図書館のバイトは大学生でもできる!受付・配架など仕事内容を解説
読書が好きで、色々な本を借りに図書館に通っているという方も多いでしょう。
実は、大学生であっても図書館でバイトとして働けるということをご存知でしょうか。
今回の記事では 図書館のバイトにおける仕事内容や時給、メリット、デメリットを紹介していきます。
読書好きな方や、新たにバイトを始めようと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。
✓ 空調がしっかりしているので、一年中快適な環境で仕事できる
✓ あらゆる本があるので、気になる新たなジャンルを発見できるかも
✓ 開館時間が限られていて、深夜業務もないので稼ぎにくい
図書館バイトの仕事内容
まずは仕事内容についてです。
図書館のバイトには、主に以下のような業務があります。
- カウンター・受付
- 配架・書架整理
- 事務
- 清掃
それぞれの詳しい内容について、見ていきましょう。
カウンター・受付
資料の貸出・返却の受付や、レファレンス(相談)サービスなど利用者への対応が中心となる仕事です。
資料の受付を行う際は、図書館カードと本のバーコードを読み取って登録の処理をする形が一般的となっています。
返却された本は、汚れやページの曲がりがないか確認しなければいけません。
CDやDVDが付属している本の場合、きちんと再生できたか利用者に確認する必要があるでしょう。
なお、レファレンスサービスでは「この本が見つからない」「〜について調べたいけど、どんな本がオススメか」といった問い合わせに対応します。
担当者は本に関する幅広い知識を求められるため、業務に慣れてから任されることがほとんどです。
配架・書架整理
配架とは本を種類ごとに分別しながら書棚に並べていく作業のこと。
配架や書棚の整理も、利用者が図書館を利用しやすくなるための大事な仕事です。
返却された本や新たに購入した本を書棚に並べたり、違う場所に戻された本を元の位置に戻したりします。
たくさんの本を運ばなければならないため、ワゴンを使って整理作業を行う図書館が多いでしょう。
広い図書館では扱う本の数が多い分、この作業が中心となることも少なくないようです。
本の予約システムがある図書館では、予約内容に従って書棚から本を集め、まとめるといった作業も行われます。
事務
報告書や文書の作成、本のデータ入力、物品の管理・発注業務、帳票管理、本のラベル貼りなど一般的な事務仕事も業務の一環です。
事務仕事と聞くと複雑そうなイメージを持つかもしれませんが、いずれも作業自体はシンプル。
そのため、覚えてしまえばそれほど大変ではないでしょう。
コツコツ行うものが多いため、集中力や正確性が求められます。
清掃
図書館の清掃作業を行う仕事です。
館内のモップがけや掃除機がけ、ゴミ回収、トイレ清掃、図書館の周りや駐輪場の掃き掃除などを行います。
一見地味に思えますが、利用者が快適に図書館で過ごすためには欠かせない仕事です。
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図書館バイトの時給相場
地域によって差があるものの、平均時給は1,061円となっています。
都市部であれば1,050円程度からスタートする場合が多く、地方であれば800円台の求人が多いようです。
なお、交通費は実費で支給される場合がほとんどですが、支給額が規定されていることもあります。
事前に求人情報を見たり、面接の場で質問したりして確認するようにしましょう。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
図書館バイトのメリット
ここからは、図書館でバイトをするメリットについて紹介していきます。
様々な本について詳しくなる
図書館バイトでは、仕事をする中で小説やビジネス書、エッセイ、実用書など、様々な本に触れられます。
そのため様々な本について詳しくなることができるでしょう。
多くの利用者に貸し出しされる本をチェックすることで、どのような本が人気なのかといった流行も掴めます。
また、職員は読書好きが多いため、おすすめの本についてお互い情報交換することも。
図書館でのバイトが、今まで読まなかったようなジャンルの本を読むきっかけになるかもしれません。
利用者から感謝されることが多い
貸し出し・返却の受付をしたときや、利用者に聞かれて読みたい本を探し出したときなど利用者から直接感謝される機会が多くあります。長時間のシフトで疲れていても「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえると、やりがいを感じられるでしょう。
快適な環境で働けるため楽
図書館は空調が効いており、静かで落ち着いた環境です。
基本的には室内での作業がほとんどのため快適な環境で働けるのがメリットと言えるでしょう。
特に暑い場所や寒い場所で働きたくないという方にはオススメ です。
図書館バイトのデメリット
上記では、図書館でバイトをするメリットについて紹介してきました。
しかし、いくつかデメリットも存在しています。
どのようなデメリットが挙げられるか、以下で確認していきましょう。
意外と力仕事でキツい
一見、図書館のバイトと聞くとゆったりしたイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、実際のところは意外と力仕事でキツいと感じることも少なくありません。
図書館のバイトでは、配架や書棚整理を行う中で、本をワゴンから棚へ戻すという作業を何度も行います。
- 図鑑のような重たい本を扱う
- 書棚の高い部分へ本を移す
- 広い館内を歩き回って書棚整理や清掃をする
こういった業務がそれなりにあるため、慣れないうちは筋肉痛に襲われるかもしれません。
作業が単調で飽きる
基本的に図書館における業務の内容はワンパターンです。
作業が単調なため、仕事に飽きてしまう可能性もあります。
例えば、毎日の変化を求めるといった方にはあまり向いていないバイトかもしれません。
逆にルーティンワークが得意だという方にはピッタリのバイトだといえます。
他のバイトと比べて稼ぎにくい
図書館のバイトは、他のバイトと比べて稼ぎにくいのがデメリットです。
ただ、時給が低いというわけではありません。
違いは深夜手当の有無です。
同じような時給でも、飲食店やコンビニなどは夜遅くまで営業しています。
22:00〜翌5:00の勤務では深夜手当で時給が25%アップするため、基本時給は同じであってもしっかり稼ぐことができるでしょう。
一方、図書館のバイトは遅い時間の勤務がないため、深夜手当がつきません。
そのため、しっかり稼ぎたいという方にとっては不向きなバイトと言えるでしょう。
気になるポイント
最後に、図書館のバイトに関して多くの方が気になる疑問にお答えしていきます。
資格なし・未経験でもバイトはできる?
図書館の資格と言うと『図書館司書』の資格が挙げられるものの、資格なしでもバイトすることは可能です。
もちろん未経験という方でもバイトはできるため、安心してください。
ただし、図書館のバイトでは事務作業が多く、WordやExcelといった基本的なPCスキルは求められます。
作業に差し支えがないよう、基本のタイピングは習得しておいた方が良いでしょう。
シフトの日数や時間は?
基本的に、シフトは図書館の開館スケジュールに準じて組まれます。
市や区などの公立図書館であれば、土日も開館していることがほとんど。
バイトの平均的な勤務日数は週2〜5日で週2日から働ける図書館も多いです。
なお、勤務時間の平均は1日あたり4〜6時間です。
特別シフトが多いわけではないため、忙しい学生の方も学校と両立しやすいでしょう。
また図書館は公共施設のため、一般的な会社やお店と比べて業務終了時刻がしっかりと決められており、残業はほとんどありません。
面接の服装や髪色は?
図書館バイトは利用者と直接関わるサービス業のため、 身だしなみには清潔感が求められるでしょう。
面接時の服装は、シンプルで落ち着いたものを着ていくと好印象です。
襟のついたシャツやブラウス、スラックス、チノパン、膝丈スカートなどがオススメ。
ジャージのようなラフな服装や露出が激しい服装、清潔感のない服装は避けるようにしましょう。
勤務中は制服を着用するか、私服の上にエプロンを着用するところが多いようです。
また、金髪や赤髪といった派手な髪色は悪印象となりかねないため、注意してください。
髪色は黒髪か明るすぎない茶髪が無難です。
こんな方に図書館バイトがおすすめ
今回は、図書館のバイトにおける仕事内容や時給、メリット、デメリットなどについて紹介してきました。
記事の内容を踏まえて、以下のような方におすすめのバイトと言えるでしょう。
- 本が好き
- 落ち着いて快適な環境で働きたい
- 黙々と作業を進めるのが好き
本に囲まれて仕事ができるのは、読書好きという方にとってたまらない環境でしょう。
記事を読んで図書館のバイトに興味を持ったという方は、ぜひチャレンジしてみてください。