ゲーム関係の仕事12選!好きなことを仕事にできる人の特徴も紹介
小さい頃からゲームが好きな方は「ゲームをすることが仕事になったら最高なのにな」と考えたことはありますよね。
スマホが普及してからはアプリゲームが盛んになりました。
また、オンラインゲームをプレイする方も増えて「eスポーツ」というジャンルで活躍する方も増えています。
そこでこの記事では、ゲームに関連する仕事について解説しました。
✓ ゲームを開発する側の仕事9選
✓ ゲーム関係の仕事に就くための方法5選
✓ ゲーム開発の仕事が向いている人の3つの特徴
ゲームは仕事になる|ゲームの需要の変化
ゲームは間違いなく、仕事になります。
国内では2010年から10年連続で成長し続けており、世の中を席巻するゲーム市場。
スマートフォンの普及やVR・AR技術の進化、またコロナ禍によるオンラインゲームの需要の高まりからも、新しいゲームの開発が求められています。
ゲームは2000年頃に「娯楽」として遊んでいたものとは異なり、芸術や産業としても、大きな存在感と影響力を持っているのです。
上記のことから、今後もゲーム関係の仕事は増えることが予想されています。
また、ゲームの需要が増えていることからも「子どもの頃から好きなゲームを仕事にしたい」という方が増えています。
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ゲームを開発する仕事9選|開発の流れに沿って紹介
まず、「ゲームクリエイター」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
ゲームが多様化、複雑化していることから、ひとりでひとつのゲームを作ることは難しくなっており、さまざまな分野に特化した専門家が協力してひとつのゲームを作り上げているのです。
そんなゲームの制作や開発に携わる、さまざまな分野に特化した専門家集団の総称を「ゲームクリエイター」と呼びます。
以下では、開発現場でゲームクリエイターが担当する役割をご紹介しますので、ゲーム関係の仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
1.ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲームの開発のすべてを取りまとめる「総監督」のような仕事です。
具体的には、仕事内容は以下のとおりです。
- プロジェクト全体の指揮
- 企画・開発
- 作業工数や予算の管理
- スケジュールの管理
- システム、ストーリーの構成
ゲーム開発のすべてに携わるという仕事の性質上、幅広い知識や経験が必要です。
そのため、未経験でいきなりゲームプロデューサーになることは難しく、経験を積んだ先で目指すべき職業ともいえます。
ゲーム開発はゲームプロデューサーを中心に、まずどんなゲームを制作するのかという部分から、ゲーム開発はスタートします。
2.ゲームディレクター
ゲームディレクターとは、開発に関わる現場の全スタッフを取りまとめる仕事です。
ゲームプロデューサーが立てた開発の仕様書を受けて、ゲームディレクターが実際の現場のマネジメントを担当します。
具体的な仕事内容は、以下のとおりです。
- 仕様書に基づいたプロジェクトの進行
- 開発における予算や工数の管理
- スタッフへの指示
現場でリーダーシップを取る、いわば「現場監督」のような役割ですね。
ゲームプロデューサーと混同されることが多いですが、現場監督となるディレクターを経験し、総監督となるプロデューサーの役職に就くという流れが多いでしょう。
3.ゲームプランナー
ゲームプランナーは、どのようなゲームを制作するのか「企画提案」をし、それをもとに「仕様書」を作成する仕事です。
具体的には、ゲームプロデューサーやゲームディレクターとともに決定した企画の方向性に基づいて、さらにゲーム内部の細かなことを設定します。
仕様書の内容は、ゲームに関するルールやキャラクター、武器の種類、レベル上げのシステムやボスの強さなどのゲームの構成部分のため、仕様書はゲーム開発の「核」ともいえるでしょう。
シナリオと勘違いされることも多いですが、仕様書はシナリオライターが執筆する前段階の骨組みの部分です。
4.シナリオライター
シナリオライターは、仕様書をもとにゲームのストーリーを制作する仕事です。
ワクワクさせるストーリーを書くのはもちろんのこと、登場人物やその背景、サブストーリー、セリフなど、ゲームの世界観を作り上げます。
当然、シナリオはゲームの根幹となる重要な部分なため、ストーリーの面白さやキャラクターの魅力がそのままゲームの評価へ繋がることがほとんどですね。
しかし、ただ面白いシナリオを書けばいいということではなく、物語に矛盾が生じないよう緻密な構成を作らなければなりません。
設定に矛盾が生じてしまっては、物語が破綻してしまいます。
5.ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、実際にゲームを動かすためのプログラムを組む仕事です。
仕様書をもとに、ゲームを想定通りの動きで実際に遊べるよう電子版に置き換え具現化するほか、バグの原因究明や修正、操作性の向上も担当します。
プログラマーの仕事次第でゲームのクオリティが左右されるといっても過言ではない、非常に重要な役割といえるでしょう。
なぜなら、どんなに美しいグラフィックや素晴らしい音楽を作ったとしても、ユーザーが思ったように操作できなかったり、プレイ中にバグが発生しては元も子もないからです。
ゲーム開発をするプログラマーは、主に「C++」や「C言語」などのプログラミング言語を用いて開発をおこないます。
6.キャラクターデザイナー
キャラクターデザイナーは、キャラクターや背景をデザインする仕事です。
キャラクターはゲームの重要な要素のひとつであり、キャラクターの魅力がゲームの人気に繋がることもあるでしょう。
ただ、デザインは必要となるスキルが幅広いため、さまざまなデザイン領域に特化したデザイナーが分担する場合が多いようです。
そのため、デザイナーだけでも職業を細分化することができます。
今回ご紹介するキャラクターデザイナーやUIデザイナーのほかには、以下のデザイナーが存在します。
- CGデザイナー
- グラフィックデザイナー
- エフェクトデザイナー
同じ「デザイナー」という役割でも、担当する範囲はまったく異なります。
7.UIデザイナー
UIデザイナーは、画面レイアウトなどのデザインを担当する仕事です。
ユーザーがストレスなくゲームを進めていくための、優れた操作性をデザインします。
例えば、アイテムボックスを開くという操作が合った場合に、以下の2種類のうちどちらが楽でしょうか。
- 「Y」ボタンを一回押すと開けられる
- メニュー画面→持ち物画面→アイテムボックスという複数の操作が必要
「アイテムボックスを開く」という、ゲーム中に何度も発生する動作の場合、ゲームの進めやすさは雲泥の差ですね。
UIデザイナーは、ユーザーがいかにストレスなくゲームを進行できるか、誰でも理解できる操作性を持っているかという点を考慮したデザインが求められます。
先ほど紹介したキャラクターデザイナーが、見た目の装飾のデザインをする一方で、UIデザイナーは主に操作性といったユーザーの体験をデザインするイメージです。
8.サウンドクリエイター
サウンドクリエイターとは、ゲーム内で流れる音のすべてを制作する仕事です。
具体的には、ゲーム内で流れるテーマソングやBGM、SE(効果音)など、あらゆるサウンドの制作を担当します。
サウンドは、ユーザーをゲームの世界観に引き込み没入感を高める要素であり、ゲームの世界観にマッチしたサウンドでなければなりません。
プロデューサーやディレクターが決定したゲームの方向性や世界観に沿って、必要な音を制作します。
9.ゲームデバッカー
ゲームデバッカーは、開発したゲームのテストプレイをおこない、バグが起こらないかチェックする開発の最終段階の仕事です。
あなたも過去にプレイしたゲームがプレイ中に動かなくなってしまったり、本来できない操作ができてしまうという不具合を経験されたことはありませんか。
ゲーム中のバグを未然に防ぐために、仕様通りにゲームが動くか検証をおこない、不具合を発見、報告しゲームの完成度を高めることが、ゲームデバッカーの役割です。
ゲーム開発以外の仕事3つを紹介
ゲームに関わる仕事は、開発だけではありません。
ゲーム開発以外の仕事には、以下の3つがあります。
- ゲームの宣伝
- プロゲーマー
- YouTuber
以下では、開発ではなくより広い範囲でゲームに関わりのある仕事を紹介いたします。
1.ゲームの宣伝
営業や広報などの職業が、ゲームの宣伝を担当します。
今後販売するゲームを、よりたくさんの人に知ってもらうための広告活動を行う仕事です。
具体的な仕事内容には、ゲームの宣伝イベントの企画・運営や、CM制作などがあります。
ゲームの宣伝をする仕事は、上記のような機会でユーザーにゲームをやってみたいと思わせるアピールでなければ意味がありません。
そのため、ターゲットユーザーへの的確な宣伝方法の立案、市場調査なども含め、サービスを正しくアピールしていく マーケティング力が重要となるでしょう。
2.プロゲーマー
プロゲーマとは、プロスポーツ選手のゲームバージョンというと分かりやすいでしょう。
ゲームの腕前によってスポンサーがつき、支援を受けてゲーム競技をおこないます。
ゲーム競技「eスポーツ」の競技人口は世界で1億人以上おり(2022年2月現在)、優勝賞金は億を超える場合もあります。
賞金額の例として、過去のeスポーツの大会を紹介します。
- 2017年モンスターストライク:賞金5000万円
- 2019年シャドウバース:賞金1億1000万円
- 2020年荒野行動:2500万円
上記は国内で行われた大会の例で、世界大会ではなんと賞金総額30億円を超えたこともあります。
eスポーツの存在により、プロゲーマーという職業は日本でも徐々に注目度が上がっていますね。
3.YouTuber
ゲームをプレイしながら実況や解説した動画を投稿するYouTuberとして生活をしている人もいます。
YouTuberは人気が出て動画がたくさん再生されれば、広告収入を得ることができたり、ゲーム会社から 宣伝・PRの案件として依頼を受けることができます。
ゲーム競技に参加するほど腕に自信はないけどゲームが好きという方や、ゲーム解説が得意、発信活動をしたいという方におすすめの職業ですね。
ゲーム関係の仕事に就くための方法5選
ゲーム関係の仕事に就くためには、以下の5つの方法があります。
- 専門学校に通う
- バイトから正社員登用してもらう
- プログラミングスキルを身につける
- 「未経験可」のゲーム会社に勤める
- ゲームプレイヤーとして実力をつける
あなたが目指したい職業によって進むべき道は変わります。
そのため、まずはどんな形でゲーム関係の仕事に携わりたいかは考えておきましょう。
それでは、以下で詳しくご紹介します。
1.専門学校に通う
ゲームクリエイターには、それぞれの担当する分野で必要となる専門知識やスキルは異なります。
より専門的な知識を身につけると、即戦力となれるため就職に有利に働くでしょう。
例えば、なりたい職種によって以下の選択肢があります。
- ゲームプログラマー:プログラミング言語を学べる専門学校
- サウンドクリエイター:デジタル音楽を学べる専門学校
働きたい分野の専門知識を学生のうちに身に着けておくことで、あなたが働きたい分野での就職が、より確実なものになります。
2.バイトから正社員登用してもらう
ゲーム業界で働く方法として、最もハードルが低いのがアルバイトからの正社員登用です。
正社員登用とは、アルバイトとして雇われた会社で功績を認められて、正社員に繰り上げてもらえる制度のことです。
人柄やスキルを知ってもらった状態で社員登用してもらえる可能性があるため、アルバイトをゲーム業界へ入る足掛かりとする人も多いです。
アルバイトでの仕事ぶりを通して自分の熱意やスキルをアピールすることができれば、正社員となれる確率も高まるでしょう。
3.プログラミングスキルを身につける
ゲームプログラマーを目指すのであれば、必須となるのがプログラミングスキルです。
制作するゲームや担当するプログラムによって、必要となるプログラミング言語が違います。
ゲームプログラマーとして働くのであれば、それらの言語の習得を網羅するのが理想でしょう。
必ずしも資格が必要ではありませんが、自身のスキルを明示することのできる 認定資格 など持っていると、就職などに有利です。
- C言語プログラミング能力認定試験
- 基本情報技術者試験
- Java TMプログラミング能力認定試験
上記が代表的な資格です。
4.「未経験可」のゲーム会社に勤める
専門的な知識やスキルが必要となるゲーム開発において、未経験で働くことができるのか疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実際には、「未経験可」のゲーム会社の求人は多く存在します 。
入社後に研修期間があり、働きながら学べる会社もあるため、まず業界に飛び込んでみるのも選択肢のひとつです。
ゲーム業界では、ゲーム制作における熱量、センスなどが重宝されることも多く、経験を積ませながら育てることは珍しくありません。
5.ゲームプレイヤーとして実力をつける
ゲームプレイヤーとして稼ぐ方法は、プロゲーマーとYouTuberがあります。
プロゲーマーを目指すのであれば、実力は必須です。プロスポーツ選手と同じで、実力が収入へ直結します。
一方、YouTuberは実力というよりも人気がモノを言う世界なので、再生回数が増えればそれだけ収入増加も見込めるでしょう。
しかし、YouTuberは企画やマーケティング力、さらに動画編集も必要なため、ゲームのプレイだけでなく付随して必要となる仕事が必ず発生します。
どちらも簡単ではありませんが、ゲームプレイを仕事にしている代表的な職業ですね。
ゲーム開発の仕事が向いている人の3つの特徴
自分はゲーム開発の仕事に向いているのかわからない。
そう思った人も多いのではないでしょうか。
ゲーム開発の仕事に向いている人の特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.責任感がある
ゲーム開発は、 多くの人が関わる一大プロジェクトです。
さまざまな業種の人が協力し、ひとつのゲームを制作していくという性質上、どこかで遅れが発生すると全体の遅れへ繋がってしまいます。
ゲーム開発に限った話ではなく、責任感は人と関わり合って仕事をする上で必ず必要です。
仕事をやり遂げる責任感のある人が、ゲーム開発に向いています。
2.モノ作りが好き
ゲームも多くの人が協力し作り上げる「制作物」です。
開発に携わったゲームが完成し実際に世に出た時には、 大きな喜びや達成感を得られるでしょう。
「0から何かを作り上げることが好き」「表現することが得意」「自分の作ったもので人が喜んでくれることが嬉しい」という方はモノ作りに向いています。
3.昔からゲームが好き
ゲーム開発の仕事は、やはりゲームが好きでないと務まりません。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、好きだからこそ辞めずに続けることができたり、ゲーム開発のスキルを磨く努力をすることができます。
また、ゲームをプレイしたことのある人であれば、どんなゲームが面白いのかわかります。
ゲーム開発にはセンスも必要ですが、センスは感覚だけでなくこれまで培った経験から生まれる場合も多いため、ゲームが好きで昔からプレイしていたことが、ゲーム開発へのヒントになることもあるでしょう。
まとめ
ゲーム市場が拡大しているのに伴って、ゲーム関係の仕事は増えています。
自分の専門性を生かしてゲーム開発を行う「ゲームクリエイター」の中で、自分がどんな仕事に興味があるのか、知るきっかけになれましたら幸いです。
また、ゲームのプレイを仕事にしたい方は、プロゲーマーやYouTuberという仕事を目指してみましょう。