温泉バイトの特徴は?仕事内容・時給・メリット・デメリットをご紹介
温泉は、私たち日本人にとって馴染み深い存在です。そんな温泉では、社員だけでなくバイトも働いているということをご存知でしょうか。
温泉バイトのことは知っていても、実際の仕事内容はあまり想像つかないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、温泉バイトの仕事内容や時給、メリット、デメリットを詳しく紹介していきます。
温泉バイトに興味がある方や、新たなバイト探しに悩んでいるという方はぜひチェックしてみてください。
✓ 温泉地の旅館だと、レベルの高い接客スキルを身につけることができる
✓ 勤務後に無料で温泉に入らせてもらえる職場が多い
✓ シフト固定が多くシフトの融通がききにくい
温泉バイトの仕事内容
温泉バイトには、一般的なバイトと同じく長期で働く場合と、短期間の住み込みで働く場合があります。
特に、短期間住み込みで働く場合はリゾートバイトとして募集されることがほとんど。 住み込みで働くバイト求人を専門とする派遣会社に登録し、そこから求人に応募するという流れです。一般的なバイトの場合は、バイトの求人サイトや温泉のホームページなどから応募の連絡をとる形となるでしょう。
ここからは、温泉バイトにおける職種ごとの仕事内容について紹介していきます。
フロント・受付の業務内容
- 受付でのチェックイン・チェックアウト対応
- 鍵の受け渡し
- 利用料・宿泊費の会計
- 入浴用品の販売
温泉に来たお客さんが一番最初に訪れる場所であり、温泉の顔とも言える役割です。
気持ちよく館内で過ごしてもらえるよう、笑顔でおもてなしをするのがポイント。
なお、宿泊ではなく日帰りの温泉施設の場合、利用料を券売機で支払うシステムにしていたり、入浴用品の販売を自動販売機にしていたりするところもあるようです。
仲居の業務内容
- お出迎え・お見送り
- 客室への案内・施設の説明
- お茶出し
- 部屋の布団敷き
- 部屋食の配膳
主に、旅館で募集されることが多い職種です。
着物や作務衣を着てお客さんへのサービス全般を行う仕事で、最もお客さんとの距離が近い分、高い接客スキルが求められるでしょう。
また、接客スキルだけでなく、和室のマナーや着物の着付けなどを学べるのも嬉しいポイントです。
清掃の業務内容
- 館内清掃
- アメニティの補充
- リネン類(タオル・シーツ・枕カバー)の回収・設置
お客さんが快適に過ごせるよう、館内の清潔を保つ清掃は大切な仕事です。
なお、客室やロビー、宴会場・レストランといった箇所は営業時間内に清掃を行うこともありますが、大浴場は営業が終了してから行います。
特に大変なのは客室清掃。
次のお客さんがチェックインしてくるまでに清掃を完了させなければならないため、効率よくてきぱきと作業する必要があるでしょう。
急ぎながらも、埃や汚れがないよう部屋の隅々までしっかり清掃します。
配膳・調理の業務内容
レストランや宴会場がある場合、一般的な飲食店と同じく配膳や調理を行います。
ただ、大変なのは朝が早いということ。
特に調理スタッフの場合、早朝の6:00から調理作業が始まることもあり、朝が苦手という方にとっては辛いかもしれません。
配膳スタッフであれば、住み込みでない場合ディナーからバイトに入ることも多いため、朝の早さはあまり心配しなくても良いでしょう。
販売の業務内容
温泉施設内のショップにおける販売業務です。
主にお土産やお菓子、おつまみ、お酒などを扱っており、一般的なショップと同様、レジ業務や品出し、商品陳列などを行います。
なお、商品数は一般的なショップと比べるとそれほど多くないため、販売スタッフが初めてという方でもスムーズに仕事を覚えられるでしょう。
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温泉バイトの時給相場
地域や職種によって異なるものの、温泉でのバイトにおける時給平均は1,123円となっています。
22:00〜翌5:00の時間帯は深夜手当として時給が25%アップするため、より稼ぎやすいでしょう。
(平均時給は厚生労働省:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」より2024年7月に引用)
温泉でバイトをするメリット
ここからは、温泉バイトのメリットについて紹介していきます。
ハイレベルな接客スキルが身につく
特に温泉地の旅館で働く場合、レベルの高い接客スキルを身につけられるのがメリットでしょう。
正しい言葉づかいや立ち振る舞いなどを学べるため、特に接客業に就職する場合、温泉バイトでの経験が強みとなります。また、自分の接客を気に入ってもらえた場合、お客さんから心づけ (チップ) をもらえることも。
チップ目当てで働くわけではなくとも、自分の接客を評価してもらえるのは嬉しいことです。
まかないがある
多くの温泉では、バイトにまかないが用意されています。 特に住み込みバイトであれば、3食ともまかないを用意してもらえる場合がほとんどです。
施設によって内容は異なりますが、まかないで食費を浮かせられるのは魅力的です。
無料で温泉に入ることができる
勤務後、無料で温泉に入らせてもらえる職場が多くあります。
一日働いて疲れた身体も、様々な効能がある温泉に浸かることで、じっくり癒すことができるでしょう。
疲労回復だけでなく、美肌効果があるのも、特に女性にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
温泉でバイトをするデメリット
ここまでは温泉バイトのメリットについて紹介してきました。
しかしながら、デメリットもいくつか存在しています。
どのようなデメリットが挙げられるか、以下で確認していきましょう。
マナーが厳しい
マナーが厳しいことは、温泉で働くならば当然と思っておいたほうが良いかもしれません。
温泉バイトには、一般的な接客業以上の接客スキルが求められます。
お客さんに不快な思いをさせないよう、時には厳しい注意を受けることも。
ただ、温泉バイトによって身につけたマナーは、どのような接客業でも通用します。
最初のうちは辛抱強く学んでいきましょう。
シフトの融通が利きにくい
シフトの融通が利きにくいのも、温泉バイトのデメリット。
多くの場合はシフト固定制となっており、特に短期の住み込みバイトであれば、原則決められたスケジュールの中で働かなければいけません。
ちなみに、温泉バイトならではのシフトとして中抜けと呼ばれるものがあります。 中抜けとは、朝7:00から11:00まで働いて5時間休憩し、戻ってから夜の21:00まで働くというように、勤務時間の合間に長い休憩があるシフトのことを言います。
特に住み込みバイトにおいて多いシフトであり、合間に休憩があるものの、最初のうちは生活リズムが掴みにくいでしょう。
体調を崩さないように注意しなければいけません。
アクセスが悪い場所にあることが多い
温泉旅館の場合、山奥や離島など、アクセスが悪い場所にあることも少なくありません。
周辺にコンビニすらないこともあるため、特に住み込みでバイトをする場合、事前に必要な物は揃えておくようにしましょう。
また、旅館以外の温泉施設であっても、広い敷地が必要となるため、駅から離れた場所にあることがあります。
そのため、通勤時間がどれくらいになるか、駅からの徒歩も含めて事前に確認しておくようにしましょう。
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気になるポイント
最後に、温泉バイトにおいて、多くの方が気になるポイントにお答えしていきます。
髪色は自由?
接客業の中でも、温泉バイトはさらに身だしなみが厳しいとされています。
髪色は基本的に黒髪で、茶髪でも禁止とされることがあるため注意しなければいけません。
なお、髪色の規定については求人情報に記載されていることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
シフトの日数や時間はどれくらい?
通いでのバイトであれば、日数は週3日 、時間は 4〜6時間からということがほとんどです。
それほど拘束時間は長くないため、大学との両立も十分可能でしょう。 なお、調理ポジションの場合は7〜8時間で固定されていることが多いため、注意してください。
住み込みで働くリゾートバイトであれば、基本的に1日7〜8時間 のシフトで 週5日働く場合が多いです。
期間は1週間〜2ヶ月と長いため、長期休暇のタイミングで働く人がほとんどでしょう。
未経験でも働ける?
温泉バイトは、未経験でも十分可能です。
バイト自体が初めてという方も、先輩バイトや社員から仕事の基本をしっかり教えてもらえるため安心してください。
なお、特にお客さんと接することが多い『フロント』や『仲居』といったポジションは、最初に座学で接客マナーの研修をする場合もあるようです。
最初は教わったマナーを実践するのが難しいかもしれませんが、バイトを続けるうちに慣れていくでしょう。
こんな方に温泉バイトがおすすめ
記事の内容を踏まえて、以下のような方におすすめのバイトと言えるでしょう。
- レベルの高い接客スキルを身に付けたい
- 温泉が好き
- お客さんとコミュニケーションを取るバイトがしたい
一般的な接客業と比べると接客マナーが厳しく、最初のうちはきついと思うことが多いかもしれません。
しかし、心のこもったおもてなしでお客さんから感謝してもらえると、大きなやりがいを感じられます。
短期でレアなバイトがしてみたいという方や、自宅から通える場所に温泉があるという方は、ぜひ温泉バイトにチャレンジしてみてください。