初めての居酒屋バイト!【メリット】【時給】など気になるポイントを解説
大学生からの人気が根強いのが、居酒屋バイト。
大学の近くにある飲み屋で同級生が働いている、なんてことはよくある話です。
なぜ居酒屋バイトは大学生からの評判が良いのか、気になりますよね。
今回の記事では、その仕事内容やメリット・デメリット、よくある質問などについて解説していきます。
初めてバイトを探すという人は、ぜひ参考にお役立てください。
居酒屋バイトの仕事内容
居酒屋バイトは、大きくホール と キッチンの2つに分けられます。
それぞれについて、その仕事内容を確認していきましょう。
ホールの仕事
開店準備
オープン前の準備として、店内の清掃や予約の確認、備品の補充、当日のポジション決めなどを行います。
シフトがロングタイムのときは、この開店準備から始まることがほとんどです。
お客さんの注文をとる
お客さんに呼ばれて、ドリンクや料理の注文を聞きます。
店舗にもよりますが、ハンディを使って調理場やドリンク場へオーダーを飛ばすシステムをとる場所が多いでしょう。
最初は各メニューの位置やオプション選択など、操作が難しいと感じるかもしれませんが、業務をこなすうちに慣れていきます。まだハンディの操作に慣れないうちは、メモだけ取って、後からオーダーを飛ばすようにするとミスを減らせます。
出された料理・飲み物を運ぶ
伝票にしたがって、注文の入ったテーブルに料理やドリンクを運びます。
トレーに乗せて運ぶ場合が多く、中には直接トレーからジョッキを取ろうとするお客さんもいるため、持つときのバランスには注意しなければいけません。
また、人手が足りていないときなど、ジョッキやグラスを一人で5本以上運ばなければいけないことも多々あります。
あまり無茶をしてグラスを割ってしまっては元も子もないため、最初のうちは持てる量だけ持つようにするのが大事です。
電話・来店対応
- 来店したお客さんを席まで案内する
- 予約の電話に対応する
- 新規の場合、席数と予約状況を考えて案内するか断るか判断する
こうした作業は、全てホールにいるスタッフで行います。
中にはフロント専用のスタッフを配置する店舗もいますが、ほとんどホールと掛け持ちでこなすようです。
締め作業
お客さんが帰った後、締め作業としてホール・トイレの清掃や、次の日の営業準備を進めます。
締め作業は大抵終電近くになることがほとんどのため、電車を逃さないよう気をつけなければいけません。
キッチン・ドリンク作り
開店準備
開店前に、調理場の清掃や、その日使用する食材の下準備を行います。
また、コース予約や団体予約がある場合、コースで出す前菜やデザート、お通しなどを事前に作って冷蔵庫に保管しておく、という店舗もあるようです。
調理・ドリンク作り
営業が始まると、お客さんの注文がオーダーとして飛んでくるため、オーダーに従い、料理・ドリンクを作っていきます。
キッチンの場合、始めは簡単な切る・材料をあえるといった作業から始め、慣れるにしたがって、難しい工程も任されるようになります。
また、調理のかたわら、溜まった食器も洗わなければいけません。
特に下っ端のうちは、皿洗いばかりを任されることも少なくないでしょう。
締め作業
調理場やドリンク場の片付け、在庫を見て食材・お酒の発注作業を行うのがキッチンの締め作業です。
大体どの店舗もラストオーダー後から締め作業が始まります。
ラストオーダー自体は閉店時間よりも30分〜1時間早いため、ホールよりも少し早めに終わることが多いでしょう。
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居酒屋バイトのメリット
では、居酒屋バイトにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
大きく3つのものが挙げられるため、それぞれ確認していきましょう。
学生同士でわいわい働ける
居酒屋バイトは、その大半が学生や20代であり、同世代が多いことが特徴です。
同世代が多いと仲良くなりやすく、わいわい皆で楽しく働けるところが多いでしょう。
中には、休日に集まって遊んだり、旅行に行ったりするほど仲の良いところもあり、学生時代の良い思い出になります。
まかないが付いている
居酒屋バイトにおいて、多くの店舗では『まかない』が付いています。
内容としては『食材の残りで作った無料のまかないご飯』や、『メニューを社割価格で食べられる』という形で、営業が始まる前や、休憩中にご飯を食べることができます。
食費が浮くうえ、美味しいご飯が食べられて一石二鳥でしょう。
シフトの融通が利きやすい
居酒屋はほぼ毎日営業しており、営業時間もその多くが夕方〜終電までと幅広いものとなっています。
中には『ランチタイムも営業』『朝まで営業』『24時間営業』という店舗も。
そのためシフトに入れる時間帯が広く、また条件も『週1〜2OK』『3時間からOK』と、短時間から入れることが多いのは嬉しいポイントです。
もちろん長時間で多くの日数働くというスタイルもできるため、『がっつり稼ぎたい人』と『忙しい予定の合間で働きたい人』の両方に向いているバイトと言えるでしょう。
居酒屋バイトのデメリット
上記では、メリットを紹介しました。
しかしながら、その一方でデメリットもあります。どういったデメリットがあるのか、下記で見ていきましょう。
酔っ払いに絡まれる
お酒を出す以上、お客さんは酔っ払っているのが当たり前、と考えてください。
特に価格帯が安めの店舗だと、泥酔したお客さんに絡まれてしまうなんてことも日常茶飯事です。
中には暴言を吐くような人もいるため、事前に心構えをしておく必要があります。
ピーク帯は忙しく大変
居酒屋で最も来客数が多い時間帯は『19:00〜22:00』であり、こうした時間帯をピーク帯と呼びます。
このピーク帯は気が遠くなるような忙しさで、常に注文をとったり料理を出したりと、体力と神経をかなり消費してしまうでしょう。また、歓送迎会や忘年会・新年会のシーズンでは、大人数での飲み放題・食べ放題コースが入りやすいです。
こうしたコースは注文されるドリンクや料理の数が多いため、『注文をとる』『料理や飲み物を出す』『空いたお皿を下げる(バッシング)』といった作業がいつも以上に大変になります。初めてバイトを始めるのであれば、この繁忙期は避けた方が良いでしょう。
覚えることが多い
居酒屋で働くうえでは、以下のことを最低限覚えなければいけません。
- ハンディの操作
- テーブル・卓の番号
- 料理やお酒の種類・特徴
- ドリンクの作り方
- 飲み放題・食べ放題における店舗ごとのルール
- 時間管理の仕方
特に大変なのは、お酒の種類でしょう。
『サワー』『ビール』『日本酒』『焼酎』『ウィスキー』『ジン』『ウォッカ』などと種類が多いため、最初のうちは注文を受けてもどのお酒のことか分からず焦ってしまう、なんてことも。
こうした知識面においては、最初こそ大変なものの、バイトを続けていくうちに慣れるため、それほど心配しなくても大丈夫でしょう。
居酒屋バイトの気になるポイント
最後に、居酒屋バイトについて、多くの学生の方が疑問に思うポイントを解説します。
時給相場はどれくらい?
居酒屋バイトの平均時給は『1,238円』であり、一般的なバイトの時給平均とそれほど差はないでしょう。
ただ、他のバイトと比べて稼ぎやすいポイントがあり、それは『深夜の時給アップ』です。
労働基準法には、『22:00〜翌朝5:00の労働に対する給料は、25%増しで支払う』という決まりがあります。
そのため、仮に時給1,000円だった場合、深夜22時以降は1000×1.25=『1,250円』の時給となるのです。これは高時給と言えますね。
居酒屋であれば、22時を超えて働くことがほとんどでしょう。
そのため、この深夜手当が稼げる理由となっています。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
お酒が飲めないとだめ?
お酒が飲めなくても働く上で問題はなく、安心してください。
ただ、上記で説明したように、仕事をする上ではお酒の種類や作り方を覚えなければいけません。
『このお酒はこのリキュールとこのリキュールの組み合わせ』ということが即座に分かると、スムーズに仕事を進められます。
そのため、結果としてお酒が好きな人の方が有利な部分はあるでしょう。
遅い時間まで働かないといけない?
『お客さんが多いピーク帯はシフトに出てほしい』という職場がほとんどのため、23時頃までは働かなければならない場所が多いでしょう。
ただ、月〜木、日曜は遅くまでいるお客さんが少なく、比較的早上がりしやすい曜日と言えます。
また夜遅い時間にあまり働きたくないという方は、ランチタイムがある店舗を選ぶのがおすすめです。ランチタイムであれば、ディナータイムと比べて来客数が少なく比較的ゆったり営業している、というメリットもあります。
初めてのバイトに居酒屋はおすすめ!
今回の記事では、居酒屋バイトの特徴や気になるポイントを解説してきました。
やっぱり居酒屋は大変できつい、と感じた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、忙しい仕事を経験することで『対応力』が身につき、自分を成長させることにつながります。
初めてのバイトに悩んでいるという方は、ぜひ居酒屋バイトも候補に入れてみてください。