未経験でも営業職へ転職したい人がするべき2つの選考対策を解説
あなたは「人と話すのが好き」「将来的に役立つスキルを身に着けたい」「仕事の成果を評価してもらいたい」という理由から、営業職に興味を持っていますよね。
営業職自体どの業界からも需要があり、転職がしやすい職種です。
しかし、営業職はどの業界にも存在する職種であるため、それぞれの業界で営業スタイルが異なります。
そのため、各業界の営業スタイルを理解した上で転職先の企業を選ばなければ、営業職に入社した後に「思っていた営業と違う」と感じてしまうのです。
そこでこの記事では、営業職へ転職したい人が知るべき「営業の種類」と営業職へ転職するコツを教えます。
✓ 営業職の種類4つとそれぞれの仕事内容
✓ 営業職に転職して感じられる仕事のやりがい5つ
✓ 未経験から営業職へ転職する際の2つの選考対策
【前提】営業職は各業界に存在する
「営業職に転職したい」と考えた人のために、まずは営業職の概要についておさらいしておきましょう。
営業職のことを理解することで「自分が本当に営業職の仕事をしたいのか」「営業職はどんな人が向いているのか」ということがわかります。
それでは以下で解説しているので、見ていきましょう。
営業職は各業界に需要がある職種
「営業職」とは各業界に存在する職種であるため、どの業界へいっても営業スキルさえあれば需要がある市場価値の高い存在となります。
営業職が需要が高い理由は、どの企業でも共通して「高品質なサービスや商品を作っても、売れなければ利益につながらないから」です。
そのため、高品質な商品を作る「技術職」の重要性と同じように、商品をユーザーへ販売する「営業職」が増える必要があります。
また、営業職はどの業界でも活躍できることから、あなたが得意な分野の営業職として働くこともできます。
例えば、あなたがゲーム好きな場合は「ゲーム制作会社」の営業担当として勤めて、ゲームの面白さを熱心に語れる営業マンになれるでしょう。
営業職は「自分が得意な業界でも活躍できる」ことや「一度営業スキルを身に着けてしまえばどの業界へいっても需要がある」という特徴があり、各業界から需要がある職種です。
営業職は未経験でも転職しやすい職種
営業職は未経験でも始めやすい職種です。
なぜなら、営業の仕事をする上で重要なことは売り込む商品・サービスへの理解度。専門的なスキルは後から身につければ十分だからです。
顧客が商品を買ってくれる理由のひとつは、商品の重要性を理解してしてくれるから。そのため、商談では「自社商品の特徴」や「他社商品との違い」を説明できることが重要です。
もちろん、セールストークや問題解決能力などのスキルがあれば、見込み客を逃さずに商品を売り込めるようになりますが、そのスキルは実戦経験を積み重ねて身につきます。
そのため、未経験の営業職には最初から高いスキルは求められておらず「行動力があること」と「最低限のコミュニケーションが取れること」が重要です。
未経験でも、行動力とやる気があって商品についての理解度を深める努力ができれば、営業職に向いています。
20代・30代・40代でも転職はできる
営業職は年齢関係なく転職ができる職種です。
なぜなら、仕事内容自体は複雑ではなく、若さのアドバンテージも「社会経験」や「他業界への知識」で補えるからです。
むしろ、前職で転職先と同じ業界にいた30代・40代の方なら、その業界の経験や知識を活かせるため重宝されます。
もしかすると、前職でお世話になった顧客への営業もあるかもしれません。
そうなれば、そのつながりも営業で活かすことができます。
営業職は、30代・40代の方でも業界を選べば有利に転職ができる可能性が高い職種です。
スキマ時間をお金に変えませんか?「シェアフル」なら面接・履歴書なしですぐはたらけます!
スキマバイトアプリ「シェアフル」では、軽作業から飲食店、販売スタッフ、オフィスワークまで、いろんなお仕事を面接なしですぐにはたらくことができます!
↓↓↓ダウンロードはこちら↓↓↓
営業職の種類4つとその仕事内容
営業職は、売るものや顧客によって仕事内容が異なります。
具体的には、営業は以下の4つの要素によって仕事内容が分かれます。
- 販売商材による違い
- 対象顧客による違い
- 営業スタイルによる違い
- 営業手法による違い
上記4つの要素を組み合わせで、営業のスタイルが異なります。
あなたがやりたい営業のスタイルを把握するためにも、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
それでは以下で詳しくご紹介します。
1. 販売商材による違い
販売商材には「有形商材」と「無形商材」の2種類があり、これらは形があるものを売るかどうかという違いがあります。
具体的には、それぞれの対象となる商品は以下のとおりです。
- 有形商材:自動車、住宅、電化製品
- 無形商材:保険、コンサルティング、レジャー施設
どちらかというと、有形商材を売る営業の方が未経験の方には向いています。
なぜなら、実際に商品を見せたり使って体験してもらったりしながら説明できるからです。
逆に、実際の商品がない無形商材を売り込む場合は、商品の重要性を口頭で説明する必要があります。
しかし、無形商材はセールスのスキルが必要な分単価が高い商品が多く、成果を出せば評価に繋がりやすいというメリットがあります。
未経験で最初は自信がない方は、有形商材を売る営業で経験を積み、実績が付いてきたら無形商材をあつかう企業にまた転職するという道もあります。
2. 対象顧客による違い
対象顧客とは、商品を売る相手による違いのことです。
対象顧客には2種類あり「法人」と「個人」という違いがあります。それぞれの特徴は以下のとおり。
- 法人営業:B to B、企業を対象にしており予算が大きい。施設の建築、オフィス備品など
- 個人営業:B to C、一般消費者を対象とした商品。保険、ネット回線、不動産など
法人営業は商品購入は会社単位での決定となります。
そのため、高額の商談をした場合はその場では契約せず「社内で話し合ってから決定する」と言われることもあり、成約までに期間が長いことが多いです。
一方個人営業は、その商品を購入するかは個人の意思で決められますし、金額が高すぎない場合は、その場で成約につながることもあります。
3. 営業スタイルによる違い
営業スタイルは、以下の2種類あります。
- 新規顧客:取引したことのない顧客にアポイントを取って営業をする
- 既存顧客:過去に取引したことのある顧客に、新たな商品の営業をする
あつかう商品によって、どちらのスタイルが多い企業かは異なります。
例えば、あなたがIT系の企業の営業担当の場合、新しいサービスやアプリが開発されたら、過去に取引したことのある顧客へ営業することが多くなるでしょう。
すでに取引したことのある企業同士だと、お互いの信頼関係が構築されており商品を買ってくれる可能性が高いからです。
しかし「自信のある新商品を売り出す場合」や「色んなジャンルに事業拡大をしていきたい場合」は、どの業界であっても新規顧客に営業をすることもあります。
新規顧客は、信頼関係がないため成約することが難しいですが、達成感を感じやすい営業スタイルです。
4. 営業手法による違い
営業手法には以下の3つの違いがあります。
- インサイドセールス:電話やメールなどでアポイントをとるところまでおこなう方法
- フィールドセールス:お客さんの元へ訪問して商談を進める方法
- カスタマーサクセス:既存顧客に対してサービス継続のフォローアップをしたり、新規サービスを提案する
フィールドセールスはインサイドセールスで獲得したアポイントを元に、顧客へ訪問するという流れです。
上記2つの営業スタイルは連動しているため、ひとりでアポイント獲得から訪問までおこなう企業もあります。
「インサイドセールス」と「フィールドセールス」は、多くの場合、新規顧客に対しておこなう営業手法です。
逆に、既存顧客に対して営業をする方法のほとんどを「カスタマーサクセス」といい、「自信のある商品前回の営業時とは異なる新規サービスを紹介したり、前回のサービスの不満点を解消したりすることを売り出す場合」や「色んなジャンルに事業拡大をしていきたい場合」を指します。
営業職へ転職して感じられる仕事のやりがい5選
営業職の仕事をしていると、以下の5つのやりがいを感じられます。
- 人とのつがながりが増える
- 会社に貢献できる
- 知識の幅が増える
- 仕事の成果が評価されやすい
- インセンティブがあることが多い
社外の人と接することが仕事である営業職は、ほかの仕事にはない魅力があります。
以下では、そのやりがいについて詳しくご紹介します。
1. 人とのつながりが増える
営業職は顧客の元へ訪問し悩みを聞き出す仕事であるため、人とのつながりが増えることがやりがいのひとつです。
社外の人とつながりを増やすことは、事務職や技術職ではあまり経験できません。
さまざまな営業先で人とのつながりが増えると「営業先の相手を紹介してもらえたり」「キャリアアップにつながる話がもらえたり」します。
また、あなたの営業スキルが上がり高額の商品の営業を任されるようになれば、先方の「管理職クラス」の方や「中小企業の社長」と話せる可能性も増えます。
管理職以上の方から気に入られることがあれば「営業先の紹介」や「キャリアアップ」の機会はさらに増えるでしょう。
上記のように、人とのつながりが増えることで「スキルアップ」「キャリアアップ」の機会が増えることは、営業職のやりがいです。
2. 会社に貢献できる
営業職は、会社に貢献している実感を得られやすいという特徴があります。
なぜなら、自社で売り出した商品が売れるかは営業職の手にかかっているからです。
食品や電化製品のような製品なら店頭販売などでも売れていきますが「保険」や「知名度の低いWebサービス」などの場合は、高品質な商品だったとしても顧客の目に触れないため競合に負けてしまいます。
そのため、逆に売上が上がれば営業職の手柄といえます。
また、あなたが提供した商品やサービスで顧客が満足したという声を聞くと「貢献できた」という実感をしやすいです。
例えば、BtoBのサービスとしてあなたが「リモートワークの勤怠チェックツール」を紹介したとして、多方面から感謝されたら嬉しいですよね。
上記のように、営業職は会社への貢献度を感じやすいというメリットがあります。
3. 知識の幅が増える
営業職をしていると多方面の分野の知識が増えて、やりがいを感じるという人もいます。
なぜ営業をしていると知識が増えるのかというと、自社商品を売り込む顧客は多方面の業界だからです。
例えば、業務用家電レンタルの営業を担当している場合、同じジャンルの家電メーカーに営業はしませんよね。
また、実際に営業をするときに自社商品を顧客に売り込むためには、商品のメリット・デメリットを誰よりも把握している必要があります。
顧客に商品の魅力を説明していて「これってこういう使い方はできないの?」と聞かれて答えられなければ、顧客の興味はなくなるかもしれません。
自社商品を売り込むために商品の特徴を研究したり、その商品を必要とする顧客を探すために他業界の研究をしたりするため、自然と知識の幅が増えていきます。
4. 仕事の成果が評価されやすい
営業職は仕事の成果が数字で表れるため、会社から正当な評価をされやすいという魅力があります。
技術職などと違って「自分が成果を挙げた」ことがわかりやすいんですね。
例えば、あなたが保険の営業をしているとして、あなたが成約を取った人数すべてがあなたの成果となります。
逆に、アプリ制作をおこなうチームのエンジニアとして仕事をおこなっており、そのアプリが売れたとしましょう。
しかし、そのチーム内にサボっていた人がいたとしても、あなたはそのサボっていた人と同じ評価を受ける可能性もあります。
その点では、自分が頑張った分だけ自分の成果として評価されやすい営業は、仕事へのモチベーションを保ちやすいです。
5. インセンティブがあることが多い
インセンティブがある企業が多いことも、営業職のやりがいのひとつです。
インセンティブとは、ノルマを達成した人に対して、会社から報酬として一定金額を受け取れるボーナス制度のようなものです。
営業は、個人のスキルによって成約が取れる人とそうでない人の差が出やすいため、モチベーションアップのためにインセンティブの制度を取り入れる企業が増えています。
インセンティブは、例えば「個人の売上が100万円を超えたら5万円」や「成約1件につき3,000円」など、ノルマや金額は企業によって異なります。
自分が努力した結果が給料として返ってくるということにやりがいを感じる人は多いです。
営業職へ転職する人に求められる3つのスキル
営業職に転職する上で求められるスキルは、以下の3つが挙げられます。
- 問題解決能力
- ヒアリングスキル
- コミュニケーションスキル
上記の3つは営業に必須のスキルであり、このスキルを磨くことでより多くの成約が取れるようになります。
それでは以下で詳しく解説していきます。
1. 問題解決能力
問題解決能力は、営業職をするうえで必要となるスキルです。
なぜなら、営業とは「顧客の問題を解決するための商品を売り込むこと」からです。
顧客は自社が抱える悩みを解決できない商品は買おうと思いません。
例えば、あなたの会社であつかう商品が「超高速インターネット光回線」だったとしましょう。
この商品を「回転率がいい牛丼屋」に売り込んだとしても必要とされませんよね。
逆に、「マンガ喫茶」や「コワーキングスペース」を運営している企業へ売り込めば、興味がある人はでてくるはずです。
上記のように「自社商品はどんな人が抱える悩みを解決できるか」という考え方ができるかが、営業に必要なスキルとなります。
2. ヒアリングスキル
顧客の話を聞き、悩みを引き出す「ヒアリングスキル」は営業職にとって重要なスキルです。
ヒアリングスキルとは具体的に、商談の際に顧客が「何に困っているか」を引き出すスキルのことです。
既存顧客に対しては、実際に自社商品を使った顧客の不安や悩みを解決するサービスを追加で作ったりすることで、さらにつながりの深い顧客へとなってくれます。
新規顧客に対しても、自社商品を売り込むためにはヒアリングが必要です。
例えば、個人経営のカフェに「超高速インターネット光回線」の営業をかけるとしましょう。
店長は「そんな過剰な速度のインターネット回線はいらない」と判断しています。
しかし、ヒアリングで「お客さんがすぐ帰ってしまう」「リピーターになるお客さんが少ない」という悩みを引き出せれば「それはインターネット回線が遅いから、長居しにくいと感じられているかもしれませんよ」と営業に入るのです。
上記の例のように、顧客は自社の問題点に気づいていない可能性があるため、成約につなげるためには顧客が「その商品、うちの会社の問題を解決できそうだから買うわ!」と判断しなければいけません。
商品の提案をする前には、顧客の悩みを引き出すヒアリングスキルが必要なのです。
3. コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは商談を円滑に進めるために、営業職にとっては必須のスキルです。
営業の最終的な目的は「自社商品を売る」ということ。
しかし、誰かもわからない人から商品を買うのは誰でも不安に思うため、その前に相手に信頼されることが重要です。
相手からの信頼を得るためには、コミュニケーションを取って「話を聞いてくれる人だ」「話が論理的でわかりやすい」と思われる必要があります。
営業職において意識するべきコミュニケーションとは具体的に、以下のことに注意しましょう。
- 相槌を打つ
- 目を見て話す
- 相手の話を聞く
- 説明は具体的にする
- 相手の理解度に合わせた話をする
いっぺんにすべてをこなすことは難しいと思うので、まずは「相槌を打つ」ことを意識してみましょう。
相槌を打つことで相手は「ちゃんと話を聞いてくれる人」だと思ってくれます。
営業職へ転職する人が持っていると役立つ資格3選
営業職へ転職したいと考える人が持っていると選考に役立つ資格は、以下の3つです。
- 営業士検定
- セールススキル検定
- MOS検定
営業職が未経験とはいえ「営業スキルを証明できる資格」を持っていれば、選考には有利に働きます。
それでは以下で、それぞれの資格の内容を含めて詳しくご紹介します。
1. 営業士検定
「営業士検定」とは日本営業士会が実施しており、基礎的な営業力から「データを用いた論理的な営業力」までを測るための検定です。
営業士検定で求められる知識がなく「効率の悪い営業をする人」の中には、以下のような営業スタイルの人がいます。
- 訪問数を増やして相対的に成約数を増やす
- 商品の説明だけをして顧客に押し売りする
- 営業戦略・戦術の提案もせず成約してもらおうとする
上記のように、顧客のニーズを理解せずに営業活動をする人は成約率が上がりません。
営業士検定の知識を身につけることで「自社商品を使うことで、顧客にはどんなメリットがあるか」などを論理的に説明できるようになるため、顧客が納得したうえで商品購入を決めてくれる確率が上がります。
営業職が未経験の方でも、営業士検定を持っていれば「基礎的な営業力を持っていること」を証明できますよ。
2. セールススキル検定
セールススキル検定は「NPO法人セールスキャリア開発機構」が実施している検定で、営業力を測るためのものです。
セールススキル検定における「営業力」とは、具体的には以下のスキルのことを指しています。
- 行動力
- 顧客と仲良くなる力
- 論理的なプレゼンテーション力
上記のスキルを証明できることから、セールススキル検定に合格すると「顧客と良好な関係を構築できる営業担当」認識されます。
セールススキル検定には3級〜1級までの難易度が存在します。
基礎的な営業力を持っていることを証明するためには、まずは3級を受験してみましょう。
3. MOS検定
MOS検定とは「Microsoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の略で、マイクロソフト社が提供するソフトをあつかえるスキルを証明する検定です。
MOS検定は、以下の4つのソフトが対象です。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
それぞれのソフトで別の試験が存在し「スペシャリスト」と「エキスパート」と2段階の難易度があります。
また、バージョンによっても試験範囲が若干異なります。
MOS検定を持っていると、基礎的な部分をあつかえるということから応用的な操作も可能であることが証明できます。
営業職の場合「PowerPoint」の「エキスパート」資格を持っていれば、顧客にわかりやすいプレゼン資料を作れることが証明できたりするのです。
未経験から営業職へ転職する際の2つの選考対策
未経験から営業職へ転職したい方に向けて、選考対策をする手順をご紹介します。
手順は以下のとおりです。
- 志望動機を考える【例文付き】
- 自己PRを考える【例文付き】
選考対策をすることで、転職活動を円滑に進めましょう。
もし「ひとりで転職活動を進めるのが不安」という方がいれば、転職エージェントを利用することがおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、選考の手順や面接対策なども手厚くおこなってくれます。
それでは、以下では自分で選考対策をする場合の手順を詳しくご紹介します。
1. 志望動機を考える【例文付き】
営業職は人手不足で採用したい企業が多いとはいえ「なんとなく選んだ」という人を雇うことは「すぐ辞めるかもしれない人を雇う」というリスクになります。
そのため「働きたい理由」をきちんと伝え「この会社で営業をやりたい」と理解してもらうことが重要です。
営業職へ転職する方が志望動機を考える際は、以下のポイントを意識しましょう。
- なぜこの会社に応募したのか
- 前の企業はなぜ辞めたくなったのか
- なぜ未経験から営業をやりたくなったか
それでは上記の点を意識して作った志望動機の例を見てみましょう。
以下では「ゲーム会社の営業職」に応募する場合を想定しています。
私が貴社の営業担当を志望した理由は、2つです。
1つ目は、貴社が開発する「〇〇」というゲームを広めたいからです。私自身「〇〇」のシリーズを長年プレイしてきたファンであり、このゲームをプレイしてもらえることでユーザーの娯楽となると確信しているからです。そのため、多くの人にプレイしてもらえることに貢献したいと考えました。
2つ目は、自分の成果を正当に評価してもらいたかったため、営業職を選びました。私は以前まで車の部品を作る工場で働いていました。しかし、現場ではどれだけ熱心に仕事をしてもサボっている人と評価が変わりません。そんな状況が嫌だったため、未経験ですが仕事の成果がわかりやすい営業職に就きたいと考えました。
2. 自己PRを考える【例文付き】
営業職に限らず、転職で自己PRを考えることは重要です。
あなたと同じように転職活動をしているライバルがいるため、ほかの転職者とは異なる「あなたを雇う理由」をアピールする必要があるからです。
それでは、以下に「自動車部品メーカーの工場勤務」から「IT系の営業職」に応募する場合の自己PRの例を挙げますので、参考にしてください。
私の強みはフットワークの軽さです。前職では自動車部品を作る工場で働いていたのですが、トラブルなどで人手不足になったときはすぐに応援に駆けつけていました。現場では常にアンテナを張り、困っている部署に対してどんな対処をすればいいかを迅速に判断できます。
この経験は、貴社の営業では「既存の顧客から、システムエラーの対処を依頼された時」など、各現場と協力して迅速に対応策を考えることなどに活かせると思っています。
営業職は未経験ですが、このフットワークの軽さを活かし顧客から要望を答えられる営業マンになりたいと考えています。
未経験から営業職への転職を成功させるための3つのポイント
未経験の方が営業職へ転職する際に、転職を成功させるためのポイントを3つご紹介します。
- ブラック企業を見極める
- 自分の興味がある業界へ応募する
- 転職エージェントを利用する
せっかく転職するなら、あなたが本当に就職したい企業の内定を獲得するためのポイントをおさえましょう。
それでは以下で詳しくご紹介します。
1. ブラック企業を見極める
転職する際はブラック企業を見極められるようになりましょう。
転職先がブラック企業ですぐに「辞めたい」と思ってしまったら、転職できたとはいえ「転職成功」とはいえませんよね。
ブラック企業を見極めるためには、以下のポイントを意識して求人を探しましょう。
- 給料が相場より安い
- きついノルマがある
- 選考が少なく簡単に採用される
求人情報や面接時に上記のポイントがわかれば、応募しないようにしましょう。
機会があれば、社内の人に仕事の様子を聞いてみるのがベストです。
2. 自分の興味がある業界へ応募する
営業職はどの業界にも存在する職種であるため、あなたが興味のある業界へ応募しましょう。
営業職は紹介する商品への理解度が重要です。他人へ紹介する商品のメリットもデメリットも深く理解していることで、本当に必要としている人に営業をかけられます。
例えば、あなたがファッションに興味がある場合、アパレル関係の営業を選びましょう。
アパレル業界は店舗で販売をしているイメージが大きいですが、営業の仕事内容としては「百貨店に小売店を出店してもらうための営業」や「セレクトショップに自社商品を置いてもらうための営業」などがあります。
上記の例のように、どの業界でも営業職は存在するため、あなたが興味のある業界で活躍できることをアピールしましょう。
3. 転職エージェントを利用する
転職活動を成功させたい場合は、転職エージェントに相談することがおすすめです。
転職エージェントを利用すると、以下のメリットがあります。
- おすすめの転職先を選んでくれる
- 転職のスケジュールを組んでくれる
- コネクションがある企業を紹介してくれる
- 提出書類の添削・面接対策をしてくれる
- 退職のサポートをしてくれることもある
転職のプロが、採用側の意見を含めた客観的なアドバイスをしてくれるため、転職前の不安を解消できますよ。
また、ほとんどの転職エージェントは無料で利用できるため、登録だけでもしてみましょう。
転職エージェントについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
まとめ
この記事では、営業職に転職したい人が知っておくべきことをご紹介しました。
営業職は未経験の方や20代〜40代の方でも始められる、需要の高い職種です。
そのため、営業で必要な以下の3つのスキルを磨くことで、転職しやすくしましょう。
- 問題解決能力
- ヒアリングスキル
- コミュニケーションスキル
転職のやり方が不安だという方は、選考対策を無料でおこなってくれる「転職エージェント」の利用を考えましょう。
転職エージェントの選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。