッフで担当することもありますが、必要最低限の会話のみという場合が多く、接客を行うこともありません。
接客がないということは、お客さんから理不尽なクレームを受ける可能性が限りなくゼロに近く、仕事で受けるストレスは少なく済みそうです。
あまりコミュニケーションが得意でないという方も軽作業バイトであれば問題なく働けるでしょう。
接客のない仕事を探している方はこちらの記事もご覧ください。
髪色や服装が基本的に自由
接客業でないため、髪色や服装は自由とする会社が多いという特徴があります。
接客業だと、髪色は黒髪か暗めの茶髪と規定している会社がほとんどでしょう。バイト中も自分の好きなファッションを楽しめるのは、軽作業バイトならではのメリットです。
軽作業バイトのデメリット
上記では、軽作業バイトのメリットについて紹介してきました。比較的自由に働けることが軽作業バイトのメリットとしてありそうです。
しかし、その一方でいくつかのデメリットも存在しています。どのようなデメリットが挙げられるか、以下で確認していきましょう。
仕事によっては体力負担が大きい
シール貼りや検品などの仕事であれば体力負担は少ないでしょう。しかし、ピッキングや仕分けなどの仕事は広い倉庫を歩き回ったり重い荷物を運んだりすることが多く、体力面できついと感じます。
また、体力負担が少ない仕事には細かい作業が求められるため、体力負担がない代わりに目が疲れやすいというデメリットがあるでしょう。
単純作業ばかりで飽きる
基本的に、軽作業のバイトは同じ作業の繰り返しです。変化のない仕事がきついと感じ、飽きてしまう方も少なくありません。
単純作業でも楽しめるよう、工夫が必要になるでしょう。『今日はミスをゼロにする』『前回よりも早く作業を終わらせる』など、モチベーションを保てる方法を探してみるのがおすすめです。
夏場や冬場はきつい
一般的なオフィスや店舗と異なり、工場や倉庫内は必ず空調が管理されていると限りません。また、荷下ろしや積み込みなどの仕事では屋外で作業することもあります。
そのため夏場は暑く、冬場は寒い環境の中働かなければならないのがデメリットでしょう。体調を崩さないよう、注意が必要です。
面接で志望動機をうまく伝えるコツ
軽作業のバイトでは、志望動機に以下のようなポイントを盛り込むことが大切です。
- なぜ軽作業のバイトがしたいのか
- なぜその会社で働きたいのか
- 会社が求める人物か(仕事に活かせる強みがあるか)
これらのポイントを含んだ志望動機を伝えることで、より内容に説得力が増すでしょう。
以下では軽作業バイトの志望動機例を2つ紹介しますので、志望動機を考える参考にしてみてください。
志望動機例①
『私は元々細かい作業が好きで、ジグソーパズルやフィギュア作りなどで遊ぶことが好きでした。一人で黙々と進める作業には自信があります。自宅から近い距離で通える場所のアルバイトを探していたところ、御社の求人を見つけ、自分の特技を活かせると思い応募いたしました。自宅から通いやすい分シフトに多く入り、仕事に早く慣れるよう努力してまいります。』
志望動機例②
『ゼミの日数が多く、学校から通勤しやすい場所でアルバイトを探していたところ、御社の求人を見つけ応募いたしました。学校から通勤しやすいため、学校終わりを中心に多くシフトに入りたいと思っております。軽作業のアルバイトは未経験ですが、データ入力のアルバイト経験があり、ミスのない丁寧な作業を得意としております。また、細かい作業をコツコツ進めることが好きなので、自分の特技を活かしながら軽作業の仕事を頑張りたいです。』
※志望動機に関する過去記事
「バイトの志望動機がないときに読む!受かる志望動機の書き方」
気になるポイント
最後に、軽作業バイトにおいて、多くの方が気になるポイントにお答えしていきます。
シフトの日数や時間はどれくらい?
シフトの平均日数は『週2〜5日』で、中には週1から働ける会社もあるようです。また、勤務時間も『3〜7時間』と幅広くなっています。
シフトの融通は比較的利きやすく、学校が忙しいという方も学業と両立させやすいでしょう。
面接の服装は何を着ていけばいい?
上述した通り、基本的に軽作業バイトの服装は自由とされています。ただし、面接でいきなりラフな服装を着ていくのはNGでしょう。面接の第一印象は採用を左右するため、きちんと身なりを整えていかなければいけません。
男性の場合、
- 襟付きのシャツ、ポロシャツ
- チノパン、スキニーパンツ
- 革靴、清潔感のあるスニーカー
女性の場合、
- 襟付きシャツ、ブラウス、カットソー
- 膝丈スカート、スキニーパンツ
- ローファー、パンプス、清潔感のあるスニーカー
といった服装で行くのがおすすめです。いずれも目立つ色や柄は避けるようにしましょう。
軽作業バイトの始め方は?
軽作業のバイトには、
- 倉庫や工場を持つ会社と契約を結び、そのまま働く直接雇用の働き方
- 派遣会社に登録し、派遣会社を通して軽作業の求人に応募する働き方
という2つの働き方があります。2つの違いは、派遣会社を通すか通さないかというポイントです。
自宅や学校の近くに勤務地があったり、時給が良かったりと、条件が良い求人があればその会社と直接雇用を結ぶ働き方がおすすめ。一方、様々な職場を体験したいのであれば派遣会社に登録するという働き方がおすすめでしょう。
在宅バイトも可能?
シール貼りやチラシ折りなど、一部の軽作業は自宅での作業も可能です。
ただし、自宅での作業が可能な軽作業バイトでは業務委託契約を結ぶことが多く、業務委託の場合は時給制ではなく出来高制となるため注意しましょう。自宅でそのまま働けるというメリットがあるものの、時給換算にした場合、平均時給を下回ることも多いため注意が必要です。
安定して稼ぎたいという方は、倉庫や工場など現場で働くスタイルがおすすめです。
こんな方に軽作業バイトがおすすめ
記事の内容を踏まえて、以下のような方に軽作業バイトがおすすめと言えるでしょう。
- 集中力があり、細かい作業が得意
- できるだけ人と関わるバイトを避けたい
- コツコツと同じ作業を続けるのが好き
一人で黙々と作業を進める軽作業バイトは、コミュニケーションが苦手という方でも難なく取り組むことが可能です。記事を読んで興味を持ったという方は、ぜひチャレンジしてみてください。