エンジニアインターンは未経験でも大丈夫?特徴や仕事内容を解説!
今回の記事では、そんなエンジニアインターンの内容について、詳しく紹介していきます。
✓ 文系でもプログラミングの知識や経験を身につけておくと有利
✓ リモートワークができるインターンもある
エンジニアインターンの仕事内容
エンジニアインターンは、短期のものと長期のものの2種類に分けられます。それぞれで特徴を確認していきましょう。
短期のエンジニアインターン
主に、大手企業では短期(1日〜5日間)のインターンが開催されています。
セミナー形式や、グループを組んで課題解決をするといった形のものがメインであり、以下の目的があります。
≪短期インターンの目的≫ ・IT業界やその企業への理解を深めてもらう ・エンジニア職について知ってもらう |
また、数日間にわたり開催されるものでは、プログラミング体験ができることも。
プログラミングの知識がない学生でも、プログラミングについて学ぶ良い機会になります。
中には早期選考に進めるものもあり、文系から理系まで、あらゆる学生におすすめなのが短期のインターンでしょう。
長期のエンジニアインターン
ベンチャー企業で募集されるもののほとんどが、長期のインターンです。
長期のインターンの目的は、『実務経験を積んでエンジニア職への理解を深める』ということ。
具体的に、以下のような業務に加わることができます。
・システム設計・開発 ・プロダクトの強化 ・バグのチェック(デバッグ) ・新機能の提案・追加 ・外部ツールとの連携 |
こうした実際のエンジニア業務を体験するには、数日間しかない短期のインターンではなかなか難しいでしょう。
システムを作るところから運用、保守まで携われるのが、長期のインターンの特徴です。
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エンジニアインターンの時給
エンジニアインターンにおける時給相場は、明確にはされていませんが複数の記事を参照すると、『1,050〜1,400円』とされています。
元々持っているスキルが高かったり、社内で実績を残したりすることで、時給も高くなる傾向に。スキルがあれば、稼ぎやすいインターンとも言えるでしょう。
どんな企業がインターン生を募集しているのか?
エンジニアインターンを募集する企業は、大きく『IT業界』としてくくられますが、
厳密にはいくつかの種類に分けられることをご存知でしたか?
主に、IT業界は5種類に分かれています。
・ハードウェア業界 ・ソフトウェア業界 ・インターネット・Web業界 ・情報処理サービス業界 ・情報通信サービス業界 |
それぞれの概要について、以下で確認していきましょう。
企画から開発までを担う「ハードウェア業界」
ハードウェア業界は、『ハードウェアの企画から設計、開発を行う企業』が分類されます。
ハードウェアとは、目に見える機械のことで、「スマホやパソコン、ゲーム機などの本体とそれらの周辺機器、電子回路などが挙げられます。
エンジニアインターンでハードウェア業界にかかわる場合、『組み込みシステムエンジニア』という、機械に開発や設計に関わる業務を行うことが多いです。
プログラムを開発する「ソフトウェア業界」
ソフトウェア業界に分類されるのは、『パソコンやスマホを動かすためのプログラムを開発する企業』です。
ハードウェア業界が「目に見えるもの」を開発するのに対して、ソフトウェア業界は「目に見えないもの」を開発するという違いがあります。
電子機器は、部品を組み合わせただけでは動きません。それらを動かすための命令を与え、実行させる必要があるでしょう。
そうした命令を与えて、様々な動作を実行させるプログラムがソフトウェアと呼ばれます。
パソコンやスマートフォンを動かすためのプログラムで、システム全体の管理を担う『オペレーティングシステム(OS)』と、OSごとに特定の作業を行うための『アプリケーションソフト』があり、双方の開発を行います。
サービスを提供する「インターネット・Web業界」
インターネット・Web業界は、『インターネットを利用したサービスや、インターネット上のサービスを開発・提供する企業』が分類されます。
ホームページ・通販サイト・スマホアプリなどの、私たちの生活に欠かせないサービスを作る仕事です。
仕事内容は、webサイトの設計・開発やシステムの保守・運用を行います。
幅広い業務をする「情報処理サービス業界」
情報処理サービス業界に分類されるのは、主に法人向けに『ネットワークシステムの構築から運用までを提供する企業』です。
システムを構築するために、ソフトウェアやハードウェアなど様々な会社と協力しながら行うために、コーディネートをするような業界です。
顧客のニーズに合わせて情報処理サービスを開発し、提供するまでを全般的に担う企業は『システムインテグレータ(SIer)』とも呼ばれます。
通信のライフライン的存在の「情報通信サービス業界」
情報通信サービス業界には、『情報をやり取りするための通信サービスを取り扱う企業』が分類されます。
業界の中でも、扱う通信システムは以下の3種類に分けられます。
・固定電話や公衆電話に使用される『固定通信』 ・携帯電話に使われる『移動通信』 ・インターネット接続を提供する『インターネットサービスプロバイダ(ISP)』 |
こうした通信サービスのおかげで、私たちは音声・画像・動画・メッセージなど、データのやり取りができているのです。
サービスが幅広いため、自分の興味のある内容かどうかをしっかり確かめてから、インターンを始めましょう。
エンジニアインターンのメリット
ここからは、エンジニアインターンに参加するメリットは3つあります。
・エンジニア職への理解が深まる |
エンジニア職への理解が深まる
エンジニアインターンでは研修や実践を通し、実際の仕事の流れを体験することができます。
理系学生であれば、簡単なプログラミングは大学の講義で体験することがあるかもしれません。
しかし、実際にシステム開発やアプリの運用に関わるということは、インターンでしかできないことです。
就業体験を通してエンジニアという仕事への理解を深められるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
エンジニアとして必要なスキルを得られる
長期のエンジニアインターンでは、以下のようなプログラミング言語やツールを使用して、システム開発から運用、保守の経験を積むことができます。
・Python ・React ・Java ・MySQL ・AWS ・Unity |
実際のエンジニア職に必要なスキルを身に付けられるのは、エンジニアインターンならではの魅力です。
就職につながる
スキルを身に付けていることは、就職活動における自己PRでも役立ちます。
インターンの経験をアピールすることで、周りの就活生との差をつけることができます。
さらに、インターンの成果によっては本選考が免除されたり、優遇されたりすることもあります。
興味のある会社の雰囲気を体験してから正社員になるため、ミスマッチが少なく安心して働くことができます。
エンジニアインターンのデメリット
上記では、エンジニアインターンのメリットについて紹介してきました。
その一方で、残念ながらデメリットも存在しています。
短期のインターンであれば短期間のため、あまりデメリットを感じることはありませんが、長期のインターンの場合、2点のデメリットがあります。以下で詳しく説明していきます。
・勉強が好きでないときつい ・ポートフォリオが必要になることも |
勉強が好きでないときつい
ITの技術は日々進歩しており、エンジニアは常に勉強することが求められます。
インターン中においても、勉強と実践の繰り返し。
勤務時間の中で、十分に勉強する時間を取ってもらえるようなインターン先であれば、インターン外の時間を潰してまで勉強することはありません。
しかし、勤務時間は実践のみというインターン先も多く、プライベートの時間で勉強が必要になることも。
自分の時間を削ってでも勉強したい、研究したいという気持ちがないと、なかなか続かないと言えるでしょう。
ポートフォリオが必要になることも
長期のインターン選考においては、『ポートフォリオ』が必要になる場合もあります。
ポートフォリオとは、自分でプログラムを組んで作ったアプリやWebサービスのこと。
プログラミングに関して、ある程度の知識と技術があるということを示すためのものです。
全くプログラミング経験がないという方は、まず勉強から始めなければいけません。
勉強からスタートし、ポートフォリオを完成させるにはかなり時間がかかるため、未経験の方にはハードルが高いと言えるでしょう。
エンジニアインターンの気になるポイント
最後に、エンジニアインターンにおいて、多くの方が気になる疑問にお答えしていきます。
文系で開発未経験・初心者でも大丈夫?
『理系だから合格』『文系だから不合格』といったことはありません。
重要なのは、インターンで活躍できるかという部分です。
そのため初心者や文系という学生でも、プログラミングの知識や経験があれば、インターンに受かる可能性は十分あるでしょう。
しかし、全く勉強したこともプログラムを組んだこともないという学生では、長期のインターンに合格するのは厳しいとされています。
まずは勉強して、ある程度知識をつける必要があるでしょう。
どういったスキルがあると有利?
エンジニアインターンでは、以下のようなスキルを持っていると選考に有利とされています。
・エンジニアとしてのコーディングスキル ・プログラミングの経験 ・アプリ・Webサービスの開発経験 |
これらのスキルを持っていると、インターン先に配属されてから即戦力として活躍することができます。
インターン先としても、できるだけ早く活躍してもらえる人材を採用したいという思いがあるでしょう。
そのため、上記のスキルがあるとインターン選考において有利になります。
リモートでも仕事できる?
エンジニアインターンではリモートワークでも可能としている会社が多くありますが、最初は出社という形をとることがほとんどになります。
出社して仕事に慣れ、ある程度一人でもこなせるようになれば週に何回かリモートワーク、という流れの会社が多いようです。
こんな方にエンジニアインターンがおすすめ
今回の記事では、エンジニアインターンについて詳しく紹介してきました。
記事の内容を踏まえて、以下のような方におすすめのインターンです。
・最先端の技術が好き ・将来はエンジニアになりたい ・勉強が好き ・アプリやシステムを開発したい |
何かと勉強することが多く、生半可な気持ちではなかなか続けるのが難しいのがエンジニアインターン。
しかし、その分得られるスキルや経験も多いでしょう。
エンジニア職に興味がある方は、ぜひインターンに参加してみてください。