大手カフェのバイトがきついと言われるその理由は?業務内容を徹底解説
大学生の憧れのバイトといえば、おしゃれなカフェもその一つ。おしゃれの代表格といえば大手カフェ。
元々大手カフェやコーヒー、フラペチーノが好きという理由やおしゃれなカフェでのバイトが憧れという理由から大手カフェでバイトをしたいと思う人も多いのではないでしょうか?
一方で、大手カフェでバイトをしたいけど、「面接がなかなか受からない」、「面接が受かってもバイトの内容がきつい」というようなことを噂で聞いて迷っている人もいるようです。
では、実際にはどうなのでしょうか?
✓ 大手カフェのバイトがきついと言われている理由がわかる
✓ 大手カフェのバイトのメリットデメリットがわかる
大手カフェのバイト|業務内容
大手カフェといえば、名前を聞いて知らないという人はいないほどのカフェ代表店舗。
普段、よく大手カフェに行く人なら店員(パートナー)さんがどのようなことをしているのか、想像がつく方もいますよね。では、細かな業務内容はどのようなことをしているのでしょうか?
ドリンクを作ったり、レジをするメイン業務の他にも、どんなことがあるのかを以下、6つにわけて説明していきます。
- メイン業務
- オープン作業
- 納品をさばく
- 仕込み
- 店内清掃
- クローズ作業
- その他
それでは詳しくみていきましょう。
メイン業務
大手カフェといえば豊富なドリンクメニューやフードメニュー。
- ドリンクを作る
- レジ
よくお店に行く方は、なんとなくイメージがつく業務ですよね。その通り、メイン業務はこの二つ。
ドリンク作成は、お客さんから注文のあったドリンクを作成します。レジ業務はお客さんの注文を聞き、必要に応じてレジ横にあるフードを温めたり、お皿にとったり、テイクアウト(TO GO)なら袋や箱詰めしたりします。
レジとドリンク作成業務は基本的に1〜2時間ごとに交代します。
オープン業務
お店をオープンする前から出勤し、店内の清掃や機械の準備をします。
納品をさばく
納品できた商品や資材を確認して、しまっていきます。
仕込み
ドリンクの作成に使うホイップクリームやパウダーなどの仕込みを行います。
店内清掃
店内のテーブルを拭いたり、床を掃いたり、テラスのテーブルや椅子を整えたり。必要に応じて消毒や清掃を行います。
クローズ作業
お店を閉店する前に清掃作業や機械のメンテナンスを行います。
その他
店内の黒板描きも店員の仕事です。最低限、与えられた情報をもとにレイアウトや絵柄を考えながら描いていきます。絵を描くのが好き、POPを描くことが好きな人にとってはとても楽しいお仕事です。
その他にも、新作紹介や商品PRのために試飲や試食を配ることも。店内の商品やグッズの補充などもタイミングを見て行います。新作商品が登場する日はコーヒー豆やグッズも次々に棚から無くなっていくので、様子を見つつ、気づいてさっと補充します。
また、大手カフェコーヒー公式のよくある質問「アルバイトの仕事内容」として以下のとおり回答が記載されています。
ドリンクの作成やその準備、コーヒー豆や商品の販売を行う仕事です。そして、温かい心配りで、お客様の日常に豊かで活力ある時間をご提供してください。
お客様へのおもてなしも重要視している大手カフェ。忙しいなかでも、常にお客様への気配りが求められています。
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大手カフェのバイトはきつい?
「大手カフェのバイトはきつい」と言うのはよくある噂です。全ての人がきついと感じるかどうかは正直なところ「やってみないとわからない」「その人による」というのが答えになるでしょう。
他のバイトと違う点でいうと、大手カフェでは研修制度がしっかりしています。
どのくらいしっかりしているかというと、内容も手厚く、覚えることが多いのは事実ですが、レベルアップするステップも分かりやすく記されています。
そのため、モチベーション高くバイトをできるのが大手カフェの研修制度の良いところ。経営者の方もその研修制度に興味を持つほど有名です。
また、研修では「このようなパターンのお客様への対応」を何度も繰り返し考える内容で、自分で考えることを推進する研修なのでテキストはあれど、マニュアルはありません。座学と実践の両方を行う研修です。
社内で作られた「バリスタ認定」というテストに合格しなければ、独り立ちできません。徹底したお客様への対応を教わることができるというのが魅力でもありますが、中にはその点を「大変」「きつい」と思う方も。
しかし、バイトであっても精神面やスキルが向上することは間違いなく、頑張れば時間帯責任者になることができるようです。そのため、バイトでもモチベーションの高い人が多いです。
「きつい」と言われる大半の部分は、商品やドリンクに関して覚えることが多い点・忙しい店舗で注文を的確に作ってさばいていく点でしょう。中には、忙しいお店へ配属になった場合に、その多忙さに「時給に見合っていない」と感じる人もいるようです。
大手カフェのバイト時給は?勤務時間は?
地方だと800円〜1000円、都心では950円〜1200円ほどです。都心になればなるほど、忙しい店舗も多いです。
自分がバイトしたいと思っている店舗がどのくらい忙しいのかは、その店のピーク時に見に行ってみると想像できますよ。
勤務時間は店舗によりますが、週3日以上・1日4〜5時間、または8時間程度の労働時間となっています。シフトの提出も店舗によりますが、3週間前に店長や店舗責任者に提出している店舗が多いようです。
また、人気のバイトなので、面接に受かる確率も高倍率。以下のメリットを参考にするとチャレンジする価値が大いにあるとわかっていただけるはずです。
大手カフェのバイト|メリット
- 全店舗使える社員割引
- 出勤すると3杯以上無料
- 定期的にコーヒー豆がもらえる
- 教育システムの充実
- 共通の想いを持つ人が集まりやすい
大手カフェには社員・アルバイトが使用できる「パートナー割引」と言う制度があります。
休憩や休みの日もパートナー割引で大手カフェのドリンクを楽しめるのはコーヒー好き、大手カフェ好きにとってはたまらない特権。
全国の大手カフェ商品が3割引になったり、ドリンク無料や大手カフェのコーヒー豆を無料でもらえるなどと内容がとっても充実しています。
全店舗で使える社員割引
大手カフェで働くとパートナーカードがもらえます。全国の大手カフェで使える3割引のカードです。
ドリンクはもちろん、フード、マグカップ、タンブラーなどの商品も3割引きで買えます。
大手カフェには地域限定商品もあり、旅行先で自分の働いている店舗では取り扱っていない限定商品が買えると言うところもいいところですよね。
出勤すると3杯以上無料
大手カフェにはパートナードリンクと呼ばれる制度があります。
長時間の勤務になると休憩時間ごとにドリンク無料で、多いと「5杯無料で飲めた!」なんて方も。
そして、パートナードリンクの内容は、定番メニュー以外にも新作ドリンクやカスタマイズもできるという充実感。
大手カフェ好き、コーヒー好きにはたまりません。これだけでも大手カフェで働く価値がありますよね。
定期的にコーヒー豆がもらえる
パートナービーンズと呼ばれる制度があります。
こちらは店舗によって、もらいかたに違いがあるようです。100gと言うと大手カフェの店頭に置いてあるコーヒー豆がだいたい250gほど。なので半分以下ではありますが、1週間に1度と言う頻度はかなりのもの。
100gのコーヒー豆で飲めるコーヒーはだいたい10杯分ほど。1日1杯飲んだとしても、余る量になりますね。
教育システムの充実
大手カフェの教育システムは、段階を踏んで階層的に上がっていくシステム。
段階ごとに講習があって、講習が終わるとレベルアップができると言うような明確さ。多くの他業種の経営者も注目している制度だそうです。
一緒に働く先輩たちのレベルまで到達するにはどのように進めばいいのか?が分かりやすく、やる気やモチベーションにつながります。
将来、「接客業に就きたい」、「経営者になりたい」と考えている人はその研修制度で学ぶ点が多いのではないでしょうか。
共通の想いを持つ人が集まりやすい
コーヒーが好きでバイトを始める人、大手カフェが好きでバイトを始める人が多く、。
同じ「コーヒーが好き」と言う想いから話も弾み、熱く語り合える仲間ができますよ。また、研修制度がしっかりしていることもあり、接客のスキルが高まるのでコミュニケーション力が高い人が集まるバイトでもあります。そのため、わきあいあいとしている店舗も多く、働いていて「職場の雰囲気が良い」と思える人が集まるようです。
女性が多い職場にはなりますが、もちろん男性も応募可能。バイトで知り合って、退職後やプライベートでも遊ぶような仲間ができる可能性があります。
大手カフェのバイト|デメリット
大手カフェのバイトのメリットはとても魅力的ですが、残念ながらデメリットも存在します。
デメリットは以下の通りです。
- 覚えることが多い
- コーヒーが好きではないとやや辛い
- シフトに多く入れないと面接段階で落ちる
では、詳しくみていきましょう。
覚えることが多い
大手カフェといえば、豊富なドリンクメニューとカスタマイズが売りのカフェ。そのため、定番メニューも同様に全メニューの全サイズ、作り方はもちろんのこと、フード、コーヒー豆の知識、コーヒー豆の種類や生産地、焙煎の仕方や味なども覚えなくてはいけません。
「覚えることが多くて、それだけで嫌になってしまう」という声や研修中に辞めてしまう人もいるようです。また、忙しい時間帯もさっと作ってお客さんへ提供しなくてはいけないため、ドリンクの作成には丁寧かつスピーディーさも求められます。
また、元々あるメニューにさらに作業がプラスすることも多いので、混雑時は機転を効かせて行動することの連続になります。
大手カフェによく行く方はわかると思いますが、メニュー名に関しても長めのものや、聞きなれない言葉が使われているメニューもあり、記憶力に自信がある方でも苦戦するようです。
コーヒーが好きではないとやや辛い
「大手カフェコーヒー」と店舗名にもコーヒーの名がついているように、コーヒーが主力商品。もちろん、コーヒーではない商品も提供していますが、フラペチーノなどの商品にもコーヒーのショットが入っていたりと何かとコーヒーが使われている商品が多数。
そのため、店内もコーヒーの香りが強いため、コーヒーが好きでないといくらおしゃれな雰囲気に憧れているからと言っても、辛い部分があるかと思います。
シフトに多く入れないと面接段階で落ちる
人気のバイトというだけあって、店舗側も忙しく、最初からシフトが入れないとなると正直言って厳しく、面接時に落とされてしまう可能性は大。
大学生でもサークルに入っていなかったり、長期休暇時にはバイトに打ち込むことができる人が良いでしょう。とはいえ、学業が優先の大学生。勉学に支障をきたさない程度にバイトに打ち込めると良いのではないでしょうか。
学生は学校終わりの16時〜18時に入るようなシフトがよく見受けられます。また、大学生が多い印象の大手カフェのバイトですが、働いている人の中には、1日中働けるフリーターの方から夕方までに限られるような主婦の方までさまざま。そのため、シフト時間自体は割とフレキシブルな対応です。
どんな人が大手カフェのバイトに向いている?
ここまで大手カフェのバイトの業務内容や魅力、メリット・デメリットまでお話ししてきましたがどんな人が大手カフェのバイトに向いているのでしょうか?
向いている人は以下の通りです。
- 記憶力に自信がある人
- コーヒーや大手カフェのことが好きな人
- 接客について学びたい・身につけたい人
- バイトに多くの時間を費やせる人
では、詳しくみていきましょう。
記憶力に自信がある人
大手カフェのバイトで最も苦戦する「覚えることが多い」という点。これは覚えるのが得意な人は断然、有利になるでしょう。記憶力が悪い人は覚えることに苦戦し、面接に受かったとしても途中で辛くなる可能性も出てくるので、自分の記憶力と相談することをおすすめします。
コーヒーや大手カフェのことが好きな人
コーヒーや大手カフェのことが好きという熱意があれば、そんな困難も乗り越えられるはずです。大好きなコーヒーや大手カフェの知識がより増える喜びすら得られそうですよね。
また、コーヒーや大手カフェのことが好きな人が集まる職場であるため、バイトのたびに共通の想いを持つ仲間と話せたり、時には議論をすることでさらに想いが深まりそうですよね。
接客について学びたい人・身につけたい人
接客について学びたい人にとっては、絶好の機会になりそうです。大手カフェの研修制度はさまざまな企業や経営者が注目している有名な制度。この研修制度があってこそ、大手カフェのブランドが確立されていると言っても過言ではないため、それを学べる機会がお金をもらって得られることは時給以上の価値があるのではないでしょうか。
バイトに多くの時間を費やせる人
大手カフェのバイトは週3時間、4〜5時間、もしくは8時間ほどの勤務となっています。しかし、バイトをしている人はそれ以上にシフトに入っている人が多く、面接時にシフトには入れないことがわかっている場合は面接段階で落とされてしまうことが多いです。
学生であっても、勉学の他にサークル活動や部活を行なっていたり、趣味が他にあったりする場合は、バイトに入れる時間も少なくなります。もしかしたら、その場合は多くのシフトに入るフリーターやそのほかの学生に面接合格の座を譲ることになるかもしれません。
また、覚えることも多い大手カフェのバイト。勤務時間外に時間を使って覚える必要も出てくるでしょう。他にも何より大手カフェやコーヒーへの強い気持ちがあったり、知識習得に集中できる時間があればあるほど有利に働きそうです。
大手カフェのバイト面接に受かるためには
大手カフェのバイトは人気が高く、「面接に受からない」と言う方も多く見受けられます。
ここでは大手カフェの面接に受かるための攻略ポイントを解説していきます。
- シフト多めに入れることをアピール
- 面接時の派手な見た目はNG
- グループ面接で協調性を大事にする
- 働きたい店舗を事前に調査・観察する
- 大手カフェが好きなことをしっかり伝える
シフトに多めに入れることをアピールする
大手カフェは混雑が大いに見込まれる飲食店。その際、バイトとして雇ってもシフトに全然入れない、休み希望が多いと言う人は雇う店舗側からしたらメリットがありません。人員不足を補うためのバイトスタッフですので、土日、新作発売日や混雑する時間帯に入れる人を雇いたいと思うのが店舗側のバイト募集意図。
もちろん、シフトに入れないのに「入れます」と言う嘘はいけません。学業に支障が出ない程度に、バイトに打ち込める人が向いています。
面接時の派手な見た目はNG
大手カフェの店員さんの装いを見るとわかると思いますが、大手カフェに派手さは無用。採用担当者が面接時にエプロン姿を想像して、大手カフェの雰囲気に合うかどうかで合否を考えることも。
そのため、普段から派手な格好を好む人は、面接の時ばかりはそれを抑えて、清潔感重視で臨みましょう。そして、飲食店なので、ピアスやネイルも面接時は控えましょう。
髪の毛もどちらかというと暗めが良いでしょう。
面接がもし通ったら、勤務上でのお話にはなりますが、髪色制限やピアスの制限はないようです。
以前までは制限がありましたが、2021年8月2日から全国の店舗従業員のドレスコードが変更になりました。髪や服装の色の選択肢が増え、デニムや一部の帽子の着用も可能となりました。
そのため、現状は髪色については緩くなっていそうですが、面接の時から派手派手しい髪色は控えた方が無難です。
また、飲食店で働くため、清潔感が大事になってきます。髪の毛が長い場合は、面接前にしっかりとまとめていくことをお勧めします。
グループ面接で協調性を大事にする
バイトの応募者が多い店舗ではグループ面接を行う店舗も。その際、『自分が自分が! 』と言うように前に出るというよりかは、他人との協調性を大事にしましょう。自分の意見だけを押し通さず、しっかり他者の意見を聞きながら、自分も発言をしっかりするということが求められます。しかし、嘘を言ってはいけません。一番は素直に謙虚でいることです。
働きたい店舗を事前に調査・観察する
自分が働きたいと思っている店舗に足を運び、どんな様子なのかを知っておく必要があります。
面接では、どうしてこの店舗で働きたいかを答えられるように準備しましょう。
事前に自分が働きたい店舗を見ておくことで、働くイメージも付きます。
大手カフェが好きなことをしっかり伝える
大手カフェでバイトをしたいと思っている人の多くは大手カフェが好きと言う理由でバイトに応募します。他のコーヒー店ではなく、なぜ大手カフェがいいのかを伝えることができると面接官の印象に残ります。
思う存分、大手カフェへの愛をアピールすると面接官の印象に残りますよね。面接官も好きな大手カフェをポジティブに思ってくれている人に対して嫌な想いはしないはずです。
大手カフェのバイトよくある疑問点
以下では大手カフェのバイトをするにあたって、よくある疑問点をまとめました。
大手カフェのバイトに応募しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
大手カフェのバイトでネイル・ピアスは禁止?
大手カフェのバイトはおしゃれで自由なイメージを持たれがちですが、飲食店のため、ネイルは禁止されています。
ピアスに関しては、意外にも禁止はされていないようですが、こぶりで控えめなものならばOKとされているようです。
あまり大きいもの、ヘッドがついていないものに関しては異物混入があると大問題ですのでNGです。
バイト時の服装・装いは?
2021年8月2日にドレスコードが改訂されました。
- トップス
- 帽子
- ボトムス
- 靴
上記4点は、現在の着用色である黒・白・ベージュに加え、グレー・ネイビー・ブラウンが追加となりました(ボトムスと靴は白のみNG)。
髪、ネクタイ、靴下は色の制限を設けず、帽子はキャップとハンチング、ツバ5cm以内のハットが着用可能となっています。
清潔感を保つことを前提として、自然な振る舞いで接客ができるようにと改訂されたようです。
まとめ
大手カフェのバイトの仕事内容や魅力、メリット・デメリットなどについてお伝えしてきました。
大学生の憧れであるおしゃれカフェバイトの代表格である大手カフェコーヒー。面接突破が難しかったり、入ったら入ったで覚えることが多いなどのデメリットはありますが、大手カフェ好きやコーヒー好きにとっては大きなメリットがあることは間違いありません。また、大手カフェのバイトで学んだ接客術や研修内容は社会に出てからも役立つことが満載。お金をもらいながらも学べる研修制度は、大手カフェバイトをするにあたってのメリットでもあります。
迷っている人は自分の性格や状況と相談して、大手カフェのバイト応募に挑んでみてください。きっと、大変な中でも得られるものがたくさんあるはずです。