介護士が取るべきおすすめの資格10選!持っているだけで昇給の確率アップ

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介護職に携わる人を総称で介護士と呼びます。そして介護系の資格は数多く存在します。

では、介護士になるために必須の資格はあるのでしょうか。

この記事では、介護士が持つべきおすすめの資格をご紹介します。記事の後半では、介護系で唯一の国家資格である「介護福祉士」についても詳しく解説しています。

ぜひ最後まで読んでください。

この記事をざっくり言うと
✓ からだに直接触れる「身体介護」には資格が必要
✓ 資格なしで出来る介護士の仕事もある
✓ 唯一の国家資格「介護福祉士」まで取れたら最高
目次

介護士の仕事には資格は必要?

結論からいうと、介護士の仕事は仕事内容によっては資格が必要ありません。

しかし、以下のように資格を持っていないとできない仕事もあります。

  • 生活相談員
  • 訪問ヘルパー
  • サービス提供責任者

施設で働く場合も、介護の資格を持っていないとできる仕事が制限されます。施設利用者の体に直接触れる「身体介護」については、有資格者でないとできません。

仕事内容が制限されることからも、介護士として働くうえで資格の取得は必須です。

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介護士が持つべきおすすめの資格9選

介護士が仕事を円滑にすすめるうえで持つべきおすすめの資格を9つ紹介します。

  1. 介護職員初任者研修
  2. 介護福祉士実務者研修
  3. ケアマネージャー(介護支援専門員)
  4. 理学療法士・作業療法士
  5. レクリエーション介護士
  6. 介護予防運動指導員
  7. 福祉用具専門相談員
  8. 介護事務
  9. サービス提供責任者

資格を取れば携われる仕事が増え、キャリアアップに繋がります。今後、介護士として活躍したい方はぜひチェックしましょう。

それでは、以下で詳しくご紹介します。

1.介護職員初任者研修

「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」は、介護の基礎知識やスキルがあることを証明できる資格です。

これから介護士として働く人が最初に目指すことになる資格です。

介護職員初任者研修の資格があれば、身体介護に関するサービスの仕事ができます。

具体的には、以下のサポートをする知識があることを証明できます。

  • 入浴
  • 移乗
  • 食事
  • 排泄

持っているだけで就職にも有利になり、給料アップにも繋がります。また、仕事だけでなく自分の家族にも正しい知識で介護できることもメリットです。

2.介護福祉士実務者研修

「介護福祉士実務者研修」は介護職員初任者研修の上位資格で、知識や技術の幅が広く、さらに専門性を求められます。

もっとも異なる点は、医療行為として定められている「たん吸引」と「経管栄養」の知識を学ぶという点です。

また、介護福祉士実務者研修の資格は、以下の資格をとるときにも必要です。

  • 介護福祉士
  • サービス提供責任者

どちらも介護士資格の中では最上位の資格です。キャリアアップを目指している方は、必ずチェックしましょう。

3.ケアマネージャー(介護支援専門員)

「ケアマネージャー」とは、介護保険制度に基づき、介護が必要な方に合わせたケアプランを作成できる資格です。

利用者の心身の状況や周囲の環境を観察し、今後どんな流れで生活を手助けしていくかを提案します。資格を持っていれば、現場のリーダーとしても活躍が期待されます。

ケアマネージャーの資格は、長期の実務経験が必要で専門性の高い資格です。

そのため需要は高く、就職に困ることがありません。キャリアアップを考えている方が必ず目指す資格です。

4.理学療法士・作業療法士

「理学療法士」と「作業療法士」は、身体的に障がいを持った方のためのリハビリテーションを行える資格です。

それぞれには以下の違いがあります。

  • 理学療法士:座る・歩くなどの基本的動作のリハビリを行う
  • 作業療法士:道具を使うような複雑な動作のリハビリを行う

作業療法士の方が、生活に必要な応用的な動作が必要となります。

どちらも病院やクリニック、介護施設などで活躍できる資格です。

5.レクリエーション介護士

「レクリエーション介護士」は、施設利用者の身体能力・健康維持を目的としたレクリエーションを企画・実行できる知識と技術を証明する資格です。

レクリエーションを通してコミュニケーションをとり、喜びや生きがい、笑顔を与えることが求められます。

レクリエーション介護士には2級と1級の資格があり、2級は経験・年齢・資格を問わず誰でも受講可能です。

また、2級は全2日の学習講座か標準3ヶ月程度の通信講座で取得できます。これから介護士として活躍したい方に人気の資格です。

6.介護予防運動指導員

「介護予防運動指導員」は、高齢者に快適なライフスタイルを過ごしてもらうために、転倒予防・尿失禁予防などの指導を行える資格です。

介護系の仕事の本質であることから、現場ではリーダーを任されたり利用者からの信頼を受けやすくなります。

就職先としては、以下の場所があります。

  • 老人ホーム
  • デイサービスセンター
  • 訪問介護サービス会社

高齢者と密にコニュニケーションをとり、的確な指導ができることを証明する資格です。

7.福祉用具専門相談員

「福祉用具専門相談員」は、福祉用具をレンタル・購入する際に、体の状況や利用環境に応じた適切な利用方法をアドバイスできる資格です。

福祉用具専門相談員の指定講習を受講すれば資格がもらえるため、比較的に取得難易度は低いです。

しかし、介護保険制度により貸与事業所には2名以上の専門相談員を配置することが定められています。

介護を必要とする高齢者が増加していることからも、これからも需要が増え続ける資格です。

8.介護事務

「介護事務」は、介護施設で事務作業をするために必要な資格です。

介護保険についての専門知識を持っていることに加えて、PC作業や経理事務の知識が必要とされます。

介護事務の主な仕事は介護報酬請求業務です。

介護報酬の請求は厚生労働省が定めた介護保険制度に基づいています。そのため、介護保険制度についての知識を持っている人でないとできません。

また、介護保険制度は3年ごとに改正されるため、つねに新しい情報を把握することも求められます。

9.サービス提供責任者

「サービス提供責任者」は資格ではなく、ホームヘルパーが働く訪問介護事業所において、必ずひとり配置することが定められている責任者のことです。

サービス提供責任者になるためには、以下の資格取得や研修課程を修了している必要があります。

  • 介護福祉士の資格取得
  • 介護福祉士実務者研修修了

サービス提供責任者の職種にキャリアアップできれば、仕事内容が現場の管理に変わり給料が上がります。

就職にも困ることがなくなるため、正社員として働きたい方におすすめです。

介護士を目指すなら「介護福祉士」もおすすめ

ここからは介護福祉士の資格についてご紹介します。

介護福祉士とは介護系の資格で唯一の国家資格です。そのため、取得の難易度や条件が厳しいですが、当然メリットもあります。

以下では、介護福祉士の仕事内容やメリットについても詳しく解説していきます。

介護福祉士はどんな資格?

介護福祉士とは社会福祉専門職の介護に関する唯一の国家資格です。

介護福祉士の資格を持っている人は、介護が必要な方お年寄りや障がいのある人に対して以下の仕事をします。

  • 食事・入浴・排泄・歩行などの介助
  • 介護者からの相談に応じたアドバイス
  • 介護者の精神的なサポート

また、家族で介護をしている方や介護現場で働くヘルパーさんに対して、指導やアドバイスもできます。

介護の専門知識や技術を取得したことが認められている介護福祉士は、現場ではリーダー的な存在として活躍できます。

介護福祉士の資格を持っているメリット

介護福祉士の資格を持っているメリットは、以下のとおりです。

  • 給料などの待遇が良くなる
  • 仕事の幅が広がり、職を選べる
  • 国家資格なので社会的信用が高い

介護福祉士は取得難易度が高いため、それだけ知識や技術への信頼度が高いです。同様に、就職したときにも給料アップなどの恩恵を受けられます。

そして、信頼度が高いことから、事業所に必ず配置が必要な以下の仕事を任される可能性が高いです。

  • 生活相談員
  • チームリーダー
  • サービス提供責任者

介護福祉士の資格を取るための方法

介護福祉士の受験資格は「対象となる施設(事業)及び職種での従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上」に加えて「介護職員実務者研修」の受講が義務付けられています。

介護福祉士の資格は国家資格のため取得難易度が高いです。資格取得を目指す方法は、以下の3つの方法があります。

  • 介護施設で実務経験を積みながら勉強する
  • 福祉系の高校を卒業して国家試験を受ける
  • 指定の介護福祉士養成施設を卒業し、国家試験を受ける

高校や養成施設に通えば、上記の受験資格を満たしていることとされます。

とはいえ、いまから目指すという方は介護の仕事をしながらの方が、実際に使うスキルも身につくためおすすめです。

介護福祉士を持っていればできる仕事

介護福祉士の資格を持っていれば、これまで制限があった介護の仕事のほとんどができるようになります。具体的には以下のとおりです。

  • 身体介助:介護が必要な方の体に触れて行う介助
  • 生活援助:介護が必要な方の家事全般の手伝いを行う援助
  • 家族への指導:家庭介護のアドバイスや介護用具を使う際の指導

実務としては上記のとおりですが、介護福祉士を持っていると現場の管理をすることが多いです。そのため、老人ホームやグループホーム、介護療養型医療施設など、どの施設でも需要があります。

また、介護福祉士養成施設などで、教員や講師の仕事を頼まれることもあります。

まとめ

この記事では、介護士が取るべきおすすめの資格を10個ご紹介しました。

介護士の仕事自体は資格がなくてもできますが、資格を持っていないとできない仕事が多いです。資格を持っていればやれる仕事が増えるため、給料もあがります。

なかでも、介護福祉士は介護系の資格の中で唯一の国家資格です。難易度の高い資格ですが、キャリアアップを目指している方はぜひチャレンジしましょう。

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この記事を書いた人

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